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雨水タンクが設計ミスで悶絶したけど補修した!
先日自作した雨水タンクですが、その後検証のための雨待ちをしていました。これまでのお話は次のページからご覧ください。
雨水タンク自作!材料を買って自作していくよ! 雨水タンク自作!まずは情報を集めて設計から!
で、実際に雨が降ったら色んなところから雨水が漏れて大変なことに…なったけど、なんとか補修したよ!
最初に不具合が出たのは、雨水からゴミを取り除くためのフィルタ用のポリタンク。グルーガンでガッチリと固めたつもりだったところから水が漏れてました。
ポリタンクのキャップに穴を開け、パイプを差し、その上をグルーガンで塞いだわけですがシーリングが足りなかったようです。
パイプを差すだけでなく、キャップの両側から締め付けられるようネジ式の部品を買い、しっかりとシーリングできるようにシーラーを購入。
しかし新しい部品がポリタンクに入らず、断念(涙)
フィルタ用に用意したポリタンクですが、それほど不純物が取り除けなかったことと、雨水タンク本体に付けてある蛇口は取り外すことができ、そこから汚れを流すこともできることから要らないということに。ポリタンクは洗って普通の灯油缶として使います。
そもそもグルーガンのノリは固まるとカチカチになりますが、どうもシールが弱いようで水漏れの一因になっていました。なのでエポキシパテで、しっかりと固めることに。
こんな感じでガッチリと。固まるとコンクリートのように硬くなります。
ここでもう一つ問題が発覚。排水パイプの取り付け位置が給水パイプとほぼ同じ高さとなっているため、雨水がタンクいっぱいに溜まってしまうのです。
雨水タンクの巨大なふたはシールが甘く、ここからも雨水が漏れてしまいました。
しょうがないので、排水パイプの位置を給水パイプよりも低い位置に変更。
最初に穴を空けた部分にはふたをしました。
よし、これでいいだろうと思ったら雨どいとの接合部がバックリはがれてる!(泣)
実はこの部分もポリタンクと同じようにパイプを差して、上から固めただけでした。パテでかためればなんとかなるかと思いましたがダメでした。
雨どいを短く切り、給水パイプとの接合部分をネジ式にすると同時にシーラーを挟みました。
さらにその上から、シール剤をいっぱい付けて固めます。
雨どいからのパイプは雨水タンク側には差し込むだけにして、後から取り外せるようにしました。そうして雨水タンクを洗いたいときに別の場所に持っていけるようにしました。
やっとこ完成!これで、水漏れも無く、排水もちゃんとされるようになりました。長かった…
雨水タンク自作にかかった費用は、これだけ!
今回買う必要の無かったものを除くと、ざっくりこれぐらいの費用がかかりました。
- 塩ビ給水パイプ 462円
- 排水ホース 1,077円
- 継手(ネジ付き)678円
- ホールソー 2,036円
- 継手エルボー 95円
- 継手ソケット 158円(=79×2)
- 塩ビ用接着剤 321円
- 雨水タンク本体(200リットル)7,538円
- 雨水タンク用蛇口 2,138円
- 合計14,503円
雨水タンク本体は形や貯められる水量によって価格は様々です。また今回は特殊な環境に合わせて工具を購入したりしましたが、普通は不要です。雨どいを切るためのノコギリぐらいは必要だと思いますが。
今回パイプの接合部のシーリングが、思いのほか厄介だとわかりました。かなりしっかりとやらないと水が漏れるんですね。
その点、雨水タンクに取り付けた純正の蛇口は当然ながら全く水漏れしませんでした。
特殊な環境で無ければ、多少高くとも一通りの部品が揃った雨水タンクのキットを購入した方が、色々と楽できるし品質的にも安心できると思います。
自治体によっては雨水タンクの購入に補助金を出してくれるので確認してみましょう。購入前に手続きしないと補助金が出ない場合もあるので、必ず事前に確認しましょう。
ということで、雨水タンク自作はこんな感じで結構苦労してしまいました。やれやれな感じの雨水タンク自作でしたが、なにかの参考になれば幸いです!