独立6年目の2020年を振り返る

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2020年末で独立から丸6年。コロナウイルスの影響で仕事の方向性について転換を余儀なくされた年になりました。

2020年の振り返り

昨年書いた振り返りの中で具体的な目標設定は掲げていませんでしたが、仕事の中心にCGを持ってくるということを書いていて、具体的には次のようなことを考えていました。

  • CG案件を増やす
  • C3D(CGコミュニティ)の収益化
  • 他のクリエイターとのコラボ
  • 過去に作ったダンボール製品を売り切る

CG案件は待ちの営業で、昨年お取り引きがはじまった会社からいただける予定だった案件をコロナウイルスの影響で失注。ダンボールアート関連でも、幾つかイベントのお話がありましたが消滅。

C3Dオフライン勉強会は、まさかの未開催。クリエイターとのコラボイベントも中止。春頃にコロナが広まったときは、年末には収束するだろうと思いましたが甘かったですね。

メディアとして成長させてスポンサーを得たいと前々から考えていたC3Dですが、次のオフライン勉強会がいつ開催できるかもわからない状況。ダンボール製品はまだ在庫があり、売り切ろうと思っていましたが、オフラインでの活動がままならず、こちらもあまり進展はなし。

と、コロナウイルスの影響が色々とあったわけですが、取材していただいたり、オンラインでの引き合いを色々といただき、新しい可能性も見えてきました。

純粋な取材だけでお金をいただくことはなく(制作や製品レビューなどが含まれる場合はいただきます)、収益はほとんど無かったものの、お声がけいただけること自体がありがたいですし、CG関連のイベントや製品レビューなどの引き合いがあったのも嬉しいところ。CGを中心に持ってくるという目標は少し前進した感じ。

また今年はオンライン配信の需要の高まりを肌で感じました。気持ち的にどうしても億劫なところがあって、すぐにオンラインで何かを行うことはできなかったのですが、年末ぎりぎりの12月29日というタイミングでC3Dとして初めてのオンラインイベントを開催。

C3D初のオンラインイベントを開催、モジョンさんからサプライズ発表も!|C3D

オンライン開催でも、いつもの勉強会のような全員参加の和やかな雰囲気で開催できてとてもよかったです。視聴されている方にもライブモデリングに参加していただくなど、盛り上がりました。

ライブ配信の方法もわかり、オンライン配信に対する気持ち的なハードルが下がったのも大きな収穫。来年からは積極的に配信をやっていきます。

仕事の面では色々ありつつも、一年間温めていたくだらないネタを形にして過去最高にバズったりしました(笑)

元々、在宅なので仕事環境的には大きな変化はなく、逆に世間的にオンライン打ち合わせなどが一般化したために、打ち合わせや取材対応などがやりやすくなりました。

2021年の目標と展望

2020年はCGを中心に持ってくるということが少し進んだ感じでしたが、2021年はそれをさらに進めたいところ。具体的な目標は次のとおり。

  • CGの受注案件は現状維持
  • 個人作品は引き続き作る(CG・ダンボールアートともに)
  • オンライン配信を積極的に行う(CGとできればダンボールアートも)
  • ダンボールアート設計図のオンライン販売

CG案件は年初の予定が無くなったものの、年末になってこれまででもっとも規模の大きいお仕事をいただきました。正直マシンも自分もスペックが追いつかず、色々とご迷惑をおかけしているのですが、踏ん張って次のステップにつなげます。

CGの受注案件は、いまのところお世話になっている会社以外に積極的に手を広げるつもりはありません。自分が急成長でき、良いタイミングで機会が得られたときは考えますが。

個人作品は引き続き。自己満足ではなく、収益につなげる方法を考えます。オンライン配信はCGやダンボールアートのワークショップに活用できると思うので、こちらは力を入れていきます。

ダンボールアートは設計図のオンライン販売を行う予定が途中で案件が入ったりして実現できなかったため、こちらはきちんと形にします。

振り返れば独立の後押しになったのはブログでした。発信し続けることにより、予想もしていなかった機会に恵まれたのです。またこの経験を通じてマーケティング的な知識や能力も養われたので、これは動画配信にも活かせます。そういう意味で配信はゼロからのスタートではありません。続けることで何が起こるのか楽しみです。

と、例年ならここで締めたと思いますが、コロナウイルスが世界的に蔓延する中、痛感したことがあります。それは「自分のことだけで考えていては駄目」ということ。

コロナの影響で飲食、宿泊、観光、航空など直接的に大きな打撃を被っている業界が多くあります。でも経済も人間も自然も、すべてつながっているわけで、いま自分に直接的な影響がなくても、それは回り回って帰ってくることでしょう。

大きなことはできませんが、少しでも苦しんでいる業界の人達の助力になるようなことをしていかなくてはいけないと考えています。そのことを念頭に置きつつ新年を迎えて、自分自身も成長していければと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます!