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エアコンの室外機を濡れタオルで水冷すると、エアコンの効きがよくなるらしいという情報をSNSで見かけ、一週間ほど試してみました。
追記: 今年(2022年)は新たに二重窓(二重サッシ)を設置しました。遮熱効果は抜群。室外機水冷より、こちらの方が圧倒的に効果的でした…
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室外機を濡れタオルで水冷するとエアコンの効きがよくなる?
室外機水冷のネタ元はこちら。記事にはエアコンの効きがよくなったという喜びのコメントが多数。
「エアコン室外機の水冷システム」エアコンを効かせるライフハック(temita)
エアコンの効きをよくするためには室外機の温度を下げるべしというのは過去に聞いたことがあり、日よけアイテムを取り付けたりもしました。
でも風で飛ばされるし、ワンシーズンで劣化してボロボロになるし、室外機の温度が下がっている感じもしなかったのでリピートはなし。
今回も本当に効くのかどうかは眉唾と思いつつ試すことに。
濡れタオルを使った室外機冷却の方法
濡れタオルを使った室外機の冷却方法は写真を見てもらうのが一番わかりやすいですね。こんな感じでタオルを常に湿らせた状態にしておきます。
試したときは最高気温が40℃近い過酷な日もあり、すぐにタオルが干からびてしまうのではないかと思いましたが、そんなことはなく水分を保ってくれました。
最初はまめに洗面器に水を足していましたが、日中、水がなくなってからある程度の時間が経ってもタオルの水分が保たれていたため、適当なタイミングで継ぎ足すことに。
さらにエアコンの排水ホースからポタポタと落ちてくる水がすぐに貯まるため、排水だけで冷却用の水をほぼまかなえるという永久機関のような状態に(笑)
さすがに一日では効果がわからないと思ったので、一週間ほどかけて検証してみることにしました。
検証時の天候や気温、エアコン利用状況と結果
検証を始めたのは2018年7月24日午前8時45分頃。この週の天候や最高気温は次のとおり。
- 24日:37℃ 晴れ
- 25日:37℃ 晴れ
- 26日:35℃ 晴れ
- 27日:32℃ 晴れときどき曇り
- 28日:35℃ 晴れ(台風接近にともない、夕方から冷却休止)
- 29日:35℃ 晴れ(台風の影響で風が強く、冷却は終日休止)
3台あるエアコンのうち、2台は24時間ほぼフル稼働(1台は、お昼の時間帯に止めたことが1日ありました)。客間のエアコンは夜間(PM8〜AM7ぐらい)のみ使用。
普段は1台が24時間、もう1台は夕方から翌朝まで動かしていますが、検証を行った週は身内が帰省しており、夜間は3台のエアコンが稼働していました。
また28日夕方からと29日は、台風により強風となっていたため、水冷は行っていません。
スマートメーターで電気使用量を確認して、効果検証を行います。こちらがその結果。
最高気温がが32℃だった27日は電気使用量が少ないです。外気温が高いとエアコンの負荷が上がり、結果として電気使用量が増えるのだと思います。
28日の夜と29日は水冷ができていませんでしたが(強風で空冷できていたかも笑)、検証した一週間はいつもより電気使用量が増えていたことは間違いありません。
24日の週は前週と比べると少し暑さが和らいだと感じる日もありましたが、雨は降らず、連日30℃を超えており猛暑でした。加えてエアコンの稼働台数がいつもより増えていることを考えると、水冷によって電気使用量は少し減っているといえそうです。
室外機の濡れタオル水冷は一定の効果があると思われる
室外機の表面を濡れタオルで冷やすことで、電気使用量が少し減らせる(と思われる)ことはわかりました。
これが室外機への負荷が軽減された結果であるなら、エアコンの効きがよくなるということもありえるかな。
業務用エアコンには室外機を水冷する機構が搭載されたものもあり、少なくとも室外機を冷やすという発想は間違っていないようです。
ただし室外機に物を載せておくと、風で飛ばされて周囲に迷惑をかける恐れがあり、また室外機に悪い影響を与えることもあり得るため、試すときは自己責任でお願いします。
いわいのあとがき
こんなことでエアコンの効きがよくなるのかと疑っていましたが、意外にも効果はあるようで驚いています。この夏ずっと試してみて、どれぐらい電気使用量が減らせるのかが興味深いです。
効果があるようなら毎年実施したいところだけど、絵面(えづら)があまりにも微妙なので、もっとスマートな感じにしたい(笑)
ちなみに電気代を減らす方法については過去記事で書いています。興味があればご覧ください。