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デイリーポータルZに取材してもらい、その記事が公開されました。
思い起こせば、役に立たないといわれ続けてきたことを、好きというだけで、長年ずっと続けていたら、こういう楽しいことにつながったという感じです。
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そもそも、なぜ「ダンボール」なのか?
ダンボールアーティスト/ブロガーという肩書きで活動していると「なぜ、ダンボール(アート)なんですか?」ということをよく聞かれる。自分が逆の立場でも聞きたくなると思う。
理由はいたって簡単で、ネットでダンボールでアイアンマンを作った人が海外にいるという記事を目にして、ダンボールなら自分でも作れそうと思ったから。ってことは前にも書いた。
ほとんどの人が作れそうとは思っても、実際に作るところまではいかない気がするんだけど、なぜか無性に作りたくて、検索しまくって、アイアンマンの顔の設計図を発見。作ったらすごく楽しくって、飲み会に持っていったら大ウケ。
その後、設計図がCGソフトで作られていることを知ったんだけど、CGは10年以上も役に立たない趣味としてずっと続けていて、え、それなら自分で設計図から作れるわ!ってなったところからダンボールで色々と作るように。
CGよりもさらに役に立たないダンボールアートの趣味
会社員時代にCGが必要な仕事はしたことがなかったので「なぜ、おまえはCGをやっているのか」と、ずっといわれ続けてきた。なんでって、楽しいからに決まってんじゃん。仕事で役に立たないことぐらい、わかっとるよ(笑)
まあでもCGは近年、急速に応用範囲が広がりましたね。元々はCGが使われる場面としては、映像、建築、ゲームなどの世界だった。でも最近は3Dプリンタを使ったものづくりや、VRやARでも使われていて、画面の中から外へと使われる場を広げている。
でもダンボールアートは、この先もそういう使われ方にはつながらないだろうし、役に立つとは思えない。当然、おまえはなぜダンボールで変なもの作ってるんだってことになる(笑)
ついつい、はまってしまったのは、自分で設計ができるおもしろさもあるけど、CGよりもわかりやすく、比較的短時間で完成させられて、見てくれる人の反応もよいから。
CGって、いまどき皆が超絶クオリティのフル3D映画に見慣れてしまってて、相当作り込んだものでなければ、生暖かい目で見られてしまいがちなわけですが、そこまで時間をかけることも中々できん。
でもダンボールで造形している人は少ないし、なにか形にすると皆がおもしろがってくれるので楽しい。もっと皆をびっくりさせられるようなものを作りたいという気持ちにつながっていく。
でも役には立たない。しかし突然注目されることになった。
ブログで公開していたダンボールアートがきっかけで制作依頼、そして退職してフリーランスに
会社員時代にブログでダンボールで作ったアイアンマンとかガスマスクとかをネタとして公開していたところ、テレビ局から制作依頼が。まだダンボールアートを始めてから1年ぐらいしか経ってなくて、作品数も4個ぐらいだった。
おもしろそうだったから依頼を受けたところ、2ヶ月後にディズニーから制作依頼があって、制作の模様を密着取材されるという、まさかすぎる展開。
中京テレビの新番組「ボイメン★騎士」用にダンボールロボットを作りました
ディズニー映画「プレーンズ2」の主役キャラをダンボールアートで制作、テレビに密着取材もされました
その後、会社を退職してフリーランスとなり、ダンボールアーティスト/ブロガーという恥ずかしい肩書きで活動開始。
石橋を叩いて渡るような性格は自他ともに認めるところで、よく周りの人からは「絶対に会社を辞めないタイプだと思ってた」といわれる。まあそう見えただろうな〜
Ogaki Mini Maker FaireでデイリーポータルZと出会い、今回取材してもらうことに
昨年、Ogaki Mini Maker Faire 2016(OMMF2016)というイベントに初出展。運営側からの事前案内で、誰かの隣に出展したいとかの希望があれば書いてくださいというのがあって、デイリーポータルZのお隣を希望(参加者リストを見て、デイリーポータルZも出展することがわかった)。
その後、なんの音沙汰もなく、あの伺いはなんだったのだろうかと思ってたんだけど、出展場所の案内図を見たら、デイリーポータルZの隣だった。なにもいわずに調整してくれてたみたい。ありがとう(笑)
いつもおもしろいことをやってるデイリーポータルZの人達と仲良くなりたいと思って隣にしてもらったわけですが、皆さん、気さくで自分と同じく変なものをいっぱい作ってて親近感が(笑)
OMMF2016の記事で、私のダンボールアートも紹介してもらえて、とても嬉しかった。デイリーポータルZの林さん、べつやくさん達とは、イベントをきっかけにFacebookやTwitterでつながることに。
そして先日、ダンボールでバーチャファイターを作って公開したところ、林さんの目に留まり、取材してもらえることになったという流れ。
デイリーポータルZでダンボールアート作品を紹介してもらいました
役に立たないことが少しずつ仕事にもなり、楽しい取材にもつながった
ダンボールアート、CG、ブログ、最初はどれも本業とは関係のない役に立たない趣味だったけど、少しずつ仕事になってる。まだどれも発展途上だけど、やってて楽しい。
そんなことを続けていたお陰で、デイリーポータルZからも取材してもらえることに。皆さん、色々とものづくりをされているので、作品も実に細かいところまで見てくれるし、道具とか制作手法についても興味深そうに聞いてくれて、本当に楽しかった。
ずっと役に立たない変なことを続けているけど、楽しんでやってると、楽しげな人達が集まってくるのかもしれないなんて思った。ええ話や(笑)
いわいがダンボールアートを始めたきっかけ
中京テレビの新番組「ボイメン★騎士」用にダンボールロボットを作りました
ディズニー映画「プレーンズ2」の主役キャラをダンボールアートで制作、テレビに密着取材もされました