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告知していた親子向けダンボールアートワークショップが無事に終わりました!
今回はワークショップの模様や、よかったこと、反省点などをお伝えします。
午前中に会場入りして、ダンボールアートワークショップの準備
2017 年 4 月 23 日(日)、告知していた親子向けのダンボール兜(かぶと)を作るワークショップを開催しました。
親子向けにダンボールで兜(かぶと)を作るワークショップを開催します!
当日は準備のために午前 10 時前に会場となる HappyPrinters 尾州に到着する予定が、いつも利用しない JR 線のとてもローカルな区間でまさかの運転見合わせ。

慌てて迂回路を探し、予定より 30 分遅れの 10 時半頃、会場に到着。いつ見ても美しい Happy Printers 尾州が入っている Re-TAiL ビル。
電車のトラブルはあったものの、ワークショップは午後 1 時からの開催だったので時間的には余裕でした。
HappyPrinters 尾州の方がすでに机をワークショップ向けに並べてくれており、後は私がダンボールアートの材料を準備するのみ。

レーザーカッターを借りて、必要分のダンボールアートの材料をカットして机に並べていきます。

今回の参加者は 3 組の予定だったので、私がお手本を見せる分も含めてダンボールアートの材料を 4 セット用意。
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レーザーカッターで切ったダンボールは、断面にすすのようなものが付着しており、触っているとすぐに手が真っ黒になるため、できるだけ手が汚れないよう、断面はすべてウェットティッシュで拭きました。
切断面を拭くというのは、大分のアキ工作社から学んだものです。ダンボールアート製品をレーザーカッターで加工して生産しているアキ工作社では、膨大な数の製品を丁寧に 1 つずつ拭いていて、私もそれを真似して断面の汚れを拭いました。
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木工用ボンドとともに並べたダンボールアートの材料。
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ダンボールアートに色を付けるためのクレヨンや色鉛筆は持参をお願いしていましたが、念のため、会場側でも用意してくれていました。

ウェットティッシュも机に設置。
なんだかんだと準備しているうちに、あっという間に 12 時過ぎになってしまい、昼食は諦めて参加者を待つことにしました。
ダンボールアートワークショップはいきなり想定外の展開ながら、子ども達には楽しんでもらえました
ダンボールアートワークショップの開始時間が近づき、参加者の皆さんが続々と到着。
HappyPrinters 尾州のスタッフの方達が受付を開始するといきなり想定外の展開が!
3 人のお子さんと一緒にいらした方が、全員ワークショップに参加したいとのこと。 1 組の親子で複数の子どもが参加することは、まったくの想定外。
幸いダンボールアートの材料は 1 セットは余分に作ってありましたが、あと 1 つ足りません。
結局 1 人が我慢してくれて 4 人分の材料でワークショップを進めることになりました。いや〜本当に申し訳ないです。
そんな感じで始まったワークショップですが、最初に次のような確認と説明を行いました。
- 写真を撮影してもよいか(ネットなどで顔が出ても大丈夫かどうか)
- レーザーカッターで加工しているため、手が汚れてしまうこと
- 切断面で手を切らないように注意して欲しいこと
イベントを開催する側からすると、その状況がネットで広がってほしいと願うわけですが、顔を出したくない人もいらっしゃるので確認は必須。
ダンボールの断面は拭きましたが、ずっと触っていたら少しずつ手が汚れます。またレーザーカッターで切ったダンボールは手切りのものよりも断面が鋭いので、万が一の場合を考えて注意しておく必要があります。
実際には怪我の可能性はとても低いのですが、子どもは予期せぬ行動をとることがあるし、保護者の皆さんには念押しで注意しておいて欲しいと思って伝えました。
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注意事項を伝えた後で簡単な自己紹介として、ダンボールアーティストになった経緯や実績などを説明。
アイアンマンのかぶりものを手にすると「アベンジャーズだ!」というちびっ子がいたんですが、小さい子がそんなのを知っていてちょっとビックリ。

そしてようやくダンボールアートワークショップの本番開始!必要な部品を示して、皆さんに探してもらいます。子どもたちが積極的に取り組んでくれました。

部品が見つかったら、どのように組み立てていけばよいのかを説明。

そして部品に折り目をつけて、のりしろに接着剤を塗り、組み立てていってもらいます。

バラバラのダンボール部品が、徐々に立体的になってきました。

ダンボールアートワークショップに参加しない子ども達は HappyPrinters 尾州が用意してくれていたブロックで遊んでいました。

似たような作業の繰り返しに加え、後半はちょっとだけ難しい部分もあり、徐々にご夫婦での作業になってきた親子も(お父さんは、とても楽しんでくれていました笑)。

ダンボール兜がほぼ完成し、色付けの段階になると子ども達が再び積極的に参加し、色を塗っていました。

色の選び方や塗り方がとても自由だったのが印象的。子どもならではの自由な感覚ですね。

ワークショップの途中で希望を聞いて、文字をプリントしておいた丸い部品を接着。最後は飾りを本体に付けて、ダンボール兜の完成!
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早速ダンボール兜をかぶって撮影会。
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ダンボール兜が完成した後も大人気のブロック(笑)ちゃんと、かぶって遊んでくれているところが嬉しい(^^
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ダンボール兜は大人でもかぶれる大きさなので、子どもにはちょっと大きめですが、それがまた可愛いですね。

ダンボール兜をかぶって、子ども達と一緒に記念撮影。
参加者の皆さんには、昨年末の Ogaki Mini Maker Faire 2016 で販売した「伝説の剣」「伝説のフォトフレーム」をお土産としてプレゼントしました。家に帰ってからもダンボールアートを楽しんでもらえるといいな〜
Ogaki Mini Maker Faire 2016で販売するダンボールアート作品公開!
ダンボールワークショップは滞りなく終了!反省点は次に活かします
初めての試みだった親子向けのダンボールアートワークショップですが、子ども達には楽しんでもらえたかなと思います。
ワークショップでは作ることそのものを楽しんでもらい、お家では持ち帰ったダンボールアートで遊んでもらい、いらなくなったらリサイクルしてもらうというのが理想。
子どもってゲームや粗大ゴミになってしまうような素材で作られたおもちゃでなくても、十分楽しめると思うんですよね。
説教じみたことをいわずとも、子ども達がダンボールみたいなものでもおもしろいことができると感じてくれたらよいかなと。
なんてことを考えているわけですが、今回のダンボールアートワークショップを終えて、次のような課題が見えてきました。
- 告知期間が短すぎた
- 一組の親子で子どもの複数名参加を想定していなかった
- 子どもの年齢層を限定していなかった
- ワークショップに参加しない子どもの同伴を考えていなかった
4 月開催のイベントなのに、その告知を同じ月に開始。「予定が合えば参加したかった」という声が散見されたのは、告知開始からイベント実施までが短すぎたというのも一因だと思っています。
また、すでに書いたとおり、子どもが何人参加したいかを確認できていなかったので、材料が足りませんでした。
参加してくれたのは小学校入学前ぐらいの子どもが中心だったため、年齢としては適切でしたが、少し年上の子どももいて、ちょっとつまらなかったかもしれません。
会場側でブロックのおもちゃを用意してくれていて、ワークショップに参加しない子どもも遊べたのはとてもよかったです。
これがなければ親が子どもの相手をして組み立てが進まなかった可能性もありますからね。
3 組というのは募集枠の半分でしたが、結果的にはちょうどよい人数となりました。
仮に募集していた 6 組の枠が全て埋まっていたら、会場には収まりきらなかった可能性が高いです。
ダンボールアートは部品点数を減らし、組み立てが少しでも簡単にできるようにと配慮しましたが、幼い子どもにはまだ少し難しかったようです。
小学生未満の子ども達には「同じ形のダンボールを探す」「色を塗る」ぐらいが一番楽しめるようだとわかったので、この年齢層向けのワークショップではこの部分に重きをおき、組み立てなどはもっと簡単にしようと思いました。
今回は参加者の皆さんのマナーのよさもあり、ワークショップは大きな問題もなく終えられましたが反省点は多いです。
このような課題を踏まえて、次のワークショップはもっとよいものにしていきたいところ。
改めまして参加者の皆さん、HappyPrinters 尾州、集客の際に気にかけてくれた皆さんには、心から御礼申し上げます。ありがとうございました!
追記:HappyPrinters尾州は、2019年3月31日に閉店されました。