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開催当日にもSNSで、ちょこちょことイベントの模様をお伝えしていたOgaki Mini Maker Faire 2016ですが、おもしろい人達と知り合えて、収穫大でした。
今日から何度かにわけて、Ogaki Mini Maker Faire への参加準備のことやイベント当日のことなどをお伝えします。
わりと軽いノリで参加を決めたOgaki Mini Maker Faire 2016
Ogaki Mini Maker Faire 2016のことは、9月頃にFacebookで知りました。メーカーフェア自体は聞いたことはあったけど、イベントの性質はそれほど知らず、でも開催日は予定も入ってないし、時間もあるし、岐阜県だし、参加しちゃえぐらいのノリでした。
ブログでは主催者から正式な連絡をいただいた10月下旬に参加表明。このときは余裕しゃくしゃく。その後、色々と準備をし始めたところ、案外時間がかかることがわかり、イベント前日まで夜なべすることになりました(涙目)
ミニメーカーフェア向けに過去作品の蔵出しやリメイク
まずミニメーカーフェア向けに出そうと思ったのが、過去に作った等身大アイアンマン。
制作の模様は過去記事にも書いてあるので、ご興味があればぜひご覧ください。
2015年の制作時には、東京と名古屋で開催されたイベントで展示させてもらいました。その後はずっとガレージに眠っていたので、変形したり、劣化したりしていないか心配でしたが、ほぼ問題なく一安心。
もう1つ出そうと決めたのが、過去にデータファームさんからの依頼で作ったライフマスク。
データファームさんからの依頼で「ペーパーヘッド(顔のかぶりもの)」を作りました!
依頼主から自由に使っても良いという許可をもらい、今回のイベント向けにリメイクしました。自分で設計しているので、部品がバラバラになっても大体どの部分かはわかります。
とはいえ、顔の前面は細かめに作ってあるので、組み立ては難易度高め。
リアルな顔はモデル本人の顔写真を加工して作っており、シール印刷したものをダンボールの上にペタペタと貼り付けています。
生まれたてなのに大人(笑)
完成!
イベント直前までかかって仕上げたダンボールアートの組み立てキット
展示品は比較的スムーズに準備できましたが、大変だったのは販売を行うダンボールアートの組み立てキット。ダンボールアートはこれまで受注制作しか行っておらず、量産品を販売するのは今回が初めて。経験がないため、準備には非常に時間がかかってしまいます。
製品そのものは別のイベント向けに企画していたものなので、デザインはほぼ固まっていましたが、一人で量産するのは予想以上に大変。3種類のデザインを20個ずつぐらい作ることを考えていたので、大したことはないと思ってましたが、1つのキットに大して複数枚の板ダンボールを要するため、100枚以上の板ダンボールを使うことに。
いつもの工房に大量のダンボールを持ち込んで朝から晩までレーザーカッターを専有。
結局、全てをカットし終えるまでに16時間かかりました。部品をカットしたあとで仮組みし、不都合があったものはその場で修正。
カブトのデザインも最初は丸穴でしたが、西洋甲冑っぽくないので縦穴に変更しました。
色が付いていた方が魅力が増すと考えて、着彩サンプルも作成。
伝説の剣なので、伝説っぽい色にしました。
フォトフレームは童心に帰って自由な色使いに。
ワンコだから茶色っぽくとか考えず、フリーダムに思うがままに着彩。ちなみに目が黒くないのは自由さからではなく、絵の具切れによるものですw
こちらも完成!
塗ってないものとの比較。やはり色があると華やぎますな。
カブトも修正。西洋甲冑っぽさがマシマシ。
ダンボールを切り終えて、見本を作っても、それだけでは製品になりません。不特定多数の人がキットを組み立てられるようにするためには、説明書が必要。
レーザーカッターで切ったダンボールを触っていると、手が黒くなることを注意事項として書いたり、組み立て方法はイラストを多めに使ってわかりやすくしたりと、考慮すべきことは山盛り。幸い過去に取扱説明書を作る仕事をしていたことがあるので、作り方はわかっていましたが、わかるがゆえに手が抜けず時間がかかるという…w
説明書ができたら、今度はダンボールとともに袋詰。イベント前日の夜にひたすら袋に詰めていたんですが、ここまで来るとようやく製品っぽくなりますね。
本当は表紙絵のようなものを作りたいところでしたが、今回は時間的に無理でした。ダンボールアーティストという肩書ですが、実際には様々な仕事をしており、その傍らでの準備だったのでそりゃもう大変ですよ(笑)
次回はイベント当日の模様をお伝えします!