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エアコンの利用を減らして涼しい室内環境を保つべく、5月に開始したグリーンカーテン。
あれから3ヶ月経った現在は植物でモッサモサのカーテンができているはずでしたが、そこまでは至りませんでした。
これまでの記事は次の通りでございます。
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縦方向によく伸びて収穫を楽しんでいた2ヶ月後
グリーンカーテンを開始してから2ヶ月も経つと、苗は縦方向には良く成長し、副産物として期待していた野菜達もドシドシ収穫できるようになりました。
白ゴーヤ。
ゴーヤ。
ミニトマトときゅうり。あ、トマトはグリーンカーテンと関係の無い家庭菜園です(笑)
グリーンカーテンは斜めから見ると、うまくできたように見えますが…
正面から見ると、こんな感じでスキマが目立ちます。
この後、横方向に成長していくのだろうと思っていましたが、そうはなりませんでした。どうやら、摘心(てきしん)が足りなかったようです。
摘心とは新しい芽の先端の摘み取り作業のことで、これを行うとドンドンと分岐して葉が多く茂るようになります。
知識としては持っていましたが初めてのことなので、どこをどれぐらい摘み取って良いのか加減がわかりませんでした。
結果を見る限り、もっと大胆に摘みとっても良かったようです。
きゅうりが養分吸い過ぎ?下から枯れていく植物達
3ヶ月程になるとグリーンカーテン達が予想外の状態に。
植物は生い茂るどころか、下の方からドンドンと枯れていっているのです。
スキマだらけの足元。養分は土から吸い上げるものなので、栄養が行き届かずに土から遠い方から枯れるのかと思ったら、そうではありませんでした。
花木センターの人に教えてもらったとおりに、2週間ごとに追肥し、雨の日を除いて朝晩の水やりも欠かさず行ってきました。
途中で少なくなった土を足したりもしました。にも関わらず、ドンドンと下の方から枯れていってしまったのです。
原因は断定できませんが、きゅうりが養分を吸い過ぎた可能性が高いのかなと。
また、90cmのプランターに対して、苗を3つというのは多すぎたのかもしれません。
もっとも栄養を吸ってそうだったきゅうりは申し訳ないと思いつつも全て根本からカット。
その後、ゴーヤに息を吹き返して欲しいという願いも虚しく枯れは進行し、きゅうりが無くなった分、さらにスカスカな状態になってしまいました。残念。
グリーンカーテン成長不良の原因と対策
今回の状況からグリーンカーテンが思ったようには成長しなかった原因を予想しつつ、次回の対策を考えてみました。
成長不良の原因予想
グリーンカーテンが思ったように育たなかった原因として、次のようなことが考えられます。
- プランターに植える苗が多すぎた(90cmのプランターに対して3つ)
- 一つのプランターに数種類の苗を植えた
- 追肥や水やりに過不足があった
- 新芽の摘み方が不適切だった
ネットで検索してみるとプランターに植えていてもすごく生育の良いグリーンカーテンの写真が多く見られます。
なので、地植えに対してプランターだから栄養が足りないということは無さそうです。
横幅90cmのプランターは結構大きい方で、一般的には45~60cmのものが多く使われているようで、その場合、1つのプランターに対しては2つの苗というのが適切なようでした。
90cmあるなら3つぐらいまでは苗を入れても良いと思いましたが、これが最初の間違いという気がします。
また、1つのプランターにゴーヤ、朝顔・夕顔、きゅうりという3種の苗を入れてしまったことで、原因究明が難しくなりました。
プランターごとにゴーヤだけとかにしておけば、失敗要因の切り分けがしやすかったですね。
後は育てはじめの頃、結構、雨が続いたのでその影響もあるかもしれません。
次回のグリーンカーテンに向けての対策
今回は主にネットで情報収集を行い、自分で考えて色々とやってみましたが、もっと詳しい人に教わるべきでした。
花木センターのような植物を専門的に扱うお店には詳しい人も多くいらっしゃるので、もっと聞けば良かったかなと。
次回、グリーンカーテンに挑戦するときにはそうします。
ベランダでグリーンカーテンを作る際の注意事項
実際にベランダにプランターを設置して、数ヶ月、植物を育ててきてわかったことですが、水やりをすると少しずつ土が流れ、ベランダが汚れます。
また、枯れ葉やつぼみなどが多く落ちるため、こまめに掃除しないと雨どいや排水口を詰まらせる原因にもなります。
水道パイプで作った骨組みには大きな問題はありませんが、太陽の熱で少しだけ変形している箇所があり、暴風でガタガタと音がする日が1~2日ありました。
やはり、アパート、マンションでこのような大規模なグリーンカーテンを作るのはちょっと難しそうです。
作るのであれば、少なくとも最初は小規模なものにして様子を見ることをオススメします。
グリーンカーテンは猛暑対策になり得るか
グリーンカーテンがちゃんと育っていたとして、果たしてこの夏の暑さを軽減するだけのものになり得たかがもっとも重要なわけですが、これは環境によると感じました。
私は築40年ぐらいの一戸建て(鉄筋コンクリート)の2階を自室に使っています。
1階は夜にもなるとある程度は涼しく、真夏でも扇風機をつけっぱなしにしておけば凌げそうな日もあります。
しかし、2階には熱気が上がってくるようで夜になっても中々室温が下がりません。
2階の南側には大きな引き戸があり、日中はここからの日差しによって室内温度が高くなるため、今回はそこのベランダにグリーンカーテンを作りました。
室温の上昇を防ぐ意味ではグリーンカーテンがもっと生い茂っていたら、室温を下げるための一定の効果は期待できました。
ただ、1階から上がってくる熱気は構造的に防げず、グリーンカーテンによって扇風機だけで凌げるほどの涼しさにはなりませんでした。
これはグリーンカーテンが理想的に生い茂っていたとしても同様だったと思います。
今回は初めてだったこともあり、グリーンカーテンに必要なものを揃えるのに大体2万円ぐらいが必要でした。
エアコンの利用時間が増えて電気代が大幅にかさむのが一番怖いのですが、ネットの情報や友達のお話を聞いていると、思いの外、電気代は少なくて済むようです。
我が家の場合はグリーンカーテンの維持にかかる手間暇を考えると、暑さ対策や電気代節約という意味では素直にエアコンを使っていたほうが良さそうという結論になりました。
しかし、これはあくまでもお伝えしたような私の自宅環境下でのお話であり、全ての人にあてはまる話ではありません。
ご自身の住環境や性格(植物を育てる手間暇を惜しまない根気があるかなど)を考慮した上で、グリーンカーテンを設置するかどうかの判断材料になれば幸いです。
私の場合はグリーンカーテンからは期待したほどの効果は得られなかったものの、その経験を通して家庭菜園の楽しさがわかったので、これは続けてみようかなと。
また、外飼いのワンコはエアコンなど無いので、次回はワンコのためのグリーンカーテンを作ってやりたいと思ってます。
結果的にはホロ苦な感じになりましたが、何事もやってみないとわからないですから、良い経験になりました。
これからはベランダーとして野菜をいっぱい収穫できるように頑張ります(笑)