グリーンカーテンの材料と設置方法

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前回グリーンカーテンの効果と最適な植物について書きました。

グリーンカーテンの効果と最適な植物

今回は必要となる材料と設置方法についてお伝えします。

グリーンカーテンの材料

グリーンカーテンの材料は、全てホームセンターで揃えられます。具体的には次の通りです。

  • プランター
  • グリーンカーテン用ネットと支柱などの部材
  • 軽石
  • 土・肥料
  • ジョウロ

プランターは大きさ、苗は元気さを直接確めらるので実店舗に行くことをオススメしますが、ネットでも全て購入可能です。

プランター

プランターは作りたいグリーンカーテンの幅によって最適なサイズを選びましょう。

植物を地植えできるような庭をお持ちであれば、必須ではありませんが、最後の処理や連作障害を持つ植物を育てるときのことを考えるとプランターがあった方が便利です。

グリーンカーテン用の植物には、毎日、十分に水を与える必要があります。水はけを良くするために底面に穴の空いたものがオススメです。

グリーンカーテン用ネットと支柱などの部材

グリーンカーテン用ネットは、ネット(網)だけで販売されているものから、プランター側にネットを固定するためのフックや、ネットを吊るすための支柱(棒)などの部材がセットになったものもあります。

必要なものをバラバラに買うよりもセット販売されたものを購入する方が断然便利です。

グリーンカーテンセットには次のようなものが含まれています。

  • ネット
  • 支柱(2本)
  • プランター固定用の部材(ネジとフック)
  • ひも

ネットの網目の細かさはそれほど気にしなくても良いでしょう。

支柱はネットの上下部分で横に通して、ネットを帆のように張るためのものです。セットならネットの横幅に合わせたものが用意されています。

また、支柱の両端に吊り下げ紐を通すための穴も空いていて便利です。

プランター側にはネットを固定するためのネジやフックがあり、これを使えば簡単に固定できます。

ネットを吊るすためのひももセットに含まれます。ネットのサイズは様々なので、最適なものを選んでください。

縦の長さは、ちょうどのものは中々無いと思いますが、余った分は束ねておけば良いので長い分には気にする必要はありません。

軽石

植物には十分に水を与えなくてはいけない反面、水はけが悪いと植物が根腐れしてしまう可能性もあります。

軽石はプランターの底に入れて、土はその上にかぶせます。軽石を入れることで水はけが良くなり、通気性も向上します。

プランターの底面にメッシュ状のフィルターが付いていて、軽石と同様の働きをするものもあります。必須とまでは言えませんが、あった方が良いでしょう。

土・肥料

プランターに入れる土は、肥料が配合された「グリーンカーテン用の土」というものが市販されています。

グリーンカーテンが初めてだったり、家庭菜園などの経験が無い場合はこちらを使うと便利です。途中で栄養分を補給するために追加の肥料が必要になります。

苗は一株200〜300円程度で手に入ります。種から育てるのは時間もかかるので、手っ取り早くグリーンカーテンを作りたいなら苗を購入した方が良いです。

ネットでも購入できますが、できれば自分の目で見て元気そうなものを選びたいところですね。

ジョウロ

水やり用のジョウロです。一度に多くの水やりができるように大きめのものが良いです。プランターの大きさ次第ですが4リットルぐらい入るものだと良いですね。

ホースを使って直接みずやりできるようなら、ジョウロは不要です。

グリーンカーテンを始める時期と設置方法

グリーンカーテンを始める時期

グリーンカーテンは育てる植物や必要とする高さによっても違いはありますが、苗を植えてから2〜3ヶ月後ぐらいにはカーテンとして成長します。

暑さのピークとなる7月後半以降を目標とするなら、5月下旬ぐらいから始めると良いでしょう。

あまり早くから始めてしまうと、気温が低く植物の成長が悪くなる可能性もあります。

年によっても差がありますが、5月後半(寒の戻りはもう無いだろうと思える時期)ぐらいから始めれば大丈夫です。

グリーンカーテンの設置方法

材料を揃えたら、いよいよグリーンカーテンを設置していきましょう!

1.プランターに軽石を敷き、土を入れる

プランターの置き場所を決めて、軽石を敷いて土を入れます。

2.苗を植える

苗を購入すると、小さな容器の中で根っこが土にしっかりと絡んでいます。

そのままプランターに入れてしまうと根が定着しにくくなるので、プランターに植え替えるときは、根をほぐしましょう。

プランターに設置したあとは、十分に水を補給します。

3.ネット(網)を設置する

プランター側にネットを固定するためのフックを取り付けます。

ネットの下部に支柱を通してプランター側に固定し、上部にも同様に支柱を通したら、上部支柱の両端にひもを通して天井部に引っ掛けて固定します。

一軒家でグリーンカーテンを1階に設置する場合は、2階のベランダの手すりにひもを引っ掛けることができますが、マンションのベランダなどではこの手は使えません。この点については後述します。

4.植物のつるをネットに誘引する

ここまで準備ができたらほぼ完成ですが、仕上げとして植物のつるがネットに絡みやすいように誘引します。

すでにつるが出ているなら、手作業でネットに巻きつかせます。

最初の段階でつるが出ていないようなら、毎日の生育状況を見て、伸びてきたつるを誘引してあげましょう。

グリーンカーテンをマンションのベランダに設置する方法と注意点

マンションなどでベランダにグリーンカーテンを設置したい場合、最初の問題は天井側のどこにネットを吊るすかということです。

マンションのベランダは天井側がコンクリートであることがほとんどです。

穴を開けてフックを取り付けることもできますが、ちょっと考えてしまいますよね。

そんなときはネットを張るためのスタンドを使いましょう。そのような商品が販売されているので、最適な大きさのものを選んで購入します。

マンションでグリーンカーテンを作るときはグリーンカーテンそのものの強度や、設置した際に周りに与える影響に関して十分に考慮する必要があります。

グリーンカーテンのスタンドが風で倒れたり、飛んで行ってしまうようなものではいけないので、十分な強度を持ったものを選ぶこと。また、しっかりと固定する必要があります。

最近では小さな子どもがマンションの高層階から転落する事故も増えています。子どもがネットやスタンドを遊具にしてしまい、事故の原因になることも考えられます。

グリーンカーテンを作ると微生物や昆虫の生育環境となり、鳥も集まりやすくなるため、それらが周りの人達に迷惑をかける可能性があります。

諸々の状況を十分に考えた上でグリーンカーテンを始めましょう。

次回からはグリーンカーテンを実際に育てます!

さて、グリーンカーテンの効果、適した植物や設置方法までがわかったら、あとは実践!

ということで次回からは実際に、いわいがベランダで育て中のグリーンカーテンについて報告していきます!

つづきはこちら!

実践グリーンカーテン!材料を購入して苗を植えたよ!