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ペーパーヘッド勝又さんが完成!
静岡県富士市の一流ウェブ制作会社、データファームの依頼で始まったペーパーヘッド制作ですが、今回ついに完成です!!
前回までのお話は次のページからどうぞ!
ペーパーヘッド(顔のかぶりもの)のテクスチャや展開図を作っていくよ!!
データファームさんからの依頼で「ペーパーヘッド(顔のかぶりもの)」を作りました!!
展開図を作成したら、パーツを切り出し、組み立てて行くわけですが、今回はパーツ点数が多い上に、レーザーカッターが使えません。
なんとか、少しでも手間を省きたいと思い、シルエットカメオというカッティングマシンの導入を試みました。
カッティングマシンは、主にシールを切るために使われる機械です。シルエットカメオは、小型で、2.6万円ぐらいなので、個人でも十分に手が届きます。
これがあれば、部品を切り出す作業は、自動化できます。運良く、名古屋のコワーキングスペース、Basecamp NAGOYAにこちらの機器が設置されていたので、試すべく、足を運んできました。
初めてのカッティングマシンと格闘すること数時間。
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結果は惨敗(涙)
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シルエットカメオは、ペパクラデザイナーの開発元も推奨するカッティングマシン。クラフト用紙が扱えないはずがありません。
しかし、何度試しても、紙がズレて、くしゃくしゃになってしまいます。カッティングマシンの付属品に、粘着性の台紙があり、こちらで試したところ、ずれること無く紙を切ることができました。
やった!!と思いましたが、台紙から紙がうまく剥がれず、ビリビリに破れたり、粘着が強すぎて、紙が丸まってしまったりと散々。
メーカーに問い合わせたところ、手で何度も触って、粘着性を弱めてから使うと良いらしいとの助言が。もうちょっと、なんとかして欲しいな…
シルエットカメオは、友達も持っており、対処法を教えてもらったので、後日、試す予定ですが、今回は時間が無く、断念しました。
諦めて、印刷。
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A4用紙18枚分の部品を、手切りしながら、スティックのりで貼り付けて組み立て。
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口。
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目鼻。
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メガネとかかけさせてみる。オジサンと向き合う辛い作業です。
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こっち見ないでw
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メガネとかかけさせてみる。
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オジサン誕生。
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メガネとかかけさせてみる。
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結局、色々あって、2個作った。切って、貼っての組み立て作業に8時間。何が辛いって、夜中から明け方まで、オジサンと向き合うこと。
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ちなみに、メガネをかけていない方が、高解像度テクスチャを使ったもので、メガネの方が低解像度テクスチャになってます。
今回、CGソフトでモデリングとテクスチャ作成を行い、展開図作成のために、ペパクラデザイナーを使いました。
CGソフト側で作ったテクスチャは、ペパクラデザイナーに読みこませることができるので、その状態(CGモデルにテクスチャを貼った状態)で、展開図を作成すると、バラバラになった部品に、ちゃんと、テクスチャが反映されます。
先日と同じ画像ですが、次のような感じです。
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テクスチャの話から、なぜ、ペパクラデザイナーの話になったかというとですね、最終的な印刷データはペパクラデザイナーで作るため、テクスチャの解像度は、こちらに依存してくるんです(CGソフト側で解像度の高いテクスチャを作っても、ペパクラデザイナー側で制限がかかります)。
パッケージソフトとして市販されているペパクラデザイナーの通常版は、読み込んだテクスチャの解像度と、出力できる大きさに制限があります。
どれだけ大きなサイズのテクスチャを作っても、標準版では、1024×1024ピクセルにリサイズされます。
開発元から、ペパクラデザイナーのユーザーに対して、高解像度版のペパクラデザイナーのライセンスを販売しており、こちらなら、4096×4096ピクセルぐらいのテクスチャを読みこめば、50000×50000ピクセルの解像度で出力できるなど、実質的な上限は、あまり考えなくても良くなりそうです。
できるだけ良いものをと思い、高解像度版のライセンスを入手していたので、こちらで作った展開図と、標準版で作った展開図を印刷し、ペーパーヘッドを作りました。
今回のテクスチャは、2048×2048で作ったので、そのサイズが活かせる、高解像度版の方がキレイな仕上がりになってます。
標準版のペパクラデザイナーは、折り線の点線が入っていますが、高解像度版は、これが入りません(標準版でも設定で消せるかも?)。色味が大きく異なってて、ちょっと、面食らった。
ちなみに、高解像度版と低解像度版で、顔の形が若干違いますが、これは意図したものではありません。紙が薄いため、微妙な組み方の違いで形に差がつきました。
いわい史上、最も衝撃的な納品w 背徳感、ぱない。
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依頼者の勝又さんが社長という権力を振りかざして、若い子に自分の顔をかぶらせた図。これ、何ハラって言うんやろう。顔ハラ?w
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寂しそうです。切ない。
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初めての試みだったので、試行錯誤の連続でしたが、また、経験値が上がりました。満足できなかったこともあるので、次回、同様のものを作るときには、さらに完成度を上げていこうと思います!!
勝又さん、改めて、今回はご依頼ありがとうございました!!
ダンボールアート記事のまとめはこちら!
ダンボールアートまとめ