ペーパーヘッド(顔のかぶりもの)のテクスチャや展開図を作っていくよ!!

ペーパーヘッド

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ペーパーヘッドのテクスチャ作成!!

静岡県富士市の一流ウェブ制作会社データファームからの依頼で始まった、ペーパーヘッド作成でございますが、今回は、テクスチャを作っていきます!!

前回のお話は次のページからどうぞ!
データファームさんからの依頼で「ペーパーヘッド(顔のかぶりもの)」を作りました!!

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で、いきなり、閲覧注意な画像が…

上の画像は、勝又さんの正面と真横の写真を、Photoshopでレタッチしてつないだものです。この画像を作るために、Wacomのペンタブレット、Intuos Proを購入いたしましたよ。

前回、正面と真横の写真がズレたり、色が違うと駄目ということを書きましたが、それは、このような画像を作るときに、ズレが大きいと補正しきれないので、極力、避ける必要があるということです。

ちなみに、一般の人から見ると、かなり、キモイ感じに見えると思いますが、3DCGをやってる人には、この状態は「アジの開き」という通称で親しまれております。(CGやってる人でも、キモイかなw)

前回、モデルとなった勝又さんの頭部を、次のようにモデリングしました。

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このCGモデルに、勝又さんの顔写真を、ピッタリと描き込むために、UVマップというのを作る必要があります。

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小難しい説明は飛ばしますが、次の画像が、UVマップです。CGモデルを平面に開いた状態になってます。こちらを下敷きにして、Photoshopで勝又さんの顔を貼りこんだのが、冒頭の画像です。

CGモデルを平面に展開した状態でテクスチャを描き、それをまた、3Dモデルに巻きつけるという感じです。UVマップというのを使うと、そういうことができるんですね。

CGモデルにテクスチャを貼った状態がこちら。メガネが頭にめり込んでますが、今回は紙でかぶりものを作るのが目標なので、CG上でめり込んでいても特に問題なし。

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CGソフト内では、仮想空間の中で照明を当てていたり、面と面との境目がカクカクにならないように補完されたり(この機能はオフにできるけど)、テクスチャが補正されてたりと、色々あって、最終の成果物とは見た目が結構、変わってたりします。

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前回、斜めから撮った写真は、このような角度でCGモデルを確認するときに役立ちました。

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正面と真横から見て、問題が無いようでも、斜めから見ると形が正しくないことがわかることがあります。

勝又さんの顔は、正面から見ると、頬がふっくらとして見えますが、斜めから見ると、結構、引き締まっていることがわかります。参考に、斜めから撮った勝又さんの顔。

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顎から喉のあたりの肉付きは良いのですが、頬はシュッとしています。トリックアート顔です。

今回は、かぶりものにするため、組み立てにかかる時間を考えると、出来る限り、ポリゴン(面)の数を減らしたいところですが、依頼者からの要望もあり、目鼻口のあたりの立体感を程よく残す必要がありました。

頭頂部や後頭部などは、かなりざっくりとした面割りにできましたが、真正面は減らしたつもりでも、結構なポリゴン数になってしまいました。でも、形状的には良い出来になったかなと思います。

CGモデルとテクスチャを作ったら、次に必要になるのが、展開図。ここからは、ダンボールアートでも使っている、ペパクラデザイナーというソフトを使います。

こちらが、ペパクラデザイナーで作った展開図です。インクジェットプリンタで印刷するため、A4サイズの枠に収まるように展開していきます。

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拡大すると、ヤバイ感じが…w この点線の枠が、A4サイズです。上の画像をよく見ると、これが18枚あることがわかります。中々の大作です。

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さて、ここまで来たら、後は組み立てるだけ!!なんだけど、超大変でした。次回は、いよいよ、ペーパーヘッド勝又さんの完成です!!

続きは次のページからどうぞ!
ペーパーヘッド(顔のかぶりもの)がついに完成!!リアルで怖いぞ!!

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