エアコンつけっぱなしで電気代が6千円下がったので極意を伝授するぞ!

掃除中のエアコン

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エアコンはつけたままの方が電気代下がるというネットの噂を信じて挑戦してみたところ、なんと8月の電気代が昨年と比べて6,000円以上も下がるという驚くべき結果となりました。

昨年との計測条件の違いや節約のポイントなどを詳しくお伝えします。

実は昨年もエアコンをつけっぱなしにしたが惨敗

エアコンはつけっぱなしの方が電気代が下がるという話は昨年すでに耳にしており、挑戦していましたが、電気代が数万円とかになったらどうしようとか考えると怖くなって、実際にはちょこちょことスイッチを切っていました。

これがいけなかったのか、昨年8月の電気代は18,390円という過去最高と思われる高額に。かなり凹みましたが、今年は中途半端にオンオフをせずにエアコンをほぼつけっぱなしにした結果、8月の電気代は12,076円と、昨年同月比で6,314円も安くなりました。

昨年は利用方法が悪かったと思われることに加えて、今年は改善点があったため、電気代が下がったと考えています。

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エアコンをつけっぱなしにした自宅の情報

庭

1ヶ月間、エアコンをつけっぱなしにしたのは、自宅2階の仕事部屋です。詳しい情報は、次の通り。

  • 築40年ぐらいの、鉄筋2階建の一軒家
  • 2階は熱がこもるため、夏場はエアコンなしでは耐えられない
  • 南側は全面ガラス張りの引き戸で外気の影響を受けやすい
  • 遮熱のため、南側にはレースと遮光のカーテンを重ねて取り付けてある
  • 気密性が低いため、部屋から冷気が逃げやすい
  • エアコン部屋と隣接する寝室は半分は壁、半分はアコーディオンカーテンで仕切っている(そのため寝室側に冷気が漏れる)
  • エアコンは2006年発売の富士通ゼネラル製

1階は比較的過ごしやすく、北側の部屋では猛暑日でも扇風機なしで過ごせます(暑いけどね)。一方、2階は外気の影響を強く受け、夏は灼熱、冬は極寒。

夏の夜は涼しい日もありますが、網戸にしても風が通らず、室温が外気温よりも高くなることもあります。またエアコンの設定温度は26度にしておかないと部屋が十分に冷えません。エアコンは2006年に発売されたものなので、最新の製品と比べて省エネ性能に劣ります。

このように家もエアコンの機種も古く、決してよくない条件での検証になりました。

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電気代の計測条件と昨年との違い

電気代の計測条件、および昨年との違いは次の通り。

  • 8月の電気代の計測期間は、2016年7月19日〜8月17日の30日間
  • つけっぱなしにしたのは2階のエアコン
  • 計測期間中に、通算約34時間エアコンを停止
  • 1階のエアコンは夜間と日中に数時間だけ利用(暑い日のみ)
  • アンペア変更(50A → 40A)により、電気代が243.36円減
  • エアコンの利用開始前に業者に依頼してクリーニングを実施
  • 室外機にカバーを設置

エアコンをつけっぱなしにした方が電気代が下がるというのは、頻繁にオンオフを繰り返したときと比較した場合です。当たり前ですがエアコンを使わなければ電気代はかかりません。

電気代の計測期間中、とても涼しい日があったり、遠出をした日があったため、その間はエアコンを止めました。また7月下旬にアンペア変更を行ったため、基本料金が少し下がっています。40Aの基本料金は月額1,123.20円ですが、今回の請求では1,160.64円となっていました。昨年の同月は50Aだったので基本料金は月額1,404.00円。差額は243.36円。差分を考慮しても、昨年8月より約6,070円は安くなっています。

しかしもっとも効果的だったのはエアコンのクリーニングだと考えています。ホコリがかなりたまっていたので、エアコンの性能も落ちていたのではないかと。

掃除中のエアコン

こちらがエアコン掃除前の写真。わかりにくいですが、フィルタの下にあるフィンに、ほこりがモッサリ付着しています。自分で掃除しようか迷いましたが、失敗を嫌って専門業者にお願いしました。自動掃除機能付きエアコンは割高で、23,760円…

エアコンの内部は結露しやすいので、電源を切るときは乾燥モードのようなもので乾かしておくとほこりモッサリを防止できます(と、今回学びました…)。

エアコンの室外機カバー

他には室外機に次の写真のようなカバーを取り付けました。エアコンは実は室外機が重要で、こちらが熱せられてしまうと効きがわるくなるらしいと聞いたのです。

ただ室外機は屋外に設置するものだし、涼しいところに設置されていることの方が圧倒的に少ないはず。なのでカバーの効果はそれほど高くないのではと思いつつ、最善を尽くすために使ってみました(笑)ちなみに、まあまあお高いです。

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エアコンつけっぱなしで電気代を節約するコツ

悪い条件ながらも、昨年と比較してかなり電気代が下げられたことに結構驚きました。昨年が散々な結果でしたからね(苦笑)ちなみに1Kのマンションに住んでいる友達は、同じくエアコンつけっぱなしで電気代は2,800円程度だったそうです。

また新しく家を建てたばかりの友達からは、月のエアコン代電気代が5,000円程度(エアコンはつけっぱなしではない)と聞きました。気密性・断熱性の高い住宅では、エアコンつけっぱなしの効果は高そうです。

私自身が試したことや友達から聞いたことを踏まえると、エアコンつけっぱなしで電気代を下げるコツは次のようになります。

  • 古いエアコンは利用開始前にクリーニングする
  • 遮熱する(可能なら家の外で行う方がよい)
  • 涼しい日や外出時など数時間以上、エアコンが不要なときは電源を切る
  • 室外機の設置状況は念のため見直す

我が家のような悪い条件でも、エアコンつけっぱなしによる電気代節約効果は十分にありました。部屋の中にカーテンがあっても、太陽光が入り込んで部屋を暖めてしまうので、太陽の熱は部屋の外で遮るのが理想です。昨年は遮熱のためにベランダでグリーンカーテンを育てましたが、生育がいまいちで遮熱効果はありませんでした(涙)

初めてのグリーンカーテンはホロ苦な感じになってしまいました

スマートメーターが設置されているようなら、日別、時間別の電気使用量がわかるので、1ヶ月間ドキドキしながらエアコンをつけっぱなしにしておかなくても、数日間の結果をもとに電気代を試算できます。

一足先に未来きた!スマートメーターが電気代節約に超役立つ!

そんなわけで夏場はエアコンをつけっぱなしにすることで、電気代節約に一定の効果があるという結論になりました。ただし効果は条件によって大きく変わるし、昨年の私のように高額になってしまう可能性もあるので、挑戦するぞって人はお忘れなく。

ちなみに冬場は石油ファンヒーターのために灯油代が毎月数万円かかっており、夏場とは比較にならないぐらい光熱費がかかっています。エアコンのつけっぱなしが冬場でも電気代を抑える効果があるなら、石油ファンヒーターの代わりに使うことで灯油代を大幅に削減できそうです。

冬は乾燥の問題がありますが、灯油代を抑えらるようなら、高級な除湿機を購入しようと思います。最後は脱線しましたが、私の検証結果を踏まえてエアコンつけっぱなしによる電気代節約に挑戦してみてください!(自己責任で!w)