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愛用しているBOSEのイヤホンケーブルが経年劣化でひび割れてボロボロになったためDIYで補修しました。
Sugruという固まるとゴムになる補修材を使ったんですが、これが中々の優れものですよ。
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経年劣化でボロボロになってきたイヤホンケーブル
愛用しているBOSEのイヤホンは付け心地もよく、音にも満足しています。難点はイヤホンケーブルの被覆が大体2〜3年ぐらいで割れ始めること。
BOSEのイヤホンは現在のもので3個目ですが、過去に買い替えた理由はいずれもイヤホンケーブルの被覆が劣化して割れたため。現在のイヤホンもケーブルがこんな感じに割れ始めました。
今回も買い換えるしかないのかなと思ってたんですが、いまは自宅で仕事をしていて通勤がなく、BOSEのイヤホンを使う機会がほとんどありません。
夜に音楽を聞くときは、ワイヤレスのAirPodsを使っているので有線イヤホンの出番はなし。
やっぱり、なんとかケーブルを補修して延命したいと思い直してネットで情報収集をしていてSugruという補修材を見つけました。
最初は粘土状で、固まるとゴムのようになるSugru
Sugruは粘土のような素材で、固まるとゴムのようになるため、イヤホンケーブルの補修にも使えるらしい。似たような製品がないか探してみましたが、他には見つからず。
Amazonで一番安価だったのが、3個入りで1,300円のパック。1個あたり5gなので補修材としては高めだけど(イギリスから直送なので送料も込みの価格のようです)、イヤホンを買い換えることを思えば安いものだと考えて注文しました。
Sugruは補修材として期待通り!ケーブルのひび割れ補修に超オススメ
こちらがSugruのパッケージ。手のひらに収まるサイズです。
フタを開けると製品を開発したJaneさんの素晴らしいコメント。新しいものを買う代わりに、持っているものを補修してみようみたいなお話ですね。同感です。
こちらがSugru1個入りの包装。
袋を開けると粘土のような素材が。色は他にもあるんですが、Amazonのレビューで「黒は指が真っ黒になった」というコメントがあったので白にしました。
Sugruの匂いが先日、浴室タイルの補修に使ったシール材とほぼ同じ。これはもしかするとシール材でもSugruと同じようなことができるのでは?いや実はSugru購入前に試していました。こちらがそのときの写真。結果は大失敗(苦笑)
ねっとりしたシール材が固まるまで待てず、拭き取ってしまいました。もう少し待てばよかったのかもしれないけど…まあそんなわけでシール材では難しいと考えてSugruを購入したのです。
で、Sugruで補修できるのなら、ひび割れた部分や、その周りの被覆もはがしてしまおうと思ってケーブルをムキムキしていたんですが少々やりすぎてしまった感が…
むいた被覆は元に戻らないので、前向きにSugruを使った補修に挑戦します。こちらが被覆をむいた状態のイヤホンケーブル。これはこれでいい感じもする。
大胆にSugruをくっつけていいきます。
Sugruは本当に粘土のような感触で、ケーブルのような細いものに巻きつけるときに指にもくっついてしまいました。なので少量のSugruをイヤホンケーブルにくっつけて、こよりを作るように指先で転がしてなじませました。
5gって結構な量があって、イヤホンケーブルを少し補修する分には十分だとわかったんだけど、ケーブルむきすぎであと少しだけ足りない!(笑)しょうがないので、このわずかな量のために貴重な2パック目のSugruを投入しました。
Sugruは一晩ぐらいで完全に固まるらしいんですが、1〜2時間後にはすでによい感じ。匂いもなくなり、表面も普通のケーブルと同じようにサラサラ。しかも180〜−50℃までの温度変化にも耐えられ、防水性や最大24ボルトの電気絶縁性もあり。素晴らしい!
ちなみに余らせてしまった2パック目のSugruは、スライムっぽいものになりました。
Sugruで補修するときの注意事項
個人的には不満のないSugruですが、手作業で補修するとケーブルが元々のものより少し太くなってしまいます。
Sugruは硬化前はベタベタするので、作業時はなにか敷くとよいです。私はクリアファイルを使いましたが、素材がくっつきにくかったのでお勧め。
今回は手びねりでSugruをイヤホンケーブルに巻き付けたけど、3Dプリンタで型を作ればもっと綺麗にできたかなと思ってたら…公式サイトにその方法が出てた!しかも3Dプリント用のデータまで無料配布。
How to fix your cable like a pro - Sugru
あまり汎用性のない型なので、今回は使えなかったかな。でもケーブルサイズの型ぐらいなら3Dプリンタを持っているような人なら簡単にできますね。
型を使わずに手作業で補修すると、どうしてもデコボコしてしまいますが、それを許せるかどうかは自分次第。私はきちんと作られたものも好きですが、こういう手作業で直した痕跡があるものも好きなので大満足。
日本語で検索してもあまり情報が出てこなかったSugruですが、ケーブル補修には最適でした。Sugruのウェブサイトには様々な利用方法について掲載されているので、なにかちょっとした補修を行いたいという人は覗いてみると面白いですよ。