平和な日常の尊さが心に染み渡った「この世界の片隅に」

公開から2ヶ月を過ぎた今も上映館数を増やし続けている「この世界の片隅に」ですが、予想を超える素晴らしい映画でした。

小学生の頃から色々な映画を見てきましたが、間違いなく5本の指に入る傑作で、少しでも多くの人に劇場で見てもらいたいです。

全国拡大上映中! 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト

監督:片渕須直、原作:こうの史代、音楽:コトリンゴ、制作:MAPPA 声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外 ほか。全国拡大上映中! 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」の公式サイトです。日本中の思いが結集! 100年先も伝えたい、珠玉のアニメーション

「この世界の片隅に」は予想を遥かに超える素晴らしさだった

konosekai

話題の映画は鑑賞する前に、極力情報が入ってこないようにしています。

いわゆるネタバレに触れてしまうとおもしろさが半減してしまうから。

「この世界の片隅に」も気になっていたので、そうしていました。

事前に知っていたことは、舞台が広島の呉(くれ)で、戦争の時代を生きた人の日常生活を綴ったような話であるということぐらい。

すでに見たという人の評価はとても高く、あまり映画を見ていない人が思わず2回見に行ったという話を聞いたり、SNSでも絶賛して熱く映画を勧めている人を見かけました。

俄然、期待が高まっていたわけですが、そういう思いが強くなりすぎて、肩透かしになったことが過去に何度もあります。

しかし「この世界の片隅に」は、その期待を遥かに超えていました。

最後の1秒まで丁寧に作り込まれていて、制作に関わった人の愛情を最後の最後まで感じられます。

優しい絵、素朴な声、染み渡る音楽の調和が生む世界

「この世界の片隅に」は、こうの史代さんの漫画が原作。

女性らしい、柔らかく優しい絵で、その感じは映画でもきちんと表現されています。

主人公のすずさんの声優を務めたのは、NHKの朝ドラ「あまちゃん」の主演として大ブレイクした能年玲奈改め、のんさん。

のんさんの飾り気のない、素朴な話し方が、すずさんのイメージにピッタリで、まるでのんさんありきで漫画をあてがきしたのではないかと思えるほどでした。

コトリンゴさんの心の奥深くにスーッと染み入るような音楽も魅力的で、作品の世界を優しく包み込んでいます。

終盤の場面は、いま思い出しても目頭が熱くなります。

本編が終わった後、字幕が流れ始めてからも映画は続いていて、最後の1秒まで見逃せません。

これから映画を見る人は、幕が下りるまでは席を立たないようにご注意を。

「この世界の片隅に」を劇場で見て欲しい理由

映画が公開終了後すぐにレンタルで借りられても、見放題サービスで見られても、本当におもしろい映画は劇場で鑑賞することをオススメします。

1つ目の理由は没入感。自宅ではどうしても気が散ってしまいますからね。

誰にも邪魔されず、映画を見終わるまで集中できるのが劇場の魅力です。

2つ目の理由は音響。映像作品は、音がとても重要な役割を果たします。

どんな迫力のある映画でも、無音では重厚感も抑揚もありません。

映画館には複数のスピーカーを使った音響システムがあり、映像体験を高めるように音もデザインされています。

自宅でもヘッドフォンなどを使えば、かなり良い音を楽しめますが、劇場のような広い空間だと音の響きも良く、オススメ。

3つ目の理由は映画産業の活性化。最後の理由が説教臭くて、ごめんなさい(笑)

「この世界の片隅に」のような素晴らしい作品が興行的に成功することで、業界が盛り上がり、担い手も生まれます。

死ぬまでずっと良い映画を見たいんですよ。でも支えなきゃ先細っちゃうから、劇場に足を運びましょう。お願いします(笑)

あまりにも素晴らしかったので鑑賞後にパンフレットを購入し、2日後には原作漫画も買っちゃいました。>w<

Kindleでまとめ売りとかしてるんだもの、そりゃあ買っちゃいますわ!監督や原作者の他の作品も気になる〜

追記:映画のヒットを受けて、すずさんからのありがとう動画が公開されました。また見たい!









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ABOUTこの記事をかいた人

ダンボールアーティスト/ブロガー。会社員だった2014年にテレビ局、ディズニーからダンボールアート制作の依頼を受ける。2015年からは独立し、ダンボールアート制作、ライティング、プロダクトデザインなど多方面で活動中。詳しくは、プロフィール・実績をご覧くださいまし。

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