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ガムテープを何度も貼り付けたことにより、ボロボロになっていた古本の背を製本テープで修復しました。
本の背をきちんと直すには、この方法が最適ですね。
経年劣化と間違った直し方でボロボロだった古本
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義母が長年愛用している料理本は、表紙や背の部分に図鑑のような厚紙が使われている立派なもの。
経年劣化により、表面は変色していますが、中身は全く問題なし。
ただ、これまでに何度も自己流で直したようで、背の部分の厚紙はすでに無くなっていました。
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さらにガムテープを貼っては、劣化で剥がれるということを繰り返し、背やその周りは著しく損傷。そんなときに役立つのが、製本テープです。
製本テープで古本の背を修復
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こちらが製本テープ。ネット通販で購入可能です。
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製本テープの箱の裏側には使い方も書いてあります。
前職のときに契約書が必要となる取引が何度かあり、製本テープのことはそのときに知りました。
きちんとした契約書を作るときには、契約内容を印刷し、双方合意の元で割印を押して、最後に製本します。
ホチキスで留めた後、背の部分に製本テープを貼って仕上げました。
製本テープを使うとホチキス留めのA4用紙の束がきちんとした書類っぽくなります。
ガムテープと違うのは、すぐに劣化して表面が割れたり、剥がれたりしないということ。
書類や本の背の部分に利用するものですからね。耐久性は高そうです。
製本テープはロール状になっていて、本や書類の長さに合わせて切ります。(最初から定型サイズに切って売られているものもあります。)
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今回直す本は、背の長さが約30cmでした。
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製本テープを30cmにカットします。
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背に対して、どの位置に貼れば良いのかを確認。製本テープの横幅には種類があるので、対象の厚みに合ったものを選びましょう。
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テープ裏側には剥離紙が。真ん中で2回に分けて剥がせるようになっています。
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まずは剥離紙を半分剥がして、片側を本の背に貼り付け…
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本をひっくり返します。
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反対側の剥離紙も剥がして…
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背の形に合わせて、製本テープを貼って修復完了!
背の部分の厚紙が欠損しているため、背が凹んでしまっていますが、糊は辛うじて残っていて、中身が剥がれ落ちていなかったのが救いでした。
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背に近い部分は度重なる修復によって損傷が激しかったので、余った製本テープで隠すことに。
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こんな感じで隠してみました。劣化部分をそのままにしておくよりは、この方が良いかな。
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ということで、古本の修復完了!
それほど使う機会が多いものではありませんが「製本テープ」というものがあることを覚えておくと、いざという時に役立ちますよ。