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Appleの創業者スティーブ・ジョブズを描く映画が、2013年と2015年にそれぞれ公開されましたが、ようやく両方を鑑賞しました。ダニー・ボイル監督版はジョブズの人間臭さが感じられて、とてもおもしろかったです。
ジュシュア版のスティーブ・ジョブズは無難、ダニー版はずっと口喧嘩(笑)
2013年公開、ジョシュア・マイケル・スターン監督、アシュトン・カッチャー主演のスティーブ・ジョブズ(原題:Jobs)では、主演のアシュトン・カッチャーが演じる若き日のジョブズの外見が、本物そっくりというところも話題になりました。
ジョブズが仲間とともにAppleを創業し、その後解雇され、再び復帰するまでを描き、波乱がありながらも最終的には成功へと進む姿を描いています。
2015年公開(日本では2016年)、ダニー・ボイル監督、マイケル・ファスベンダー主演のスティーブ・ジョブズ(原題: Steve Jobs)では、Appleの歴史上、非常に重要な意味を持つMac、NeXTcube(Appleを解雇されたジョブズが作った会社の製品)、iMacという各製品の「プレゼン開始前」が舞台。
ジョブズはプレゼン開始直前の舞台裏で、元交際相手とその子ども、Appleの重役、部下などとずっと口喧嘩してましたww 会話劇と言うんですかね。
ダニー・ボイルはアカデミー賞で作品賞も受賞したスラムドッグ$ミリオネアや、ユアン・マクレガーの出世作になったトレインスポッティングの監督としても有名。
主演のマイケル・ファスベンダーは、外見はジョブズに似ているとはいえませんでしたが、周りの人間達との激しいやりとりを見ていると、ジョブズの人間臭さを感じることができ、ぐっと引き込まれていきました。
実際に舞台裏でどのようなやりとりがあったのか、関係者に取材しているのかもしれませんが真実はわかりませんし、映画である以上は脚色もしているでしょう。
なのであくまでもスティーブ・ジョブズを題材にした映画ぐらいな見方でちょうどよいのかなと思いつつ、でもジョブズならこういうやりとりがあったかもなとか考えながら最後まで楽しめました。
ダニー・ボイル監督版は、ゴールデングローブ賞では、ケイト・ウィンスレットが助演女優賞、作品としては脚本賞を受賞。
アカデミー賞では受賞はならなかったものの、マイケル・ファスベンダーが主演男優賞、ケイト・ウィンスレットは助演女優賞にそれぞれノミネートされました。
マイケル・ファスベンダーは、最近ではXメンのマグニートー役としても有名ですね。
若き日のマグニートーを描いたファースト・ジェネレーションは、数あるXメン映画の中でもかなり評価が高く、実際、おもしろかったので超オススメ。
スティーブ・ジョブズに興味のない人には映画のおもしろさがわからないかも?
私はApple製品大好きで、メインのパソコンはiMac、ノートパソコンはMacBook Air、スマホはiPhone一筋で、iPad mini も持っており、バックアップにはTime Capsuleを使っています。
いや別にApple信者じゃありませんよと言っても、誰も信じてくれませんよねw
スティーブ・ジョブズの伝記も読んだし、それによりAppleの歴史も一通りわかりました。
映画ではAppleの歴史を作ってきた主要メンバーが登場するので、あーあの人ねとすぐにわかります。
スティーブ・ジョブズがいかに有名人とはいえ、世の中的にはその経歴に興味を持ち、詳しく知っている人の方が少ないでしょう。
この映画をより楽しみたいなら、先にジョブズの伝記を読むとよいですよ。漫画版もあります。
映画を見る前から感じていたことですが、Apple製品は好きだし、スティーブ・ジョブズは傑出した人物だとわかるけど、上司にはしたくないです。
元Appleシニアマネージャーの松井さんもジョブズとの思い出の中で、試作機が気に入らないからといって人に向かってiPodを投げつけたのを見て、50歳ぐらいの人が金属でできた塊を投げたりしていいのかってお話されてますw そんな上司、絶対に嫌だわww
でもスティーブ・ジョブズがいなかったら、iPhoneを手にすることもなかったかもしれないと思うと、改めて偉大さを感じますね。
スティーブ・ジョブズの映画は、ジュシュア監督版はAmazonプライムビデオやhuluなど、映画見放題サービスで視聴できますが、ダニー・ボイル版はそのようなサービスでは見られないようです(本記事執筆時点の情報)。
オススメはダニー・ボイル版。ぜひレンタルとかで見てください。