ありがとうジンジャー

ジンジャー15年間ありがとう

thankyouginger

2014年10月31日、ハロウィンパーティーでダンボールトーマスが優勝した日に訃報がありました。

15年程前に拾って、里親に育ててもらっていた猫のジンジャーの死でした。

ある年の年末、早朝に当時住んでいたマンションの近くを散歩していたときに神社の灯籠の横からニャーニャーという子猫の声が。

飼い猫だったのか人に対する恐れは無さそうで、自分のことを拾ってくれと営業をかけているかのように通る人に次々と近付いていました。

皆、微笑むものの通り過ぎていきます。私もその一人になりそうでした。当時住んでいたマンションはペット禁止だったからです。

でも気になって引き返して、ポケットに入れて帰ってきてしまいました。

猫など飼ったことは無く、どうしたら良いかわかりません。猫と言えば牛乳だろうと思って与えてみるけど飲まない…

コンビニで缶入りのキャットフードを買ってきてあげたところ、猛烈な勢いで食べ始めて一安心。

その年の猫にキャットフードは、まだ早かったみたいだって後からわかったけど、まあ食べたので大丈夫。

子猫は神社で拾ったので、ジンジャーという名前にしました。

わずか3ヶ月ほどで里親に引き取ってもらうことに

初めての子猫との生活。それまでどちらかというと猫より犬が好きでしたが完全にその気持ちが覆されました。

とにかく、カワイイ。何をしていても自分についてくるし、少し成長したら料理をしているときに足元から肩まで登ってきて肩越しに料理の様子をじっと見たり。

お茶を飲んでいれば、懐に入ってきて湯のみに顔を入れようとするし。もう完全にメロメロの骨抜き状態に。

でも、そんな、ジンジャーとの生活は長くはありませんでした。

マンションでは、内緒で飼っていたけど、ばれたら最後。

中途半端に大きくなってからでは、貰い手は付きません。

里親を探して引き取ってもらうことになりました。

素晴らしい里親に引き取られたジンジャー

当時勤めていた会社の社長を介して、ジンジャーを里親に預けました。

数カ月後に会いに行ったときにはジンジャーはもうすっかり、よそのお家の子になっていました。

悲しいような、寂しいような。でもすぐに里親に慣れてくれて良かったと思いました。

里親になってくれたのは、いわいよりも一回り以上年上のご夫婦。

ジンジャーを引き取ってくれてからというもの、毎年年賀状で成長の様子を伝えてくれました。

ジンジャーの名前も、そのまま引き継いでくれて「神ちゃん」と呼んで可愛がってくれました。

しかしここ数年というもの、近所でボス的な存在だったらしいジンジャーが喧嘩に負けて帰ってきたお話とか、徐々に衰えて行く様子が報告されてくるようになってきました。

そして今年。ついに天に召されたとのお知らせをいただきました。

里親のご夫婦は大変な落ち込みようで、御礼として送ったお菓子を受け取ったというご連絡は娘さんからいただきました。

一緒に過ごしたのは、ほんの3ヶ月程度でしたが、かわいい盛りの子猫の頃だったこともあり、ジンジャーと過ごした日々は、今でも心に深く刻まれています。

神社で拾った小さな命が皆を幸せな気持ちにしてくれました。

動物とは言葉は通じなくても心の部分では通じ合えるような気がします。

人間側がもらってばかりな気がして申し訳ないんですが。

出会えて良かった。幸せだった。この気持ちはこれからも続くだろう。ありがとう、ジンジャー。

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