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ティルトシフトは良いけど高い!
幼年期の途中さんからの引用写真です。
「ティルトシフトレンズ」と言われても、はてな?という人は多いかもしれませんが、ミニチュア風写真といえば、わかる方も多いんじゃないでしょうかね。実写なんだけど、まるでミニチュアのように撮られたものです。
すっごく面白い画になるので、自分でもやってみたい!!って思うわけですが、この画を撮るために使われるティルトシフトと言われるレンズが、とっても高い!!のです。
Amazonで調べたところ、安価なものでも12万円とかします。
秒速で一億円稼げる腕を持っているなら、余裕で購入するんですが、残念ながらそうではないので、安価に再現する方法を色々と調べてみました!
そもそも「ティルトシフト」ってなに?
ティルトシフトは英語で書くと”Tilt Shift”です。Tiltは「傾き」、Shiftは「ずらす」「変える」といった意味があります。直訳すれば、傾き(角度)を変えられるレンズってなります。
IT用語辞典バイナリには、次のように書かれています。
ティルトシフトレンズ
通常、高い建物などを近くから撮影する場合は、遠近法が影響してしまうため、全景を歪みなく撮影することは難しい。このとき、シフト機構と呼ばれるレンズの上下移動が可能なレンズを用いると、レンズの光軸と撮像面(フィルムや撮像素子の感光面)を意図的にずらして逆の歪みを発生させ、結果として像の歪みを補正することができる。
(IT用語辞典バイナリからの抜粋。)
なるほど。通常のレンズでは歪みが生じてしまうようなときに、このレンズを使うと歪まないように撮影できるんですね。
本来は、そういう用途で使われるティルトシフトレンズですが、このレンズの仕組みを利用してミニチュア風の写真を撮った人がいるんでしょうね。最近では、「ミニチュア風写真を撮るためのレンズ」として認知されているんじゃないでしょうか。
同じレンズを使えば、動画も撮れるわけですが、動きがつくとさらに面白いです。
無料アプリでミニチュア風写真!
すでにご存知の方も多いと思いますが、iPhoneなら、ミニチュア風写真が撮れる無料アプリがいっぱいあります。無料なんで、お気軽に試してみよう!
Miniatures: Tilt-Shift Time-Lapse Videos
hit rolls無料posted withアプリーチ
デジタル一眼+自作パーツでミニチュア風写真!
なんと、紙で作った自作のパーツを使って、ティルトシフトレンズと同じ効果を出すことに成功した方がいらっしゃいました。まずは、その映像。ちゃんとミニチュア風になってますね!
冒頭でも写真を引用させてもらった「幼年期の途中」さんのブログに、この映像を撮った自作ティルトシフトの作り方が書かれています。制作費は、驚きの550円!
自作ティルトシフトで撮られた写真のページもあります。ミニチュア風写真、いいですね〜
自作のページを見て気付いたことですが、ティルトシフトの意味の通りで、レンズに傾きを加えることがポイントのようです。ちなみに、手持ちのニコンのデジタル一眼で、試してみましたが、レンズを外した状態だと、そもそも写真が撮れませんでした。真似するのは、簡単ではないかもです(できる機種とかメーカーが限られるかも)。
普通に撮影した写真や動画をデジタル加工(難易度高)!
最後は、とってもマニアックな方法です。Photoshopですね。次のサイトに加工方法が紹介されています。他にも色々なサイトで加工方法が紹介されています。
ミニチュア撮影のような加工(引用元:Photoshop Maniax!)
Photoshopは、静止画だけですが、動画で同じことを行いたい場合は、After EffectsというAdobeのソフトがオススメです。元々は10万円以上する高額なソフトですが、いまは、AdobeのCreative Cloudを使えば、期間限定で安価に使うこともできます。
次の映像は、プロが作ったものですが、Tilt Shiftでは思った通りの映像が作れなかったため、後処理で仕上げたそうです。
映像製作についてのインタビューは、次のサイトでご覧になれます(英語です)。ニコンの高級機と、Lenscareというプラグインを使ったみたいですね。
“The Sandpit” – A short film by Aero Director, Sam O’Hare!
追記:リンク先のページが削除されたため、リンクを解除しました。
いつかは、ミニチュア風動画つくるぞ!!