独立8年目の2022年を振り返る

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独立から丸8年。例年と同じく、今年も乗り切れてよかったと安堵しています。2022年は個人的にも、社会情勢的にも色々な変化があり、もがいていました。

愛犬との死別、正中頸のう胞

ありがとうペーター

18年前に迎えた保護犬が今年の2月に永眠。10月頃までは元気に走っていた愛犬が徐々に弱々しくなっていき、最後の心臓発作に苦しんだ翌日から飲まず食わずで寝たきりとなり、一週間後に旅立ちました。無垢な魂のような存在で、顔を見るだけでどれだけ気持ちが救われたかわかりません。辛かったけど、自分の腕の中で看取れてよかった。ありがとう。お疲れ様でした。

その後、春ぐらいに妻から喉に何か出っ張りがあると言われました。痛くも痒くもなく、気にしていませんでしたが、実家に帰ったときに母親にも同じことを言われ、9月に入って、ようやく重い腰を上げて近くの耳鼻科へ行くことに。

耳鼻科医の診断は「正中頸のう胞」。癌化の恐れを考えるなら全身麻酔で手術ということでしたが、その可能性は極めて低いようで、結果的には注射器で膿を抜くだけの処置で済みました。年齢を重なれば、体にもバグが出てくるよね。

ウクライナ侵攻、円安、物価高騰、コロナ、インボイス制度、AI

今年は社会情勢にも大きな変化が。2月にロシアがウクライナに侵攻。一時1ドル150円台に迫る勢いで一気に円安が進み、海外製品などは相次いで値上げ。国力の低下を肌身で感じるように。ウクライナ問題は収束の目途は立たず、食料や光熱費なども値上がり。夏には遊説中の安倍元首相が暗殺。入国規制は緩和されていますが、コロナ自体は相変わらず蔓延。やはりまだ油断はできません。

フリーランスにとってはインボイス制度という大きな変化が迫っており、また夏頃に登場したAIはテキスト入力だけで数秒で絵ができるという、クリエイティブ業界への影響が大きいものです。

これらすべてが2022年に起きたことだとは、いま振り返ってみても信じられません。毎年の振り返りでは基本的に個人的なことしか書いていませんが、今年はあまりにも大きな出来事が多く起こったため、触れずにはいられませんでした。もちろん、それらは個人にも大きく関わることです。

よいお仕事に恵まれ、CG勉強会も3年ぶりにオフライン開催

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昨年末に新規のお客様や、4年ほど前にお取り引きのあったお客様からお声がけをいただき、定例となっている案件も含め、今年はお仕事に恵まれました。

hebelhaus HEBEL HAUSオーナー様 限定サイトにてダンボール工作をレクチャー

リモートで小学生に自分自身の仕事についてお話する機会も。私の働き方はかなり特殊だと思っているので参考になるのだろうかと思いましたが、多様性を学ぶという意味ではよかったのかもしれません。

小学校で仕事のお話 小学生に仕事のお話をさせてもらいました

また、つい先日のことですが、主催しているC3DというCG勉強会を3年ぶりに開催。まだまだコロナが怖いので、限られた少数の人にだけ声をかけ、時間も大幅に短縮。それぞれが近況報告を行いましたが、この3年の間に様々な変化があったことがわかり、コロナの影響が大きかったことを改めて実感。勉強会の後は久々に再会した喜びを噛み締めながら、忘年会を行いました。

名古屋の街は賑わっており、いつも少人数なら予約無しで入れていたお店も満席。多くの人が年の瀬を楽しんでいるようでした。ただ勉強会参加者のうち、何名かはコロナを経験していて、回復した今も嗅覚異常を感じるとの話も。医療機関が逼迫しているという話もあまり耳にしなくなったし(報道されていないだけかもですが)、弱毒化しているとの話も聞きますが、コロナウイルス自体は相変わらず蔓延しており、変異し続けています。引き続き、要注意です。

目標は現状維持しつつ、改めてこの先の進み方を考える

仕事には恵まれたものの、昨年末に考えていたCGのポートフォリオ作りや案件の開拓、C3D YouTubeチャンネルへの注力、新たな製品販売といったことに関しては思ったようには進められませんでした。昨年は具体的な目標設定をすれば、あとは逆算して消化していくだけなどと偉そうなことを書いていましたが、難しかったです。昨年掲げた目標は次のとおり。

  • CGのポートフォリオ作り、CG案件の開拓
  • C3D YouTubeチャンネル 登録者10000人
  • 新たな製品販売について考える

C3DのYouTubeチャンネルに関しては、登録者は600人になりました。ありがとうございます。もう少し更新頻度が高ければ、1000人は超えたと思うので、これはちゃんと習慣にしなくてはいけませんね。新たな製品としては、VFXボールを作って販売。周知のためにVookやC3Dで記事を書くなど、色々と準備をしました。とてもニッチな製品ですが、幾つかご購入いただいています。こちらは数量限定商品なので、売り切ったらおしまいです。

2022年は、社会の変動の速さを痛感しました。どうやって生き残っていくのかについて常に考えていかないと、あっという間に取り残されてしまいそうです。目標は維持しつつ、そこに凝り固まらないで柔軟に動いていこうと思います。2023年も、よろしくお願いします。