記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ドリルビット(ドリルの刃)を使うためにはインパクトドライバーが必要になることは半ば常識のように考えられていると思います。でもドリルビットを手動で使うためのハンドルを使えば電動工具は不要です。実際に購入して使ってみたのでご紹介します。
- 電動工具なしでドリルビットが使える
- 脱着式なので様々なサイズのドリルビットに対応
- 丈夫な作りで耐久性がありそう
- 手動なので電動工具と比べればパワーは弱くなる
Table of Contents
ドリルビットが必要になった理由
自宅の仕事机を新調することにしました。木製の天板と鉄製の脚を別々に購入し、自身で組み付ける想定です。天板は面取りなども業者にお願いするし、鉄脚は天板に取り付けるだけの完成品。ただし鉄脚を取り付けるために天板に穴をあける必要があります。
天板に鉄脚を取り付ける方法は2通り。1つは「木ネジ」を使って取り付ける方法。先の尖ったネジで鉄脚を直接天板に取り付けるだけなので、天板に穴あけをする必要はありません。(「木ネジ」は語感的に木製のように感じますが「木に取り付けるネジ」のことで金属製です。)
しかし今回は天板に穴をあけて金属製のネジ穴(鬼目ナット)を埋め込む方法で鉄脚を取り付けるため、天板に穴をあける必要があります。最初に一手間かかりますが、鬼目ナットを仕込んでおけば鉄脚が脱着できるようになり、別の部屋に移動するときや引っ越しのときなどに机と鉄脚を分離可能です。
木ネジの場合は脱着を繰り返すと天板の穴がゆるくなり、固定が甘くなる恐れがあります。なので脱着できるようにしたいなら鬼目ナットの利用は必須です。
ドリルビットを使うには電動工具が必須?
木に穴をあける方法は色々ありますが、机の天板のような大きなものに穴をあけるためには取り回しのよい工具が必要。一般的にはドリルビット(ドリル用の細長い刃)をインパクトドライバーに取り付けて利用することになります。
DIYをよく行う人ならインパクトドライバーは定番工具として持っているはずですが…これまで数々のDIYを行ってきたにも関わらず、私はなぜか持っていません。あれば便利で作業の時短になるし、価格的にも余裕で買えますが、利用頻度が少ないことからなんとなく買わずにやり過ごして現在に至る。倉庫を1人で分解したときも手動でした。木材を切るために使った電動ノコギリはホームセンターでレンタル。
インパクトドライバーはホームセンターでレンタルしてもよいと思いつつ、DIYはこれからも続けていくし、さすがにもうそろそろ買おうかなと思い始めていましたが、ドリルビットを手動で使う方法を発見してしまいました。ドリルビットを使うためには電動工具は必須と思われがちですが、実はそんなことはなかったんです。
ドリルビットを手動で使うためのハンドルがある
天板に穴をあける方法を調べていたときに、手動工具でも穴あけできると書かれている方がいました。そこで紹介されていたのはドリルビットにハンドルがついた製品。確かにこれならインパクトドライバーは不要。
早速、Amazonで購入しようと思ったのですが、残念ながら今回欲しい9mmの穴が開けられるものがありません。最終的にホームセンター経由でメーカーに確認してもらったところ、9mmは生産が終了していました。
万事休すか…と思ったんですが、ドリルビットに取り付けられるハンドルみたいな製品はないのかと考えて探したところ、ありました!それがこちらの「スターエム クラフトハンドル」という製品。かなりしっかりとした作りで簡単に壊れそうにありません。実売価格で2,000円前後しますが、相応かそれ以上の品質の高さが感じられます。
クラフトハンドルがあれば微調整しながら簡単に穴あけできる
別途購入した9mmのドリルビット。ハンドルもビットもスターエムという会社の製品。こちらの分野では大手なのかも。ハンドルと同じく品質の高さを感じます。
ビットの先端。ネジ状になっているので、木に押し付けて少し回せば位置決めができます。
反対側をクラフトハンドルに取り付けます。
ハンドルにドリルビットを取り付けたところ。安心感を生む抜群の安定感。
いきなり天板に穴あけするのは怖いので練習。柔らかめの木だったため、すんなりとドリルビットが入っていきます。
こんな感じで綺麗に穴を開けられました。一番最初にドリルが斜めに入ってしまわないよう注意が必要ですが、あたりがついてしまえば、後は時計回りにドリルを回して任意の深さまで穴をあけるだけです。
クラフトハンドル購入の理由は、もちろんインパクトドライバーを持っていなかったからというのはありますが、それよりも重要だったのが任意の深さ以上に穴をあけないようにするということでした。
インパクトドライバーは、軽くレバーを引いただけで強い力で勢いよく回転します。加減を誤れば、厚さ2〜3cm程度の木製の天板などは簡単に貫通してしまいます。合計で32個の穴をあける予定なので、途中で集中力が途切れて穴をあけてしまう恐れも。でも手動なら深さを確認しながら、ゆっくりと穴をあけられるため、貫通の恐れはほぼありません。
ということで、とてもニッチな用途ではありますが、必要とする人にとってはこの上なく素晴らしい製品です。少なくともDIYとかよくやる人は、このような選択肢があるということを覚えておいて損はないと思いますよ〜