個人的に応援したい、Trinityの新たな活動量計weara(ウェアラ)

ウェアラ

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2019年10月1日、Trinityがweara(ウェアラ)という新製品を発表。いわゆる「活動量計」ですが、様々な不満を解消してくれる製品のようです。

活動量計はすでに6年前に購入していた

活動量計は、歩行や運動、睡眠など人間の活動に関する様々なデータを収集してくれる機器。私はこの分野の製品に関心が高く、6年前となる2013年にはfitbit ONEという活動量計を購入していました。

活動量計に興味ある理由は、自己管理に役立つと考えているから。fitbit ONEは親指ぐらいの小さな機器で、収集したデータはスマホアプリで確認可能。しかし次第に使わなくなってしまい、最終的には友達にあげてしまいました。理由は次のとおり。

  • 収集できるデータが少なかった
  • 状況把握できてしまい、変化がなくなった

出始めの頃の活動量計は「デジタル万歩計」だったかなと。歩数や消費カロリーはわかるけど、摂取カロリーは手入力(不正確)。睡眠効率とか表示してくれるけど、それを見ても劇的に眠りの質が改善されるわけでもなし。

起床・就寝や通勤の時間などは平日と週末でだいたい規則性があるので、アプリを見ることが次第に少なくなっていったのでした。

Apple Watchが活動量計を超える領域に入ってきた

2015年、iPhoneとの連携、スマホのようなアプリ、そして活動量計としての機能などを搭載したApple Watchがついに登場。Appleのブランド力、特に日本では圧倒的なシェアを誇るiPhoneとの連携など、活動量計だけを売っていたメーカーにとっては脅威でしかないでしょう。

ただ時計サイズの小さな端末に様々な機能が満載で、カラー液晶となれば、自ずと電池持ちが悪くなります。昼も睡眠時も身に付けてデータを取得したいところですが、日中ずっと使っていると夜には電池切れで、いつ充電するのかと。

リストバンド部分に電池を仕込めば解決しそうなんですが、なにかできない理由があるのかな…まあ技術の進化により、電池持ちは改善はされてきているようですが。

しかしそのような課題を持ちつつもさらに魅力的なのが医療機器としての機能。心拍モニターによって命を救われた事例が続々と出てきたことは、Appleも予想外で、この分野に力を入れるきっかけになったようです。

The Independent:Apple幹部、Apple Watchの健康機能について語る | Macお宝鑑定団 Blog

これからも益々発展していくことが予想され、Apple Watchの優位性はさらに高まりそう。旧機種は最新版の半額で提供開始されており、競合するメーカーは死活問題でしょう。

活動量計としては後発のwearaが狙うところ

私が把握しているような状況は、wearaの開発元であるTrinityも当然知っているはず。Engadgetでもレッドオーシャンと思われるこの市場に参入する理由を聞いています。

Apple Watchはカッコいいけど個性を出せない──weara開発の理由をトリニティ社長が語る | Engadget 日本語版

Apple Watchなど既存製品との差別化ポイントは次のようなところ。

  • ファッション製が高い
  • 睡眠トラッキング機能の精度の高さ
  • 30日ほど電池が持つ

wearaは、標準では機器そのものを覆い隠すようになっていて、一見しただけではウェアラブル機器を身に付けているとはわかりません。デザインは同社のNuAnsブランドも手がけたTentです。

NuAnsもテクノロジーにデザイン性の高さを取り入れていて、このコンセプトはとても好き。価格も手頃で、CADDYという小物入れを愛用しています。

睡眠トラッキングに関しては、専門家に意見を求めて精度の高い機能を搭載。そしてウェアラブル機器として、約30日は充電無しでいけるというのは、非常に大きな利点です。

着眼点はさすがだなと思います。機器そのものは身に付けるだけなので、要となるソフトウェア的な部分が気になりますが、wearaはアプリにかなり力を入れているようです。

weara(ウェアラ)は2020年1月発売予定で、価格は1万7800円(税込)。個人的にTrinityの企業姿勢とか、製品の方向性にはとても好きなので、陰ながら応援していきたいと思ってます。