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自宅ベランダの手すりの塗装がはがれ、錆でボロボロになっていたので重い腰を上げて再塗装。塗装範囲が広かったため、少し妥協しましたが満足できる仕上がりになりました。
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経年劣化で塗装がはがれ、錆(さび)が出ていたベランダの手すり
現在の住まいは築40年以上の一軒家で、まあそれぐらいの年数が経つと色々と補修すべきところも出てきます。今回補修したベランダの手すりもその1つで、塗装がはがれて、その下からは錆が出ていました。
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ベランダはまあまあ広く、約2メートル x 4段の手すりが7箇所もあります。手すりを横に並べたとしたら、なんと全長56メートル!
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錆をきちんと落とさないと、またすぐに塗装がはがれてきてしまうと考え、塗装をすべて綺麗にはがしてから再塗装したかったのですが、途中で方針を変えました。
短期間で完璧に塗装を落とすのは困難と判断し、部分塗装することに
最初に取りかかったのが、手すりの塗装剥がし。これが予想以上に大変でした。
すでに塗装がはがれて錆が出ている箇所は、軽くスクレーパーで削ってあげるだけでよかったのですが、錆が出ていない箇所の塗装がはがれません。手すりは先代によって再塗装が繰り返されており、ガッチリと固着していたのです。
塗装を最初に全部はがすのは難しいと判断し、まずは地金が露出した箇所の錆を取ることに。
ワイヤーブラシに水を付けて、ゴシゴシとこすって錆を落とします。電動工具ならより簡単に落とせるはずですが、音がうるさいこと、錆や周辺の塗装が飛び散ってしまうことを考えて使いませんでした。

手作業での錆落としは力もいるし、中々の重労働。また地金が錆と一体化したようになっている部分もあり、これはどれだけブラシでこすっても完全には除去できませんでした。
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手すりはベランダのコンクリートに直接くっついていますが、根本の錆がひどく、スクレーパーで叩くと、手すりの中からザーっと錆の粉が出てくるような箇所もありました。

錆落としと同時に、塗装も少しずつはがしましたが、細かな塗膜片がベランダに散乱。
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これはいかんなと思い、養生をすることに。
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ついでに塗装はがし液を塗ってみました。
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しかし残念ながら、何層にも重なった上辺の塗料にしか効果がなく、これを使ってすべての塗装をはがすことは断念。
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養生の範囲が狭かったため、またしても塗装がベランダに飛び散る結果に…
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広範囲に丁寧に養生するのって結構な手間なんですよね。屋外ということもあり、風でビニールシートがバタつくのも厄介なところ。結局、削った塗装をボールで受けながら作業するのが、もっともベランダを汚さずに済むとわかりました。

毎日少しずつ塗装を削っていたところ、数週間前に錆を落とした手すりが再び錆で真っ赤に(涙)
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この状況に至って、次のようなことを考えました。
- 錆が再発するので、作業は一気に終わらせる必要がある
- 現在の住居には一生住む可能性は低いので完璧さを目指さなくてもよい
- 今回のように荒れるまで放置せず、定期補修するのが合理的(作業負荷が低い)
錆を落としきってから塗装するのが理想ではありましたが、1人で作業するには無理があり、できる範囲で錆を落とし、はがせる塗装だけをはがして、再塗装を行うことにしました。
手すりをできるだけ綺麗な状態にして再塗装
水を付けたワイヤーブラシで錆を削っているため、手すりの表面には錆汚れが付いています。まずこれを水拭きで綺麗に落としました。

そしてようやく塗装開始。塗料はホームセンターの人に目的を伝えて、最適なものを教えてもらいました。
この塗料、水性で匂いも少なく、防錆剤を含んでいて、耐久性もあるという優れもの。色は適当に選びましたが、現状の塗料と馴染むものでした。
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塗装用のローラーに塗料を染み込ませて、ひたすら手すりを塗ります。
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できる範囲で塗装をはがし、錆を落とした塗装前の手すり。
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そして塗装後の手すり。
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最初のボロボロだった状態を考えると、かなり見栄えがよくなりましたね。
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古い塗装ともある程度馴染んでいます。
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DIYは状況を判断して、方針を変えることも重要
手すりの補修を始めたのは2017年の年末。途中、腰の調子が悪くなり(作業とは関係ありません)、しばらく作業を中断。3月に作業を再開して、終了したのは4月でした。
範囲の広さもあって、完璧さを求めるとかなりの作業時間を要することが判明。すぐに方針転換したわけです。
塗装と錆を完全に落とそうと思ったら、数ヶ月はかかったんじゃないかと思います。それだけ時間をかけたとしても直射日光や風雨にさらされて続けたら、いずれはまたボロボロになるでしょう。
今回は錆が完全に落とせていない箇所もあったけど、妥協した結果、素早く作業を終えられたのでよかったです。最後は2日間ぐらい集中作業をしたので、まあまあな作業負荷でしたけどね。
すでに4月でも天気のよい日は日差しがかなり強かったので、本格的な夏が到来する前に作業が完了して一安心でした。
いわいのあとがき
塗装は専門業者に依頼すればよいのですが、中古住宅のベランダの手すりに何十万円もかけるのなら、DIYしてそのお金を別のことに使う方が幸せなんじゃないでしょうかね。
ちなみに今回は7リットルの塗料代が7,000円ぐらいで、塗装のためのローラーやワイヤーブラシ、ボールなどすべてを合わせても1万円ぐらいでした。塗料はかなり余っていますが、外壁塗装にも使うので無駄はありません。
業者に依頼したときに一番お金のかかる部分は人件費です。自分でやればこの程度で収まるので、費用を抑えたい人にはオススメしますよ。
ボロボロになるまで放置してしまうと大変なので、毎月様子を見て、少しずつ補修するのが負荷が低くてよいと痛感しました。定期メンテ重要。