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WordPressで運用している本ブログ用のサーバを、シックスコア(SIXCORE)からエックスサーバー(XSERVER)に移転しました。
その理由について詳しく書いたので、これからWordPressを使ってブログやウェブサイトを始める人や、すでに運用中でサーバ移転を検討している人の参考になれば幸いです。
Table of Contents
シックスコアからエックスサーバーに移転した理由
IWAIMOTORS BLOG(本ブログ)は、レンタルサーバ上にWordPressをインストールして運用しています。
ちなみに一番最初は月額500円のロリポップ!を借りてブログを始め、次にシックスコアに引っ越し、そして今回のエックスサーバーへと移転しました。
シックスコアのサーバは快適そのもので、過去に突発的なアクセス集中が発生したときも全く問題なく動作していました。
アクセス集中のことをはブログ記事にしてあるので、興味がある人はご参照ください。
このように何の不満もないにもかかわらず、サーバを移転した理由は次のとおりです。
- エックスサーバーも必要十分な性能を有している
- エックスサーバーではSSLが無料で使える
- PHP、MySQL、WordPressなどを最新版にできる
- サーバ費用が安く抑えられる
エックスサーバーも必要十分な性能を有している
ロリポップ!のサーバにWordPressを入れてブログ運営を始め、1年3ヶ月でシックスコアにサーバを移転しました。
当時はまだ月間4万PV前後だったので、サーバはロリポップ!のままでも問題はありませんでした。
しかしその後の成長を考えると、アクセス数が少なくてもより性能の高いサーバに移るべきと考えました。
ウェブサイトは表示に時間がかかりすぎると、多くの訪問者はページを見る前に離脱してしまいます。
初めてブログを訪問してくれた人が表示が遅いために中身を見ずに去ってしまったら、二度と見てもらえなくなる可能性もあります。
また何らかの理由で突発的なアクセス集中が発生した場合、性能が低いレンタルサーバだとアクセス制限がかけられたり、最悪の場合はサーバがダウンすることもあり、やはりブログを見てもらえる機会を損なうことになります。
このような理由からサーバをシックスコアに移転しました。お伝えしたとおり、過去に2回、突発的なアクセス集中が発生したときも問題なく捌いてくれました。
シックスコアは性能的には申し分ないのですが、同じ運営会社が提供しているエックスサーバーも評判がよく、さらにこちらではSSLが無料で使えてサーバ費用も安価。
エックスサーバーでもよいのでは?と迷っていたときに、運営会社社長が同社が提供するサーバサービスの違いを説明したブログ記事を目にしました。
エックスサーバー、 シックスコア、 wpX それぞれの違い(エックスサーバー社長ブログ)
以下、ブログからの引用です。
[エックスサーバー](前略)多機能、高速、高安定の3拍子をそろえた、あらゆるお客様に推奨できるサービスです。月額1,050円~。[シックスコア]エックスサーバーの無制限機能などに制限を加える一方、セキュリティと品質をより重視し、ビジネス向けを意識したレンタルサーバー。Cloudmark という高性能スパムチェックエンジンも採用しており、商用利用などに最もお勧めです。月額1,890円~。
この他にも各サーバサービスの大まかな比較表も掲載されていましたが、ビジネス用途で安定性を求めるならシックスコア、その部分をそれほど求めないのであればエックスサーバーという感じでした。
さらに私などよりはるかにアクセス数の多いブログを運用されている、ひとぅさんが超絶タイムリーにシックスコアからエックスサーバーに移転されていて、問題なく運用できているという記事を読んだことが決め手になりました。ひとぅさん、ありがとうございます!
【サーバ移転】SIXCOREからXSERVERへWordPressを移転する方法(ひとぅブログ)
エックスサーバーではSSLが無料で使える
2014年8月に、Googleが運営するブログで次の記事が公開されました。
HTTPS をランキング シグナルに使用します(Google ウェブマスター向け公式ブログ)
Googleがウェブサイトの常時SSL化(ウェブサイト全体がSSL化されている)の有無が検索結果に影響することを公表したってことです。
現時点ではほぼ影響なしとのことですが、今後は常時SSL化されたウェブサイトの方がGoogleで検索されたときにより上位になる可能性が高いです。
Google検索での結果は、そのままブログのアクセス数にも影響するので、早めにSSL化しないとな〜と考えていたところ2016年6月30日にエックスサーバーがSSL無償提供を発表。
全サーバープランで独自SSLが無料・無制限に利用可能に!「独自SSL」機能の強化のお知らせ(エックスサーバー)
ウェブ業界が今後は常時SSLに対応していかないととざわつき始めたときに、タイミングよくこのようなサービスを提供するあたり、会社としての機動力の高さも伺えます。
シックスコアでも対応予定のようでしたが、今回は他の点も含めて勘案した結果、すでに対応しているエックスサーバーがよかろうということになりました。
ところでSSLは年間20万円を超えるものもあれば、エックスサーバーのように無償提供というものもあります。この違いはなんでしょうか?
SSLには「暗号化」と「実在証明」という2つの役割があります。
暗号化は主に安全性を高めるために行われます。SSLが安価・無料だからといって、高額なものよりも暗号化強度が低いということはありません。
もう一つの実在証明はウェブサイトを運営する企業などが本当に存在するものであることを証明するものです。
その実在証明のための調査をどこまで徹底するかや、SSLがどこまで古い端末に対応するかなど、その度合いによって価格に差がついてきます。
エックスサーバーで提供される無料SSLは暗号化については問題ありませんが、企業なら実在証明があった方が信頼性が高まるので、その場合は有料のSSLを利用しましょう。
サーバ移転前にブログをSSL化するための下準備は行ったので、どこかのタイミングで切り替えようかなと思ってます。
追記:その後、SSL化した際に大失敗したことを記事にしました。同じ轍を踏まないようにご注意ください…
PHP、MySQL、WordPressなどを最新版にできる
WordPressを動かすためには、サーバにPHPやMySQL(ミドルウェア)がインストールされている必要があります。
これらはソフトウェアなので、パソコンのOSと同じようにどこかでサポートが切れます。
サポートが切れたミドルウェアは、ニュースでも大きく取り上げられたWindowsXPのサポート終了問題と同じで、脆弱性が修正されなくなるので非常に危険です。
なのでどこかのタイミングでミドルウェアを新しいものに更新しなくてはいけません。
稼働中のサーバ(本番環境)でミドルウェアを更新した場合、不具合が発生するのが怖いため、一般的にはテスト用の環境を用意しますが、その分、手間や費用がかかります。
サーバ移転のときなら、新しいサーバに最新のミドルウェアを用意して現在のデータを流し込み、動作確認ができます。
今回はミドルウェア以外の部分でつまづいたところがあり、何回も何回もデータベースやサーバ上のデータを削除しましたが、本番環境じゃないのでとても気楽でしたww
不要なデータを見直すきっかけにもなるので、サーバは2〜3年に一度ぐらいの間隔で乗り換えるのがオススメ。
同一サーバ内で新しい環境を作って、WordPressのデータだけ移し替えるという方法もありますが、長年使っていると物理サーバの故障リスクもあるので、どこかのタイミングでサーバそのものを乗り換えるのがよいですね。
サーバ費用が安く抑えられる
必要以上にサーバ費用をケチるのはよくありませんが、今回はエックスサーバーでも性能面では問題なさそうなことがわかりました。
ならばより安価なものがよいですよね。
近い将来、シックスコアも無料SSLに対応しそうですし、もしも運用中のブログが奇跡の急成長を遂げて(笑)、エックスサーバーの性能じゃ足りなくなってきたときには再びシックスコアに戻る可能性もあります。
WordPress専用ではありますが、同じ会社が運用するwpXというサーバはより高性能なようなので今度はこちらに移るという選択肢もありそうです。
サーバは定期的に見直しを
今回は借りていたサーバ(シックスコア)の更新期限が9月末ということもあり、検討していたサーバ移転を行うならこのタイミングと考えて実行しました。
シックスコアでは2年5ヶ月、お世話になりました。ありがとうございました。
エックスサーバーへのサーバ移転のタイミングでPHPバージョンは、5.3.3から7.0.9、MySQLバージョンは、5.5から5.7へと更新できました。
これでしばらくはサーバ環境については考えなくてもよくなるかな。
以上、長くなってしまいましたが、この内容が少しでもお役に立てればよいなと思っております!