岡崎100年祭のイベント用にVRヘッドセットを作りました[後編]

「岡崎100年祭」のイベント向けにVR(バーチャルリアリティ)用のヘッドセットを制作した件、後編となる今回は試作からイベント当日の模様までをお伝えします。

前回のお話は次のページをご参照ください。

岡崎100年祭のイベント用にVRヘッドセットを作りました[前編]

設計図を作って最初のVRヘッドセットを試作

CGデザインを経て試作を開始。イベントでは多くの人に繰り返し利用され、汗が付着することも想定されたため、素材として耐久性の高い「プラスチックダンボール(プラダン)」を選びました。

設計図を印刷してカッターを使ってプラダンを手切しましたが予想以上に固く、翌日は1日中、手が痛い状態でした。もう二度と手切りはしない(涙)
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結局プラスチックネジ用の穴あけがうまくできず、手作業は途中で断念。
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改めていつもの工房、エランズクラフトさんでレーザーカッターを借りて作業。
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やっぱ美しいわ、レーザーカッターw
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レーザーカットした部品を持ち帰って試作。あえてざっくり作った箇所などは手作業で調整。
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後日意見を聞くために名古屋に持って行きました。

VRヘッドセットを関係者に初披露!装着した関係者からは「なんか落ち着く」という意見が多数。みんな働き過ぎ(笑)
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見た目に関しては好評。こんなのでVR体験とか聞いたことないよねw

想定しているスマートフォンのサイズなどを確認し、情報をまとめて次の試作へ。

2つ目のVRヘッドセットを子どもが試着

前回の試作にはなかったレンズを仮設置。
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頭でヘッドセットを支えるために、ヘッドマウントカメラ用の固定具を仕込みました。
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試作2号機が完成。イベントは子どもが主役ということで、友達のお子様達に試着してもらうことに。
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ビルの屋上で謎の物体をかぶらされる子ども達w 重さによって自然と下向きになってます。
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予想はしていたものの、やはりかぶってもらわなければわからなかったのが大人と子どもの体格差。幼い子どもは肩まで隠れそうなぐらい体が小さいです。

中の状態を確認する依頼人。ほとばしる変質者感w 実際には装着したときに不具合がないかどうかを確認しています。
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自分でもかぶって状態を確認。
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品質確認に余念がありません。
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今回は暑さ対策のために通気口が必要であること、色は黄を4個、黒を1個作ること、またヘッドバンドが装着しにくいため、別のアイデアが必要となることなどを確認しました。

追記:
VRヘッドセットの検証場所にはクリエイターの遊び場で、VR東海チームの開発拠点にもなっている「フィーバー柳橋」を利用させてもらいました。ありがとうございます。

VR以外にもLive2D、ドローン、Pepper、3Dプリンタなどを使ったクリエイティブ系の様々な実験が行われていて、セミナーなども開催されています。興味のある人はフィーバー柳橋のFacebookページをご覧ください!

フィーバー柳橋 Facebookページ

追記2:
フィーバー柳橋は、2017年に終了しました。

VRヘッドセット納品!課題はありつつも今回はこれで完成

2つの試作を経て、ついに完成!納品と相成りました。簡単な設計図も作りましたが、合わせて組み立て方を直接指導。
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完成!イベントでの組立・分解の都合を考慮して部品を留めているプラネジの数を半分以下に減らしました。
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黒いと威圧感がありますな。
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試着する依頼人。
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子ども向けなので可愛くしたいということで目が貼られたところ。目、ちっさw
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ちょっと、オトボケな感じだけど、子ども向けとしてはこれが正解なのかもしれないw
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ヘッドセットを固定するために後頭部と体をつなぐベルトのような部品も作りましたが、イベントで多くの人が次々と装着する状況で、取り付けに手間がかかる仕組みは難しいということで不採用となりました。このあたりは次回の課題。

ついに「岡崎100年祭」でVRヘッドセットを公開!子どもの反応はいかに!

ついにイベント当日。私は7月2日(土)に会場に行きましたが、当日は晴天で真夏の暑さ。人もすごく多かったです。
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VRイベントが開催される会場に到着。中々大掛かりですね。楽しげな雰囲気。
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VRイベントの案内を発見!
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私が到着したときはすでに大盛況で、多くの子ども達がVR体験をしていました。
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目の付いたヘッドセットは大人がかぶるとオトボケな感じでしたが、子どもが装着するとカワイイです。よかったw
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今回制作したヘッドセット以外にも、手で持つタイプのVR製品が使われました。
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結局ヘッドセットを手で持つ形になってしまったのですが、小さな箱型のVRグラスよりもイベント感が出せたんじゃないかなと思ってます。
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過去の経験からもわかっていましたが、自宅の小さな部屋でヘッドセットを並べるととても大きく感じるのですが、体育館のような大きな場所だと小さく感じますね。

見る向きを変えてVRを体験する子ども。用意されたものがパイプ椅子だったため、体の動きに制限がかかってしまうということで、依頼人は慌てて回転する椅子を購入しに行ってましたw
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イベント当日は猛暑でしたが、館内は前日から冷房を入れて暑さ対策をしていたため快適で、ヘッドセットをかぶっても蒸し暑くなることはなかったと思います。岡崎市の職員さん、グッジョブ!

プラスチックダンボールが少し固いため、体に触れる部分に痛みを感じないかという不安がありましたが、これも問題ないようでした。

2ヶ月という短期間で形や機能、素材などを探りながら形を作っていったので、まだまだ納得できない部分はありますが、イベント当日までに形にでき、子ども達も楽しんでくれたようでよかったです。

岡崎100年祭で初めてVRを体験した子ども達が、「VRには巨大なかぶりものが必要」と認識していないかが心配ですが(笑)

改めて今回このような機会を提供してくれたジャミンの堀之内さんに御礼申し上げます。ありがとうございました!

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