サーバ切替(DNS切替)を速攻で行うために知っておきたいTTLの設定

先日、IWAIMOTORS BLOGのサーバ切替が無事完了したことを報告しました。

旧サーバから新サーバへとデータを移した後で行う「DNS切替」は一週間程度かかると言われたりしますが、実際にはTTL(ティーティーエル)の設定を変更することで、短時間で切替を行えます。

そもそも、DNSってなんだ?

TTLの説明をする前に、DNSについて簡単に説明します。

ウェブサイトのアドレス(ドメイン名)は”iwaimotors.com”のように人が覚えやすい名前になっています。

でもコンピュータは”157.112.XXX.XXX”のような数字の羅列(IPアドレス)があれば、どの数字がどのウェブサイトを示すかがわかります。

コンピュータが認識しているのと同じ数字を人間も覚えられれば良いのですが、難しすぎるので、”iwaimotors.com”のようなドメイン名を使います。

そのときに必要となるのが”DNS(Domain Name System)”です。DNSは”iwaimotors.com” と “157.112.XXX.XXX” のような人が認識しやすいドメイン名とIPアドレスの関連付けを行います。

このようにドメイン名とIPアドレスを関連づけて、相互に変換することを「名前解決」といいます。

DNSのお陰でドメイン名をブラウザのアドレスバーに入力するだけで、任意のウェブサイトを見られます(IPアドレスでも、オッケーです)。

DNSについてきちんと説明すると、とても長く難しくなってしまうので「DNSは、人が認識できるアドレスとIPアドレスの関連付けを行っている」とだけ覚えておいてください。

TTLとは?

名前解決を行うためのDNSのサーバは、世界中にあり、協力し合って仕組みを作っています。

例えばiwaimotors.comのデータは、現在はシックスコアというホスティング会社のサーバ上にありますが、そんなことは、一部の人しか知りません。

でも、この場所までデータを取りに行かなければ、iwaimotors.comというウェブサイトを閲覧できません。

ドメイン名は「インターネット上の住所」と言われます。

ブラウザにiwaimotors.comというドメイン名を入力すると、イロイロなDNSサーバに住所を問い合わせてiwaimotors.comのデータが、どこのサーバに置いてあるかがわかるので、それを取りにいってウェブサイトが閲覧できます。

ブラウザを使ってドメイン名を入力するだけで、世界中のどこに置いてあるデータ(ウェブサイト)でも簡単に見えてしまうので、裏側の仕組みを意識することなどはほとんど無いと思いますが、実際にはDNSサーバが常にその仕組みを支えています。

iwaimotors.comを閲覧するためには、複数のDNSサーバに問い合わせて住所を突き止める必要があるわけですが、毎回同じことを繰り返していてはDNSサーバや回線の負荷が高くなってしまいます。

そのためDNSにはキャッシュという仕組みがあって、一度調べたドメイン名を一定期間、覚えておいてくれます。

キャッシュによってすぐに住所がわかるため、表示も速くなるし、負荷も下がります。

でもサーバに引っ越しはつきもので、当然ながら引っ越すと住所が変わります。

ドメイン名は同じでも、それに関連付けされているIPアドレスが変わります。

キャッシュの仕組みは便利ですが、引っ越した後で住所を問い合わせたサーバがいつまでも古い住所を覚えていたら引っ越し先の住所がわかりません。

そこで必要になるのがTTLの仕組みです。TTLは”Time to Live”の略です。TTLによってキャッシュの時間を設定できます。

TTLを短くしておくとすぐにサーバ切替後の住所が伝わる

TTLを短くしておくことで、情報がキャッシュされる時間が短くなります。

iwaimotors.comはロリポップ!という会社のサーバからシックスコアという会社のサーバに住所が変わりました。

TTLが長い場合、長い間、「iwaimotors.comの住所はロリポップ!」ということを記憶しているため、シックスコアに住所変更をした後も、長い間、多くの人が古いサーバに情報を見に行きます。

TTLを短くしておくと、DNSサーバがすぐにiwaimotors.comの住所がどこかを忘れてしまうため、改めて住所確認が行われます。

そのときに、住所が変わっていることがわかり、それを教えてもらうことで、速やかに引っ越し後のサーバにデータを取りにいけるようになります。

TTLは、サーバ切替を行って、住所が変わったことをいち早く知らせたいときには、短くしておくのが良いわけですが、常に短くしておくと、無駄な問い合わせが増えます。

なので、サーバ切替の少し前にTTLを短くしておき、サーバを切り替え終わったら、その後、早めに元に戻すのが正解です。

ドメインを切り替えた後で、何か不具合や不都合があって、やっぱり、すぐに元に戻したいということもあり得ます。そんなときにも、TTLをあらかじめ短くしておくことで、すぐに切り戻しを行えます。

今回かなり噛み砕いた説明をしましたが、より詳しくはJPNICやInternet Watchの記事などがわかりやすくオススメです。

DNSキャッシュ -JPNIC

「DNSの浸透待ち」は回避できる――ウェブ担当者のためのDNS基礎知識 -Internet Watch

ちょっと小難しいな〜と思うかもしれませんが、覚えておいて損はないですよ!!

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