テレビ局からダンボールロボットの制作依頼が来た経緯

ダンボールロボ

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

どーも、どーも、ダンボールロボットクリエイター、いわい(@iwai)です。

さて、このたび本当に突然、テレビ局からの依頼でダンボールロボットを制作したわけですが、その経緯を書いてみたよ!

前回のお話は次のページからどうぞ!
ボイメン★騎士のダンボールロボットの正体が明らかに!!名前は「ロボット先生」(笑)

2014年2月末に届いた一通のメール

始まりは2月末にテレビ局の方から届いた一通のメールでした。

メールアドレスはブログに掲載していたものなので、ブログを見ていただいてそこからの問い合わせであることはすぐにわかりました。

メールの内容は4月から放送予定のアイドルグループBOYS AND MEN(ボイメン)の新番組で、番組MCとなるダンボールロボットを作りたく、その相談をしたいというもの。

なんだか良くわかりませんでしたが、面白そうだったので相談に乗りますよってことでメールを返信。

で、後日、次のようなご相談をいただきました。

  • アイアンマンぐらいの品質でロボットを作るのにどれぐらいの時間がかかるのか
  • 制作してくれる人を探しているが、そのような人を知っているか

正直なところ、どちらも答えに窮するものでした。全身は作ったことがないし、デザインも明らかでないので製作期間は見当がつきません。

制作してくれている人を探しているというのは、いわいが会社員ということをわかっていて、配慮していただいたものと思います。

ブログのプロフィールに本業のことも書いていたので、このあたりは読んでいただけたかなと。

でも身近にこんなものを作っている人は一人もおらず(まあ、そりゃそうだよねw)、「ダンボールアート」という定型の分野があるわけでもなく、あてはありませんでした。

テレビ局側は「ダンボールロボットを作りたい」という要望はありましたが、発注先がわからず、手探りで情報を集めているというのがなんとなくわかったわけですが、望まれるような答えを出すことは難しく、簡単なものなら自分で作ろうと考え、その旨をお伝えしました。

ゆるキャラという想定で、よつばとという漫画に出てくるダンボーというキャラクターぐらいの造形で良いとのことだったので、まあなんとかなるかなと、この時点では思ってました。

【ダンボー】海洋堂 よつばと! リボルテックダンボー・ミニ 2015年発売モデル 約80mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア【中古】[☆4]

めまぐるしく変わっていく状況

最初はボイメンのメンバー各々がロボットのデザインを考えて、持ち寄ったものを一つのデザインに落とし込んで形にすると聞いていて、それを待つことになりました。

デザインが出てくるのは3月11日(火)以降。ダンボールロボットの納期は24日(月)を想定。

しかし平日は仕事をしているし、その週は出張もあったため打ち合わせは難しそう。

ということで、週末15日(土)にお会いすることに。この時点で残り10日。先が見えなさ過ぎて不安で胸が張り裂けそうですw

待ち合わせ場所は中部圏の人にはお馴染み、ナナちゃん人形w 当日はなんか女子高生みたいな服を着てた。この後、近くのコーヒーショップで打ち合わせ。

boymenRobo2

事前に聞いていましたが、やっぱりメンバーのデザインを持ち寄って一つにするのは難しいということでイメージ画をいただきました。

第一印象は「ダンボーじゃねえw」というもの。なんか学ランを着ていたり、サングラスとかガンダムっぽい部分があったりとか、とにかくゆるくない(笑)えーと、あと一週間ぐらいだよな…

3案ありましたが平面的なイメージだったので、立体に起こすためには現実的な形にするための設計が必要になります。

イメージ画はいずれも正面の絵だけだったので、背面など全体を考える必要があります。

番組では上半身を背面から撮ると聞いていたため、むしろそちらに力を入れる必要があると考えました。

また全身ということで、関節などの稼働部をどう作り、どうつなげるかなども考慮しないといけないし、ダンボールは伸縮しないのでサイズも着る人にある程度合わせなくてはいけないとか、考えるべきイロイロなことが走馬灯のように頭を駆け巡ります。

でも顔のデザインは、まるっこい形にサングラスとモヒカンという比較的単純なものだったので「これなら、そんなに難しく無いっすよ」と虚勢を張ってみましたw

打ち合わせが終わり、名古屋から帰宅。夕方だったのでワンコの散歩に行ってから、3Dデザインおこそうかな〜と考えていたらテレビ局の方からお電話が。

テレビ:「あの、ダンボールロボットの顔なんですけど…」
いわい:「はい」
テレビ:「ちょっと、変更がありまして」
いわい:「はあ」
テレビ:「やっぱり、ダフトパンクの左の人みたいな顔にして欲しいんですが…」
いわい:「原形とどめてネーだろう!!ゴルァ!!(心の叫びw)」

という微笑ましい会話があり「ダンボー → サングラスとモヒカン → ダフトパンクの左」という経緯を経て、希望が固まりました。

daft-punk-portraits

(Daft Punk cancels ‘Colbert Report’ ahead of MTV VMA performance; Stephen Colbert releases his own star-studded ‘Get Lucky’ music video – DAILY NEWS)

ただ、この後3Dデザインを行って承認してもらわなければ、制作に進めません。ココが地獄の一丁目でした…(つづくw)

続きは次のページからどうぞ!
ダンボールロボット設計開始!!単純に見えてイロイロと考えてるんだよ!!

ダンボールアート記事のまとめはこちら!
ダンボールアートまとめ