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先日、マイクロソフトが数多くの新製品を発表。そこには、いまのアップルにはない魅力がありました。
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アップルの好きなところ
アップルの魅力は、製品に対する徹底的なこだわり。特にハードウェアに関しては、理想の形を作るために工作機械を開発したり、別の産業の加工方法(家庭用製品に使うにはコストがかかりすぎる方法もある)を取り入れたり。
そこまで力を入れられるのは企業体力と世界規模での販売力があってのことでしょう。なので、他社は容易に真似できるわけもありません。
他社製品を使ってみて、初めてそのよさがわかることも。以前、会社で使っていたWindowsラップトップのトラックパッドが驚くほど使いにくく、この差は大きいなと感じました。
iPod Touchに初めて触れたときは、ジョブズがプレゼンで見せたとおりに動き、驚いたものです。新しいカテゴリーの製品って、デモで見るようには動かなかったりしますからね。
一方で最近は製品に大きな変化がなく、新製品発表会が面白くなくなったという声も聞こえてきます。ユーザーにとってよいものを提供するということは、これまでと違うものをどんどん出したり、奇をてらうことではありません。
じっくりと検討して、違和感なく使えるように製品に組み込んでいくのが一番なはず。この姿勢はよいと思います。
超強力なマイクロソフトの新Surfaceラインナップ
でも、そんなアップル推しな私が揺さぶられるような新しいSurfaceのラインナップがマイクロソフトから発表されました。
- Surface Neo(2画面折りたたみパソコン)
- Sufrace Duo(2画面折りたたみスマホ)
- Surface Pro X(ARMプロセッサ、SSD交換可能なタブレットパソコン)
- Surface Pro 7(タブレットパソコン、USB-C対応)
- Surface Laptop 3(Ryzen採用ノートパソコン)
- Surface Earbuds(ワイヤレスイヤホン)
5分でわかる新型Surfaceまとめ。正統進化だけじゃない、デュアル画面モバイルPCや2画面スマホ|Engadget 日本版
Surface Neo
折りたたみパソコンのSurface Neoは、畳んだときはタブレットサイズ。片面だけを表示画面にして、もう一方を入力に使ったり、付属のキーボードを外して2画面を1つの画面として使ったり。畳むと小さいけど、広げて大きく使えます。
2画面折りたたみの活用法を考え抜いた感じ。OSは2画面活用のために開発されたWindows 10Xです。
Surface Duo
Surface Neoのスマホ版という感じのSurface Duoは、2画面を広げるとタブレットぐらいのサイズ。OSはAndroidですが、Googleと提携しているそうで使い勝手がよさそう。
おっ!と思ったのが背面カメラがないところ。iPhoneがカメラ競争でレンズが出っ張ったり、数が増えたりしていく中、この決断は素晴らしいです。
Surface Pro X
一番注目したのがSurface Pro Xです。Windows OS、取り外せるキーボード、タブレットにもなり、無線充電ペン(別売)、LTE / nano SIM / eSIM対応でSSDは脱着可能。Macに欲しいものがすべて入っている印象で、当然そういう点を狙って作ったんだろうなと。
映像を見てわかったけど、ペンはキーボードの中にうまく収納していて、デザイン性だけでなく、携帯時の利便性や紛失リスクへの配慮が感じられます。価格は999ドルからとコスパも非常に高いです。
いまのアップルにないものがマイクロソフトにあった
大企業になってしまったがゆえに大きな冒険しにくくなっているのかなとは思うけど、それにしても最近のアップルは保守的過ぎるんじゃないのかなと。
製品のデザインなどへのこだわりから価格が高めになってしまうのは納得していますが、機能的にもう少しどうにかというところはあります。例えばノートパソコンもネットに常時接続の時代、LTEやSIM対応が、なぜないのかが不明。
Macはディスク容量を増やすとやたら高くなるので、もう少し価格を抑えるか、交換を容易にして欲しいということを多くのユーザーは考えるだろうし、マイクロソフトが実現したら、そちらに魅力を感じるはず。
通信とディスクのことだけでも実現されたら満足度がかなりあがるんだけど。ハードウェアへのこだわりといえばアップルだったけど、最近は他のメーカーも力を入れていて、今回のSurfaceもかなりよさそうです。
昨年はCG用にWindowsのデスクトップを導入しました。最近のCGソフトはGPU(グラフィックボード)が重視されますが、MacはAMDしか対応しておらず、種類も選べません。よってWindowsという選択肢しかなかったのです。
OSはアップルが使いやすいのだけど、もう少し魅力的なものを投入してもらわないと辛い。そう感じるのはできるだけアップル愛があればこそ。
今年はアップルのデザインを支えてきたジョナサン・アイブが退社したので、今後はよい意味でアップルが変わっていくことを期待しています。