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TP-Linkの小型ルータ(AC750 ワイヤレス トラベルルーター)によって、長年の課題だった有線LAN接続のレーザープリンターを無線化できました。LANケーブルをメインルーターと直結しなくてもよくなったので、プリンターをどこにでも置けるようになり快適です。
- 有線接続デバイス(LAN、USB)を無線化(Wi-Fi対応)できる
- ホテルの有線LAN(イーサーネット)に接続し、Wi-Fiスポットを作れるなど多機能
- 小型・軽量・シンプルなデザインで邪魔にならない
- 多機能だが価格はそれほど高くない(購入時の実売価格は約3,000円)
- 簡易NAS機能はおまけのような機能で容量やファイル数などに制限がある
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設置場所が制限される有線LAN接続のみのレーザープリンターを無線化したい
数年前に購入した有線LAN接続のモノクロレーザープリンター。購入当時もWi-Fi対応の機種はあったものの、価格も高く、必要性もそれほど感じませんでした。しかし常にプリンターとルータをLANケーブルで接続する必要があるため、設置場所によっては非常に長いLANケーブルが必要。
プリンター購入時はルーターやコンセントの近くに置いていたため気にならなかったものの、仕事場のレイアウト変更を行ったことによりルーターから遠い位置になったため、3メートル以上のLANケーブルを使っていました。ルーターからば離れるほどLANケーブルを延長しなくてはいけないし、ケーブリングも大変。設置場所の変更は簡単ではありません。
無線化(Wi-Fi化)したいと思って過去に何度か調べたこともありますが、スマートな解決策を見つけることができず。しかし今回購入したTP-LinkのAC750 ワイヤレス トラベルルーターによって、ついに無線化に成功。LANケーブルが無くなってすっきりしました。
小型・軽量でシンプルなデザインのAC750 ワイヤレス トラベルルーター
今回購入したTP-Linkのワイヤレス トラベルルーターは手の中に収まるサイズで、厚みも約2cmと非常にコンパクト。ポケットに入れても邪魔にならないサイズ感です。
付属品もシンプル。設定ガイドなどの書類の他は、電源とLANケーブルのみ。電源ケーブルはかなり短めですが、本体と分離できるので長めのUSBケーブルに変更できます。付属のLANケーブルはカテゴリー5eなので通信速度は1Gbps、ほとんどの場合はこれだけの速度があれば十分でしょう。
小型ながら非常に多機能で様々な用途で利用できるAC750
AC750には次のような様々な機能があり、LANポート側にはそれらを切り替えるための物理スイッチがあります。
- ホテルなどのイーサーネットに接続して使うための「ルーターモード」
- 屋外のWISPアクセスポイントで個人用のWi-Fiスポットを作るための「ホットスポットモード」
- Wi-Fi中継機として使うための「中継機モード」
- 有線接続デバイスをWi-Fi対応させるための「クライアントモード」
- Wi-Fi対応デバイス用のワイヤレスネットワークを作るための「ブリッジモード」
今回は有線LAN接続プリンターの無線化が目的なので、クライアントモードにしました。
電源ケーブル差込口側にあるUSBポートは充電機能も兼ね備えており、スマホやタブレットなどの充電にも使えます。
簡単な設定で有線LANプリンターを無線化(Wi-Fi化)できた!
AC750は小さいけど非常に多機能なルーターだということはわかりましたが、今回の目的である有線LAN接続のレーザープリンターの無線化は簡単にできるものなんでしょうか?と思ったけど、説明書どおりに操作するだけで簡単に有線LANプリンターを無線化できました。手順はざっくり次のとおり。
- AC750のスイッチを「Client」にする
- AC750本体を電源に接続
- 取説に記載のあるWi-Fiに接続
- 管理画面でクライアントモードの設定を行う
- AC750とプリンターをLANケーブルで接続
詳しいことは説明書に書かれており、それに従って設定を進めていけば問題ないと思います。設定後にテストプリントしたときは、積年の課題が解決して、めちゃ嬉しかった!
簡易NASはおまけ機能
レーザープリンターは問題なく無線化でき、製品に対してはなんの不満もありませんが「あわよくば」Macのバックアップ用ディスクを無線化したいと思っていました。現在はUSBケーブルで直接接続しているので、ディスクをAC750に接続し、Wi-Fiでバックアップを行いたかったのです。これがどうもうまく行かず断念。
サポートに聞いてみようかと思いましたが、TP-Linkの公式の次の情報を見てやめました。
対応可能なストレージサイズ
簡易NAS機能はルーターの余剰処理能力を利用するため、利用可能なHDD等のサイズやファイル・フォルダ数はルーターの動作状況に応じて上下するので明確にサイズの制限は設けておりません。
そのため数TBのHDDなどは利用できない場合があり、大容量のストレージを利用する場合は別途NASの導入をご検討ください。
※ 簡易NASの動作保証などは一切行っておりません。
どのように簡易NAS機能を利用しますか?|TP-Link
簡易NASは「一応できるけど、できなくても保証できない」ということで、あくまでもおまけ機能という扱い。なのでこれを追求するのは諦めました。残念ながら。
またも問題解決でき、TP-Linkの評価ばくあがり
確か過去にプリンターの無線化を試みて情報収集したときにも、ルーターを使った方法を見つけた気がします。しかしそこに書かれていたのは普通の大きなルーターを使った方法で、物理的な大きさ的にも価格的にもやる気が出ませんでした。AC750は小型でお手頃価格というのが、購入の大きな動機になったと思います。
たまたまですが、今回と同じTP-LinkのメッシュWi-Fiを2ヶ月前に導入し、自宅のWi-Fi環境が劇的に改善できました。そして今回もレーザープリンターの無線化にあっさり成功。
導入には至らなかったものの、監視カメラも性能がよさそう。TP-Linkはネットワーク機器が主力のようですが、ハードだけでなく、ソフトの出来もよいのが素敵なところ。また何か必要になったときは、まずはTP-Link製品を確認してみようかと思います。
[…] 上記の追記翌日、これまで接続できていた無線接続化したプリンタが使えなくなり、設定をルーターモードに戻しました。しかしネットは速いまま。どうやらネットが爆速化した理由はブリッジモードではなく、X20を再起動したからのようです。う〜ん、難しい… […]