念願だった9hoursに宿泊!未来的なデザインで機能性とコスパも最高!

9hours Akasaka

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初めてその存在を知ったときから、ずっと注目していたカプセルホテル「9hours(ナインアワーズ)」に念願かなってついに宿泊!

期待を裏切らない未来的なデザインと機能性で、コスパも最高でした。


参考
9hours

高級カプセルホテルの先駆けだった9hours

近年、外国人観光客は増加の一途で、特に都市部ではホテルの料金も高く、よい場所になると部屋が空いていないことも増えています。

私は会社員だった2014年頃から、東京でホテルが取りにくく、安価だったところも軒並み高くなってきたと感じていました。

一方、9hoursの一号店ができたのは2009年で、外国人観光客が爆発的に増加するもっと前のことです。

その頃はカプセルホテルといえば安さが売りだったという印象で、高級カプセルホテルなどといわれるものはなかったと思います。

そんなときに登場した9hoursは、「ポッド」と呼ばれるベッドが未来感のあふれる特別なデザインになっていて、枕など寝具も特注品。

ホテル内は真っ白な空間に機能性を考えたインフォグラフィックスが施されていて、直感的にどこに何があるのかがわかります。

デザインものが好きな私としては、もう9hoursに泊まるためだけに遠方に行きたくなるぐらいの魅力を感じていましたが、泊まる機会に恵まれませんでした。

そしてこのたび、ようやく関東出張の予定が入って宿泊することに。期待を裏切らない、素晴らしいホテルでした。

無駄がなくデザイン性が高い、9hoursのベッドルーム

今回、宿泊したのは9hours赤坂店。オープン記念価格が設定されており、なんと一泊2,900円!通常でも約5,000円と都心のホテルとしては非常に安価。まあカプセルホテルなので個室じゃないしね。

赤坂店の外観はこんな感じ。かっこいい。高まる(笑)
9hours Akasaka

チェックインすると、説明とともに名刺サイズのカードを渡されます。カードに印刷されたQRコードがロッカーの鍵です。

ロッカーは地下1階で、私が泊まるフロアは2階。壁やドアはガラス張りで、部屋番号などの情報が書かれています。
9hours

ベッドルームは2段になっていて、私は上側を割り当てられました。左右の手すりにつかまりながら、ポッドに入ります。内装はこんな感じ。未来感はんぱねぇ!(笑)
9hoursのポッド内

奥にある黒い帯の部分には、コンセント、照明の明るさ調整つまみ、USBが配置されています。このミニマルさが好き。
ポッド内のコンセントなど

バナナ型の枕。ベッドのマットレスも特別なもので、寝心地がよかったです。
9hoursのまくら

入口のカーテンを閉めれば、プライベートな空間のできあがり。閉所が苦手な人は、息苦しさを感じるかもしれません。狭いところは苦手ですが、ここは大丈夫でした。

足を伸ばしたところ。172cmの私にはちょうどよい感じ。185cm以上とかだと窮屈かも。
ポッド

ポッドに登るときは、両側の手すりに捕まりながら、こんな形のフットステップ(数段あります)を登ります。
フットステップ

ちなみにベッドの正面は外から丸見え(多分、内側からだけ見える窓とかではないと思います)!これはちょっと驚き。私は気になりませんでしたが、気にする人もいるんじゃないかな。さすがに女性用フロアはこんな風じゃないと思いますが。
ポッドから見える景色

トイレはこんな感じで複数の個室が並んでいます。床に絵が書かれていて、足元を見ればトイレであることが直感的にわかるのはよいですね。
9hoursのトイレ

9hoursの未来的なデザインは見た目だけでなく機能性も考えられている

ベッドルームを確認したら、次は荷物を置きにロッカーとシャワーのある地下へ。真っ白なロッカーが並んでいます。
9hoursのロッカー

チェックインのときにもらったカードでロッカーを開けると…
9hoursのロッカー

中にはアメニティが入っています。中身はスウェット、ボディタオル、ハンドタオル、歯ブラシとスリッパ。
9hoursのアメニティ

歯ブラシもスリッパも独自のデザイン。
9hoursの歯ブラシ

9hoursのスリッパ

すべてを独自デザインにすることで、世界観が構築され、異空間に入り込んだ感覚が生まれます。この中に1つでも既成品があると、途端に現実感が出てくるでしょう。

シャワールームに入ってみると…
9hoursのシャワールーム

シャンプーやコンディショナー、ボディーソープの容器も独自デザイン。シャンプー類はとてもよい匂いで、中身へのこだわりも感じます。
9hoursのシャンプー類

壁の案内も簡潔でわかりやすく、デザインと機能性を兼ね備える素晴らしさに高い満足感が得られました。清潔感もあり、安ホテルに泊まるよりも絶対にこちらがよいです。
壁に書かれた案内

9hoursは見た目だけではなく、機能性も高いのですが、特に素晴らしかったのは、次の3点。

  • ロッカーとシャワールームが地下にある
  • ベッドルームに大きな荷物が持ち込みにくい
  • ベッドルームとトイレが壁で遮音されている

ベッドルームに大きな荷物が持ち込めるような空間があると、荷物を出し入れする音が発生します。同様にシャワーやロッカーがベッドルームと同じフロアにあったら、気になることでしょう。

以前宿泊したファーストキャビン秋葉原は、荷物を持ち込める部屋があり、自販機が宿泊フロアにあったため、静かな空間に缶が落ちる音が大きく響き渡っていました。

9hoursはベッドルームとトイレが同じフロアですが、それらは壁で遮られているため、トイレの音がベッドルームに聞こえることは一切なかったです。

ただしベッドルームのフロアは「ゴー」という空調の音がします。ポッド(ベッド)の中に入ると音は軽減され、私は気になりませんでした。

課題は騒音と荷物を整理する場所

カプセルホテル特有の問題として挙げられるのが騒音。今回は幸いにもいびきをかく人はいませんでしたが、スマホのアラームを止めずに延々と数分間も鳴らし続ける人が。

9hoursは音に関しては徹底的に考えていると感じましたが、マナー違反の人がいるとどうしようもないですね。安価なビジネスホテルは壁が薄かったりするので、同じ問題は起こるんですけどね。

もう1つの課題は荷物を整理する場所がないこと。ベッドには大きなスーツケースを持ち込むような空間はないし、音を考えると荷物の整理もできません。

私はロッカーの前と洗面スペースでスーツケースを開きましたが、人が来ることや狭さを考えると落ち着きませんでした。私のスーツケースは小さめなので、大きなスーツケースだったらロッカーの前で開くのはかなり難しいです。

他の人達を見ていたところ、皆が起きている時間帯にベッドフロアの廊下を使って荷物を整理したりしていました。ロッカーのフロアに荷物を整理するための空間があったらよいと思います。

9hoursは期待通りの素晴らしいホテルだった

9hoursには課題はあるものの、細やかな配慮を感じられる空間設計、寝具やアメニティへのこだわり、清潔感、安価さなどから、満足度が高かったです。

宿泊施設に豪華さを求める場合は不向きですが、機能性を重視する人にとっては9hoursが最適ではないかと思います。

そうそう、ちょうど私がチェックアウトした日に専用アプリがリリースされていました。次に宿泊するときは、このアプリを使おうかな。


参考
9hours

いわいのあとがき

9hours赤坂のオープン記念?として石鹸をもらいました。箱がかわいい。
9hoursの石鹸

中身もかわいくて、9hoursに備え付けてあったシャンプーと同じ匂いでした。ついつい、クンクンしてしまう(笑)
9hoursの石鹸

玉の肌石鹸という会社の製品で、同じものがウェブで購入できます。


参考
玉の肌石鹸

そして9hours公式グッズも販売されていることを宿泊後に知りました。欲しくなるわ〜(笑)


参考
9hours