完全消去したGoogle Driveのファイルを裏の手で復旧してもらった

Google Drive

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手違いでGoogle Driveのファイルを完全に消してしまったんですが、最終的にはGoogleのサポートに相談して、すべて復旧。その顛末をお伝えいたします。

なぜGoogle Driveのファイルを完全消去してしまったのか

Google Driveは、iMacのデータをバックアップするために使っています。iMacのデータはTime Capsuleにもバックアップしているので、2重バックアップですね。

最近、macOSを最新のHigh Sierraにアップデートしたんですが、いつもOSをアップデートするときは、クリーンインストールしています。余計なファイルが全部消えるので、Macの調子もよくなるんですよ。

macOS Sierra macOS Sierraをクリーンインストールする方法

クリーンインストールする前には、すべてのデータを外付けのハードディスクにバックアップ。すでに何度か行っているので、クリーンインストールにも慣れていて、今回も滞りなくOSのアップグレードが完了。

特に問題はないと思ってたんですが、Google Driveがオンラインとオフライン(iMac側)で、きちんと同期していないことに気が付きました。

改めてきちんと同期を行うべく、一度オンラインのファイルをすべて削除することにしたんですが、これが絶対にやってはいけないことだったのです。

Googleドキュメントやスプレッドシートの実体はローカルにはなかった

万が一のことを考えて、Google Driveのローカルフォルダ内のすべてのデータを外付けハードディスクにコピーしてから、オンラインのデータを削除。

Google Driveの容量は、ゴミ箱の中にあるファイルも含まれます。100GBの契約中、80〜90GBは使っているので、削除したファイルをゴミ箱に残して、同様のファイルをローカルからアップロードすると容量が足りません。

なのでゴミ箱を空にして、Google Drive内のデータを完全消去。「消去したデータは復旧できませんが、よろしいですか?」みたいなメッセージも出ますが、承知の上で実行。

まあすべてのデータはローカルに残っていて、念押しでバックアップもしてあるから大丈夫だよね~と思っていたんですが…あれ?Googleドキュメントをクリックすると404エラーが。スプレッドシートもだめ。Google書類が全部開かない。

焦る気持ちを抑えつつ、ネットで解決方法を探るも、同じ状況の人はおらず、復旧の見込みもなさそう。そこでようやく気付きました。Googleドキュメントやスプレッドシートの実体はローカルにはなく、オンラインで完全消去したものは開けないことに…

ローカルにもアイコンは全部残っているし、Google書類はオフライン編集にも対応しているので、データはローカルにもコピーされていると思ってたんだけど、こんなことになるとは…

半ば復活を諦めつつ、再びネットを検索していたところ、最後の望みとなりそうな情報を発見しました!

Googleのサポートに直接相談する方法

普段は日本語でGoogle Driveを使っていますが、これを英語に切り替えるとGoogleのサポートに直接相談できるようになるのです。

Google Support

まずGoogle Driveにアクセスし、画面右上の歯車アイコンの中にある「ヘルプ」を選択。

Google Support

次に「すべての記事を閲覧」を選びます。

Google Support

開いたページの一番下を見ると、小さい文字で「日本語」と書かれているのがわかります。ここで言語が選べるので、Englishを選択。

Google Support

すると画面右上に、日本語のときにはなかった「CONTACT US」という文字が表示されるので、こちらをクリック。

Google Support

幾つかの選択肢が表示されるので、Otherを選ぶと…

Google Support

電話、チャット、メールという3つの選択肢が表示されました。切迫している順のサポート方法という感じですね(苦笑)電話はコールバックなのが親切。

英語で電話はきつかったので、チャットを選んだところ、ほどなくして連絡があり、会話が始まりました。

Googleが提案してくれた奥の手でファイルが復活

Googleサポートとのチャットが始まり、まずは状況報告。データが消えてしまったんだよ〜どうにかしてよドラえも〜ん的な感じで泣きつきます(笑)

え、なんで消したの?とか、まあ聞かれますよね。そんなやりとりをしつつ、最終的にGoogleサポートから次のようなコメントをもらいました。

  • リカバリーツールを持っている
  • ただし求めているファイルをすべて復旧できるという保証はなし
  • 削除したファイルが完全に消えるまでには期限がある
  • ファイルに共有設定をしていた場合は無効になる
  • プライバシーとセキュリティのため、ファイル名や中身を見ることはない

もちろん、2つ返事でよろしくお願いしますと伝えて、復旧開始。ほどなくして、Google Driveにデータが戻り始めました。見える、見えるぞ!

今回は削除した数日後だったのでデータがGoogle Drive内で完全消去される前だったようです。いやもうGoogleサポートには本当に感謝。ありがとうございました。

いわいのあとがき

いや〜しかしファイルのアイコンがあるのに、実体はないなんてまったく予想できませんでしたよ。勉強になりました…気を付けねばいけませんね、こういうの。

ほっと一安心したら、うっかりこんなのを見つけてしまいました(笑)ほしいわ〜