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先日、合板フローリングを補修したことを書きましたが、今度は無垢板フローリングの手入れをしました。
ささくれてしまって、足の裏にとげが刺さるようになっていましたが、ニス塗りによってそのようなことがなくなりました。
合板フローリング補修の件は、こちらをご覧くださいまし。
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経年劣化でささくれてしまった無垢板のフローリング
合板フローリングを補修した記事でも書きましたが、フローリングには幾つか種類があります。
メンテナンス方法はフローリングの種類によって異なりますが、フローリング風のマット(実際にはフローリングではない)や、合板フローリングは、基本的に何もしなくてもよいです。
一方で無垢板を使ったフローリングは木材が経年劣化するので、その種類に合わせて油を塗るなどのメンテナンスが必要になります。
いま住んでいる家は築40年ぐらいの年季の入った一軒家。メインで使っている部屋のフローリングは床が腐食している箇所もあったため、入居時に張り替えました。
しかし他の部屋で使っているフローリングはそのままな状態で、場所によっては劣化が進んでいます。
今回補修した部屋のフローリングは2階のベランダ側にある廊下部分で、洗濯物を干すときに必ずそこに足を踏み入れます。
南向きで日中は強い日差しを受け、時には雨が降り込んだり、部屋干しで湿気がこもったりと、無垢の木にとっては最悪の環境ともいえます。
そんな状態で長年利用されていたため、フローリングは場所によっては激しく傷み、最近では洗濯物を干すときに足の裏に小さなとげが刺さることもあり、困っていました。
補修前の写真がこちら。油分や水分が乾ききったかのようなガサガサな状態。iPhoneで撮るといい感じに補正してしまいますが、実際にはもっと荒れた感じです。
どうしたもんかと思っていましたが、無垢板のフローリングはニスを塗ることで補修できると知り、早速試してみました。
ちなみに本記事でお伝えする方法は自力でフローリングをニス塗りするものなので、費用は抑えられますが、手間と時間がかかります。
そんな時間はないという人は、フローリングをコーティングしてくれるサービスを利用してみてもよいかもしれません。
プロにお願いすれば時間が節約できるというのもありますが、やはり品質が格段に違いますよね。ピッカピカになるうえに、数年間以上、効果が持続するそうです。
ニス塗りでフローリング補修ができると知って道具と材料を購入
友達のごりゅごさんが、フローリングにニスを塗って補修したことをブログに書いていたのをみて、そういう方法があると知りました。
雨で剥がれたり変色したフローリングをニスで補修した | ごりゅご.com
こちらの記事を参考に、早速ホームセンターで材料の買い出し。合計798円(税込)で補修に必要な道具と材料が揃いました。
購入したのは、水性ニス、刷毛(はけ)、紙やすり(サンドペーパー)、小さな板(紙やすりの添え木)の4点。
水性ニスは511円。廊下の限られた面を塗るだけなので、手のひらサイズの小さなものでよいと考えました。
色は何種類かありますが、床よりも少し薄めの色を選ぶとよいと、ごりゅごさんのブログに書かれており、そうしました。
紙やすりは、180-240番がよいと書かれていたことに後から気が付きました。
紙やすりの番数は小さいほど荒くなり、表面がザラザラとしています。私は600番を購入しましたが、結構きめが細かく、サラサラしています。ちょっと物足りなさそうだけど、まあ、しょうが無い。こちらは79円。
紙やすりを使うときに必要なのが、添え木です。自宅に適切なものがなさそうだったので、100円で小さな板を購入。
刷毛は自宅にあるものを使おうと思ったら、劣化で使いものにならず、急遽100均で追加購入。私はキャンドゥで買いましたが、どこの100均にも刷毛はあるようです。
道具や材料はネットでも購入可能ですが、水性ニスの色や量を選ぶために実際に店舗に足を運んで選ぶことをおすすめします。
また刷毛はネットで購入するよりも、ホームセンターや100均で購入したほうが安く入手できそうです。
ニス塗りの前にフローリングを入念に掃除して、やすりがけ
ニスはコーティング剤のようなものなので、フローリングに塗って乾かすと固まります。
木くずや埃(ほこり)が溜まったフローリングにいきなりニスを塗ってしまうと、それらも一緒に塗り固められてしまうので、まずは固く絞った濡れ雑巾で拭いて掃除します。
あまりにも汚かったので写真の掲載は控えます(苦笑)
掃除が終わったら、次はやすりがけです。やすりをかけることで表面のささくれが取り除かれます。
このように添え木に紙やすりを巻きつけ、フローリングの床をやすりで慣らします。
やすりがけの前はザラザラとしており、細かなとげも出ていましたが、やすりがけ後は表面がスルスルと滑らかになりました。
木の粉やとげがあるので、ニス塗りの前に改めて雑巾がけすることをお忘れなく。
ニスで美しさ倍増!とげも刺さらなくなった!
さて下準備が終わったところで、ようやく水性ニスを塗っていきます。
付属の容器にニスを入れたところ。刷毛と大きさが合わなかったので、結局、刷毛に水性ニスを垂らして滲ませながらニス塗りをしました(笑)
ニス塗り前のフローリング。
そしてニス塗り後がこちら。カサカサのフローリングに、しっとり感と光沢がでたのがわかりますかね。
ニスを塗っている途中の写真をみると、違いがよりよくわかります。
ニスを塗り終わったフローリング。美しい〜!
一通り塗り終えたところ、まだニスが余っていたので二度塗りすることにしました。
余らせても次にいつ使うかわからないし、使いきってしまおうと思って容器を逆さにしたところ、中からビー玉が転がり落ちて焦った(笑)塗料の混ざりをよくするために入っているそうです。
二度塗り後の写真。う〜ん、いい感じ。やっぱり無垢の木は手入れしてあげると蘇りますね。いままで放置してごめんなさい。
傷が深かったところは表面が削れていましたが、ニスの色がついて少し馴染みました。
使い終わった刷毛はニスが固まる前に水洗いしましょう。
今回もっとも期待したのは、木のささくれをなくして、とげが刺さるのを防止することでしたが効果は絶大。とげが刺さらなくなりました!
下準備のやすりがけで下地のフローリングから細かな木くずが取り除かれ、ニスを塗ったことで表面が塗り固められて新たなとげが発生しなくなりました。
さらにフローリングに光沢が出て、木目が美しく浮き上がり、美観もよくなっています。コーティングにより、直射日光や雨風からの保護効果も期待できるなど、ちょっとした手間でいいことづくめな結果になりました。
ちなみに今回はフローリングの初期状態がかなり悪かったこともあり、最初の塗りでは量を惜しまず、たっぷりとニスを塗りました。
二度目の塗りを行ったときはそれほどニスの量を必要としませんでした。フローリングの状態や木の種類によって、必要とされるニスの量には差が出てくると思われます。
ニス塗りには、ちょいと手間はかかりますが難しさはありません。なにより美しさが増し、木の保護効果もあるので手間をかけるだけの甲斐があります。
中古住宅って古かったり、傷んだりしている分、駄目元で大胆に補修や改造ができるところがよいですね(笑)
他にもフローリングが使われている部屋があるので、ちょっとずつ修繕していこうかなと思います。