フローリングがはがれたのでシールで補修した

はがれてしまったフローリング

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8年ほど前に新しくしたフローリングはがれてしまいました。トホホ。どのような補修方法があるのかを調べた結果、今回はシール貼りによる簡単補修でよいだろうという結論になりました。

ニス塗り中のフローリング 無垢板のフローリングをニスで補修したらとげが刺さらず美しくなった

フローリングがはがれてしまった原因

フローリングの床がはがれてしまった原因は、普段使っている椅子でした。私はアーロンチェアという椅子を使っています。いわゆるオフィスチェアの部類ですが、かなり高額で14万円ぐらいします(もっと高額なものもあります)。

ヘルニアになったことがきっかけで購入しましたが、私には効果てきめんで、そのうえ長く座っていても疲れにくくなりました。思わず椅子の話が長くなりましたが、フローリングの話に戻します(笑)

はがれてしまったフローリング

フローリングがはがれたのは、アーロンチェアの重みが床にかかり続けたからです。こんな感じになっちゃいました(涙)無垢木が使われていると思っていたので、表面は傷んでもこのようにはがれるとは思ってなかったんですよね。はがれたことによって、フローリングが無垢木でないとわかりました。

追記:その後、フローリングをオフィスチェアの重さから保護するチェアマットというものがあることを知り、購入しました。ビニール製のものが一般的ですが、私が選んだものはじゅうたん生地で、デザインも気に入っています。最初からこれを使っていれば、フローリングが傷付かずに済んでいたのに…でも、これでフローリングが傷む心配はなくなりました。

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チェアマット チェアマットがフローリングの傷防止に効果絶大

フローリングの種類とメリット・デメリット

英語のflooringは床材全般を指しますが、日本語のフローリングは「板張りの床」を示すことが一般的なので、本記事内でもフローリングという用語を板張りの床という意味で使っています。さてそのフローリングの種類は、ざっくりと次の3種類。

  • フローリング風マット
  • 合板
  • 無垢板

フローリング風マット

「フローリング風マット」は、正確にはフローリングではありません。フローリングの模様が印刷されているだけの柔らかいマットです。ワンルームマンションやアパートで使われていることが多いですね。あとはトイレの床材としても多用されています。

マットなので拭き掃除が簡単だし、じゅうたんみたいなものなので導入も楽で費用も安め。ただしあくまでもフローリング風なので、木の風合いも感触もありません。見た目がそれっぽいだけ。

合板

私の家で使われていたものは、こちらの合板でした。合板は複数の木材を接着剤で貼りあわせたものです。表面に綺麗な化粧板が貼り付けてあるので、無垢木のように見えます。しかし化粧板がはがれると合板が露出。無垢木よりは比較的安価で、メンテナンスの必要もほぼありませんが、今回のように重みがかかると化粧板がはがれたりします。

合板フローリングのはがれ

無垢木

無垢木は本物の木材です。木の風合い、感触、種類によっては香りなどもあり、時が経つにつれて変化する色などを楽しむこともできます。

無垢の木なので質感は最高ですが、価格も高くなります。また、きちんとメンテナンスを行わないと傷んでしまいますし、他の材に比べると虫食いが発生する恐れが高いです。

フローリング補修方法の種類

はがれたフローリングにはどのような補修方法があるのかを調べてみたところ、次のような方法があるとわかりました。

  • 板の張り替え
  • 化粧板の張り替え
  • パテ埋め
  • シール貼り

板の張り替え

板の張り替えはかなり大掛かりな作業になります。フローリングそのものをはがさないといけないですからね。床下の構造などを知らずに電動工具などでバッサリ切断してしまうと、構造材のような切ってはいけないものまで傷つけてしまいそうです。

化粧板の貼り替え

そのままの見た目で、できるだけ手間をかけずに補修しようと考えるなら、化粧板だけを貼り替えるのが一番。化粧板の厚みは1mm以下です。でも同じ色の化粧板なんて、ホームセンターにも売っていません。補修方法そのものは難しくなさそうですが、材料が入手困難。

パテ埋め

DIYによるフローリングの補修方法として、もっとも多く紹介されていたのがパテ埋め。パテはセメントのようなものと考えてもらえばよいです。最初は粘土のように柔らかいのですが、時間が経つとカチカチになります。

フローリングの補修に使うときは、穴の空いた箇所やはがれた箇所をパテで埋め、固まったら表面を削りとって床と並行にし、最後にパテの部分にフローリングに近い色を塗ったら完成。この方法でもっとも難しいのが着色です。穴空きなどの範囲が狭ければ、ごまかせそうですが、広範囲にフローリングがはがれているような場合は目立たなくすることは困難です。

シール貼り

最後の選択肢がフローリング模様の印刷されたシールを補修箇所に貼り付ける方法。それほど種類があるわけではないので、化粧板とまったく同じ模様を選ぶことはほぼ無理。しかし今回はこちらのシール貼りという方法で補修することにしました。

シールでフローリングを補修した理由

大掛かりな方法での補修はプロに依頼しないと困難ということで、パテ埋めするか、シール貼りするかで最後まで悩みました。

今回はフローリングが広範囲にはがれていたので、パテ埋め後に色を塗っても目立たせなくすることは困難。DIY(=パテ埋め、シール貼り)で最初の見た目を復元するのはほぼ不可能とわかりました。であれば、できる限り時間もお金もかからないシール貼りで済ませてしまおうという結論になったのです。

シールでフローリングを簡単補修してみた

フローリング補修用シール

さてこちらが今回購入した補修用のシールです。ホームセンターで購入しましたが、300円程度でした。ネットでも購入できます。3種類の中から、一番近そうな色を選択。

スクレーパーでフローリングをはがす

フローリングがはがれた箇所にいきなりシールを貼ってしまうと、ささくれがシールを突き破ったりしそうだったので、はがれた箇所の周りにカッターで切り込みを入れ、スクレーパーではがして綺麗にしました。

化粧板をはがしたフローリング

化粧板をはがし終わった後。合板がむき出しになった箇所や周りのフローリングは固く絞ったぞうきんで綺麗に拭き、細かな木くずや汚れを除去。シールを貼り付け。一番近い色を選んでも、かなり目立ちますね(笑)

補修用シールを貼ったフローリング

遠くから見るとこんな感じです。

補修用シールを貼ったフローリング

労力をかけても同じ色の化粧板を貼らないことには、ほぼ完璧に目立たなくすることは無理なので、このようにいかにも補修しましたって感じにしておいた方が潔いという逆転の発想(笑)

家を売るとかいうときには、資産価値を上げるためにプロにお願いして全力で補修するべきかなと思いますが、そんな予定もないので当面はこれで満足。シールの周りにほこりが付着して汚れが目立つようになったりしたら、またシールを貼り替えるか、またはパテ埋めに挑戦してみてもよいかなと思ってます。

ちなみに別の部屋に使われている無垢板のフローリングが劣化でささくれてしまったのですが、こちらにはニスが有効でした。無垢板をニス塗りで補修した話は次のページをご参照くださいまし。

ニス塗り中のフローリング 無垢板のフローリングをニスで補修したらとげが刺さらず美しくなった

2 COMMENTS

カバやん

我が家のフローリングも合板でしかも広範囲にかけてはげ落ちています。
シール補修の参考として勉強になりました。
考えた挙げ句、パテ埋めしてその上からシールを張れば何とかなるのかなと思っています。

いわい

ご参考になってよかったです(^^ 色々と調べて、あれこれ考えましたが、最終的には自分が気にならないのなら、簡単で安価なシール貼りでいいやってことになりました(笑)パテ埋めなら段差もなくなりそうですね。

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