東京にある「紙の博物館」で紙のことを学んできた!

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紙の博物館で紙の勉強!

ダンボールや紙でものづくりをするなら、素材について詳しく知っておきたいところ。東京の王子にある「紙の博物館」があると知り、出張のついでに行ってきました!

最寄駅から、丘のようなところを登った場所に、紙の博物館がありました。
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博物館は、平日ということもあり、かなり空いていました。館内には、製紙会社に勤務していた方達が解説ボランティアとして、常駐しており、紙のことを詳しく教えていただけました。

紙を作る工程というと、手漉きの和紙が思い浮かびますが、オフィスで使われるような大量生産の紙も、基本的な原理は同じとのこと。

大量の紙を生産する巨大な機械の模型も展示されており、どのような工程で紙が生産されているかが、良くわかりました。

紙の主な原料としては、木材の繊維(パルプ)が使われますが、配合によって、紙の特性が変わってくるそうです。

また、金属など、異質の材料を混ぜることで、通常の紙とは全く違ったものを作れるんだとか。

土を8割ぐらい混ぜた「陶紙」は、見た目は普通の紙なんですが、なんと、焼くと陶器になるというもので、博物館には、陶紙で作られた折り鶴が展示されていました。

これを使ったら、かなり様々な形の焼き物が作れるんじゃないかな?と思いましたが、焼いたときに、接着剤の役割を果たしているパルプが無くなってしまうため、陶器としては、非常にもろく、実用的ではないそうです。なるほど。

紙の博物館には、日本で初めて製作されたダンボール製造機を復元したものが展示されていました。これを見て、胸熱になるのも、オレぐらいだろう(笑)
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博物館の展示自体は、非常に地味な感じなので、万人が楽しめる感じではありませんが、解説ボランティアの方が、懇切丁寧に説明してくださるので、紙に興味のある人にとっては、とても勉強になる場所でした。

いわい的には、ダンボール初号機も見られたし、行って良かったです(^^

紙の博物館(東京)

東京都北区王子1丁目1−3
03-3916-2320
開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始
紙の博物館