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ANA
が運営するWonderFLY クリエイティブアワードで、ダンボール製組み立てブロック「スバコ」がファイナリストに選ばれました!
Table of Contents
WonderFLYとは
WonderFLYは、航空会社のANAが運営しています。以下、WonderFLYウェブサイトからの引用です。
[WonderFLY]は新たなモノづくりやコトづくりに挑戦するチャレンジャーたちが集い、自らの技術やアイデアの可能性を試せる[クリエイティブアワード]と夢をカタチにして、広く世界へと飛び立っていくための共感やサポートを募ることのできる[クラウドファンディング]を合わせたプラットフォームです。 WonderFLYウェブサイトからの引用
クリエイティブアワードでは、お題に対して挑戦者が自身のアイデアを投稿。優秀なアイデアには賞が与えられ、クラウドファンディングへと進む道が開かれます。
クラウドファンディングでは、ファンと資金を獲得しつつ、事業化・製品化を目指しますが、パートナー企業とのマッチングをサポートしてもらえたり、ANAのネットワークやANAショップを活用して流通という可能性も。
そのあたりが、他のクラウドファンディングと差別化しているところですかね。
挑戦者が私のような個人の場合、アイデアを考えて試作まではできても、売り込みや流通までは中々手が回りません。
ファンや資金を獲得するだけでも大変ですが、事業や製品を形にしてから根付かせるのも大きな課題。このような支援はとても心強いです。
WonderFLYについて、詳しくはウェブサイトをご覧ください。
昨年末から開発を続けてきたダンボール製品
昨年末からクリエイティブ系の仲間に意見をもらいつつ、ダンボール製品の開発を続けていました。
製品を開発し、販売するという計画は独立前から考えていたことです。
独立した翌年、2016年には最初に考えたアイデアをクラウドファンディングに出す直前までいきましたが、大御所(ほぼ日)とアイデアがかぶってしまい、断念。
その後は中々アイデアが浮かびませんでした。とりあえずなにかを作ることはできたかもしれませんが、それでは不本意。
作るなら、意味や訴求力のあるものにしたいという思いがあったのです。
そのきっかけを作ってくれたのがクリエイティブ系の仲間である、Wondersの岩田さん、MIKATAの加藤さん、wacstyleの西尾さん。アートディレクション、デザイン、木工・リノベなど、分野は違えど一流の人達。
あるきっかけで集まった4人でしたが、話すうちにお互いのことを考えていく場を毎月持つということになりました。
私はそこで自身で考えた製品のアイデアを披露し、意見をもらいながら試作を重ねていくことに。
毎月の集まりまでにきちんと前進していかねばという緊張感も生まれ、拙かった試作品がドンドン磨かれていきました。
製品は過去に失敗した経験を元に、弁理士に依頼して意匠出願。量産をお願いする予定の企業に、試作も依頼。
準備が整ってきて、次へと歩を進める段階まで来ていました。
WonderFLYクリエイティブアワードでファイナリストに
製品化するときの最初の壁が資金。ダンボール製品を量産するために型代や量産の費用が必要になります。
工場で量産する場合、少量では単価が高くなるため、数百・数千というまとまった数を作るのが一般的です。
数十万円程度の初期費用は払えない金額ではないけど、すでに意匠出願などで出費もあり、個人負担には慎重になります。
私に興味を持ってくれた企業に製品活用を提案していますが、採用は未定。そんなときにWonderFLYクリエイティブアワードを知りました。
「スマホに代わるこどもの夢中アイテムを募集」というコンテストが目にとまり、内容を確認。
子どもがスマホを長時間使用することを問題視して、スマホ以外で子どもを夢中にさせるアイデアを考えるというお題でした。
ちょうど私が考えていた製品の位置付けは、知育玩具(ビジネス向けにも応用可能)であったこと、企画・試作中のアイテムでも応募可能ということで、挑戦することに。
募集は6月15日から始まっていましたが、気付いたのは締切の5日前!慌てて100均に小物を買いに行ったり、突貫で動画を撮影したりして、思い立った翌日にはアイデアを投稿。
そして一週間経たずして、WonderFLY事務局からファイナリストに選ばれましたというお返事をいただきました。はや!笑
集まった120ものアイデアの中から選んでいただけて、とても嬉しいです。
ダンボールブロック「スバコ」に投票をお願いします!
WonderFLYに応募した製品は、ダンボール製の組み立てブロック「スバコ」。ダンボールを組み立てて、ブロックのように組み合わせて遊べます。基本形状は四角と三角の2種類のみ。
ダンボールなのでマスキングテープやシールでデコったり、色鉛筆や絵の具で色を付けたり、部品を自分で作ったりと自由にカスタマイズでき、いらなくなったらリサイクル。
カスタマイズ事例はこんな感じ。写真では2個だけ組み合わせていますが、複数のブロックを組み合わせることも可能です。
動画では平面のダンボールを組み立てて、立体にするところをご覧いただけます。機材がなかったのでiPhone6で撮影した割にはきれいでしょ?笑
製品は突然ひらめいたわけではなく、紙製品について数年に渡って情報収集を続け、考えてきた結果として生み出したものです。開発の経緯やプロトタイプの制作過程などは改めて書きます。
追記:
【御礼】ANA WonderFLY クリエイティブアワード(長い)の投票が終了しました。皆様のお陰で得票数トップ!スバコへの投票やお気遣い、本当にありがとうございました。