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飛行機のファーストクラスをイメージした、安価で清潔なカプセルホテル「ファーストキャビン」を利用してみました。
見た目もきれいでWIFIも完備されているなど、いまどきな感じでしたが、カプセルホテルゆえの難点もありました。
ファーストキャビン FIRST CABIN ~飛行機のファーストクラスをイメージした新しいコンパクトホテル~
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2014年後半ぐらいからホテル予約が困難になった
以前も書きましたが、2014年の後半ぐらいから東京のホテル予約がとても難しくなりました。
それまでは平日なら予約に困ることはなく、空室が目立つ日などは普段泊まれないような、ちょっとお高めなホテルでも宿泊料が下がっていて利用できたりしました。
古めのホテルなら4,000円台で泊まれたこともありましたが、いまや同じホテルの宿泊費がなんと10,000円越え!
安価だったビジネスホテルの宿泊費が20,000円を越えることも珍しくはなく、また、部屋を予約しようにも空いていないことが結構あります。
今年、金沢で宿泊したときも同様でした。
[初めての金沢観光 後編]金沢グルメを満喫して兼六園、金沢21世紀美術館へ
ホテルの空室率の低下・宿泊費高騰の主原因は外国人観光客の増加です。
日本の経済を潤してくれる外国人の訪日は大歓迎なんですが、まあ、需要が増えても供給が間に合わなければ、宿泊料金は上がりますよね。
このような現状を救ってくれそうなのが、最近出てきた清潔で小洒落た感じのカプセルホテルです。
従来のイメージを払拭するオシャレな高級カプセルホテル
従来のカプセルホテルのイメージと言えば、安価さだけが魅力で、快適さは二の次というものでした。
そんな既成概念を払拭したのが、このブログでも過去に取り上げた「9hours」です。
9hoursは、近未来的なデザインで、宿泊のシステムなども含めて従来のカプセルホテルの概念を変える斬新なものでした。
ビジネスホテルが低価格で利用できたときから、こんなカプセルホテルなら泊まってみたいと思わせてくれた魅力に溢れたものでした。
カプセルホテルにも関わらず、そこまで惹きつけられた理由はデザイン性や清潔さです。
出張で宿泊するときはシャワーを浴びて寝るだけだったので、必要最低限のものさえあれば良いと考えていました。
好立地、安価で清潔、女性も泊まれる高級カプセルホテル「ファーストキャビン」
ファーストキャビンは、カプセルホテルながら部屋が飛行機のファーストクラスをイメージしたデザインになっているのが特徴。
カプセルホテルは男性のイメージが強かったのですが、ファーストキャビンは女性でも泊まれます。
こちらが宿泊したファーストキャビン秋葉原の外観。ファーストキャビンは東京の複数箇所以外に、京都、大阪、福岡にもあります(2015年12月現在)。
夜になると、雰囲気が全然変わります。
入口にはカッコイイ、ホテルのロゴが。
ロビーは小さいながらも、個性的なデザインになっています。
ロビーの右手にはコンセント付きの長机や二人掛けの机が設置されたスペースがあります。WIFIも利用できるので、コワーキングスペースのようにパソコンで仕事もできます。
1階には大浴場があります。
男性と女性はフロアもエレベーターも分けられています。
客室にはカーテンがあるのみで、ドアはありません。
私が選んだ部屋は、一泊税込6,300円の「ファーストクラス」です。1,000円安いビジネスクラスは通路スペースが無く、カーテンを開けるといきなりベッドになっています。
入口のすぐ左手に照明ボタンがあります。
スリッパやタオル、歯ブラシなどのアメニティ付き。
ベッド下には鍵付きの荷物入れがあります。
キャリーケースは厚みがあったので、わずかにはみ出てしまいました。
しょうがないので、中身だけ入れることに。キャリーケースは、ホテルにて保管してもらえます。
テレビもあります。
テレビの音はホテルから渡されたヘッドホンで聞きます。ヘッドホンジャックはベッド脇にあります。コンセントもあるのでスマホも充電できて便利。
部屋は中々いい感じですが、カプセルホテルなのでトイレ・風呂は共用です。シャワー室はトレーニングジムにあるようなものが2つありました。
基本はシャワー派ですが、トレーニングジムのようなシャワーよりは共同浴場の方が広くて気持ち良いので、そちらを利用しました。
シャワー室横にある洗面(男でもパウダールームって言うのかな?w)は6人が同時に使えるようになっていて、快適でした。コインランドリーもあります。
荷物が部屋に収まらないときは、ホテルに預かってもらう以外にも各フロアにあるロッカーが無料で使えます。ロッカーの隣には自販機も。
トイレ・風呂共同というのは最初からわかっており、部屋は小さいながらも清潔感があって良かったのですがカプセルホテルが超えられない壁がありました。
カプセルホテル最大の難点は「騒音」
ファーストキャビンに限らず、カプセルホテルには防ぐことが困難な「騒音」という難点があります。今回の宿泊で感じた騒音は次のとおりです。
- いびき
- カーテン開け閉め
- 自販機
- 目覚まし時計
カプセルホテルは薄い壁とカーテンのみで客室が仕切られているため、同じ区画にいびきをかく人がいると広範囲にその音が聞こえます。
今回、運悪くその発信源となる人がいたんですが、本人は寝ていて無意識だし、どうしようもないです。
部屋と通路を隔てるカーテンは思い切り開け閉めすると結構うるさく感じました。逆に言うと、カーテンの音が気になるぐらいに宿泊者同士が気を使って静かにしているとも言えます。
想定外だったのが自販機。飲み物がゴトンと落ちる音がフロアに響きます。
また、予想はしていたものの最悪だったのが目覚まし時計。スマホの目覚ましを鳴らしっぱなしで止めない人がいて、そちらで目が覚めました。
私はあまりいびきとか気にせず眠れるので、うるさいとは思いながらもすぐに寝てしまいましたが、音が気になる人には厳しい環境です。
もう一つの課題が室温。部屋には個別空調のスイッチはありましたが、フロア全体の空調の方が影響が大きく、暑がりの私には音よりもそちらが気になりました。とかいいながら、すぐ寝たけどw
フロア全体の温度は夜は暑いぐらいでしたが、朝は緩めるようでかなり冷え込んでいました。
ちなみに毛布も借りられるので、寒がりの人は朝の冷え込みを考慮して夜のうちに借りておくと良いですね。
安価、清潔、好立地など、利点の多かった今回のカプセルホテルですが、お伝えしたような課題もあります。
音に関しては耳栓をしたり、ノイズキャンセル機能付きのヘッドホンやイヤホンを用意しておくと良さそうです。
Boseのノイズキャンセル機能付きヘッドホンは評判いいですね。
音や室温などの課題はあるものの、その点を除けば利点の多いファーストキャビンのようなカプセルホテルは都市部を中心に増えつつあります。
状況に応じて賢く利用したいものですね〜