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Macでは標準機能でiPadを外部モニターとして使えますが、astropadを使うことでWindowsでも同じことができるようになりそうです。Windowsメインの人には嬉しいニュースではないでしょうか?
iPadをMacの外部モニター化するアプリastropad
astropadは、iPadをMacの外部モニターとして使えるようにするアプリ。最新のMacでは、Sidecarという機能によって標準で同じことができますが、元々このような機能はありませんでした。ちなみにSidecarを使うためには比較的新しいMacとiPadが必要となりますが、astropadはそれよりも古いMac&iPadをサポートしています。
まあでも時間が経てばその優位性は低くなっていくし、Sidecar対応機種を持っている人はお金を払ってまでastropadを導入する必要はないでしょう。Sidecar登場までは画期的な機能を提供してくれていたastropadにも頑張って欲しいという思いがありますが、project blueが希望の光になりそうです。
WindowsでiPadの外部モニター化を実現するプロジェクト「project blue」
astropadがWindowsでもiPadの外部モニター化を実現するべく立ち上げたのが「project blue」です。SidecarによってiPadを外部モニター化できるのはMacとiPadがあって初めて実現するものであり、Apple製品を揃えることの優位性とも考えられます。
となれば、Appleはそんな機能をわざわざWindows用に提供することはしないでしょう。一方、Windows OSの市場シェアは7.6割弱程度、macOSは1.7割程度、残りは他のOSなので、astropadはビジネスチャンスが大きく広がります。逆になぜこれまでWindows向けにサービスを提供してこなかったんだろうと思うぐらい(笑)
Apple向けだけでも十分な利益が得られていたか、Windowsに対応させるのは技術的に困難だったのか、はたまたその両方だったのか。いずれにしてもWindowsユーザー、特にクリエイティブ系の人達にとっては大変喜ばしいことではないかと思います。
WindowsメインのクリエイターはiPadが液タブとして使えたら嬉しい
元々、MacでCGをやってましたが、NVIDIAのグラフィックボードが無いと使えないソフトや機能があって、泣く泣くメインのCG環境をWindowsにしました。近日中にiPad Proを購入しようと考えていたので、WindowsでiPadが接続できるなら、液タブ代わりにもなるので自分にとってproject blueはナイスタイミングな朗報。
液晶タブレットは様々なメーカーから発売されており、12.9インチが最大サイズのiPadと違い、20インチ超えの大画面のものもあります。
液タブとしての機能だけが欲しいなら、まあやっぱり液タブを買っておいた方が無難かもしれません。でもiPadには液タブには無い次のような魅力があるのです。
- 様々なアプリ
- Apple Pencil
- 無線
iPadにとって液タブ化できるということは膨大な機能のごく一部。パソコンの「周辺機器」である液タブとは異なり、iPadはそれ自体がタブレット端末としてパソコンと同等に使えます。クリエイティブ系の様々なアプリもあって、魅力満載です。
またiPadの魅力を大きく引き上げたと言われるApple Pencilは実際にとても書き心地がよく、iPadを使って何かクリエイティブなことをしたいなら、ほぼセットと考えた方がよいぐらいになっています。
iPadは、無線で長時間使えるというのも非常に大きなメリット。以前、液タブを試してみたときに個人的にどうにも煩わしかったのがケーブル。電源ケーブルと液タブと外部モニターとの接続ケーブルが必須だったのです。液タブ側はケーブル1本だけの接続でよいものもありますが、その場合もパソコンと液晶モニター、電源ケーブルへと3つに分岐したケーブルの接続が必要でした。
astropadを使えば、無線でiPadをWindowsパソコンにつなげます。まあ遅延とかはありそうな気がするので、細かな部分が最重要な人にとっては液タブが最強な点は変わりないかもしれませんが、そのあたりがそれほど気にならないようだったら、iPadの液タブ化は非常に魅力的なのです。
project blueは現在、ベータテスターを募集中なので、iPad Proを入手したらすぐに試してみたいと思います。楽しみ。