今度こそダンボールアートの塗装をラッカースプレーから絵の具に変更

着色したダンボール

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以前、ラッカースプレーはもうやめると書きましたが、最近対応した急ぎの案件で大量に使ってしまいました。

改めて体への害が深刻だと痛感し、かつ代わりになりそうな絵の具を見つけたので本気で乗り換えます。

ラッカースプレーに含まれる有機溶剤の怖さ

過去に何度かラッカースプレーを使ってダンボールに着色しました。ラッカースプレーは薄く塗り重ねると綺麗に色がのるし、大きな面を塗ることも可能です。

難点は有機溶剤が含まれており、きちんとした設備や装備で利用しないと環境や健康に害があるということ。

ということは過去の仕事で理解していたし、そもそもダンボールアートにはあまり色を使いたくないのです。

アクリラガッシュ ダンボールアートの塗装をラッカースプレーからアクリル絵の具に変更!

着色したダンボール

しかし依頼をいただく案件は色を付けて欲しいというものがほとんど。先日も急ぎの案件があり、大量のダンボールアートをラッカースプレーで着色しました。

着色後のスプレー粉

ガレージに置いてあるものに色移りしないように養生用のビニールシートを貼ってから作業しましたが、透明だったシートが作業後はこんな感じに…

防塵フィルターに付着したスプレー粉

スプレー作業のときは防塵マスクをして、フィルターもまめに交換していました。スプレー粉で真っ赤になったフィルター。フィルターが無かったらこれを体に吸い込んでいるのかと思うと恐ろしいですね…

この写真を見た造形のプロの人から防塵マスクではなく、防毒マスクの方がよいということを教えてもらいました。防毒マスクと聞くと、何か化学兵器から体を守るもののように聞こえますが、普段から有機溶剤を多用する人はこういうものを使うんですね。

そんなに高いものでもないし、無知だっただけなんで知ってたら最初から使ってたわ…

ちなみにこの作業が終わった後で体の色々なところに吹き出物が出て、しばらくはかゆみがありました。防塵マスクでは除去しきれないものをいっぱい吸い込んでしまったようです。

ラッカースプレーの代わりとしてホルベインのイージーペイントがよさげ

今回の件は短納期過ぎたということもありますが、ラッカースプレーに代わる塗料を見つけられずにいたためにやむなく使ってしまいました。

アクリル絵の具はダンボールにも着色できるので画材的にはこれでよいのですが、いかんせん絵の具なので量が少なく、私が手がける大きなダンボールアートを塗るには費用対効果が悪すぎます。

でもラッカースプレーは本当にもうこれ以上はムリと思ったので、改めて色々と探してみたところ、これだ!というものを見つけました。

それがホルベインのイージーペイントという製品。Amazonでは販売されていなかったので、画材販売.jpというところで注文。

ホルベイン イージーペイント

追記:その後、Amazonなどで購入できるようになりました!

500mlと大容量で、ペンキのように水に溶かずに利用でき、紙にも塗れるし、乾くと耐水性もあります。学校行事やイベントなどで利用することを想定しているようです。

ということで、仕掛りのダンボールアート案件で利用すべく、早速注文しました。後日、ブログに使用感を書くので、興味のある人はご覧くださいね〜

いわいのあとがき

Twitterを見ていたら、マスク無しで長年塗装工をしていた人が、肺を患って呼吸がまともにできなくなったという話が流れてきました。本当に恐ろしいですわ…

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