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造形作家の玉田さん(玉ちゃん先生)のダンボールアートワークショップに参加してきました。
玉ちゃん流のダンボール造形の手法を知ることができ、とても楽しかったです。
可児市文化創造センターで開催された玉ちゃんのダンボールアートワークショップ
造形作家の玉田多紀さん(以下、玉ちゃん)はネットやテレビなどの露出も多いのでよく知っていて、関東で開催されるワークショップにも参加を試みたことがあります(結局、予定が合わず断念)。
しかし!なんと私が住んでいる岐阜県で玉ちゃんの作品展&ワークショップが開催されることを知り、すぐに応募…はできず、ギリギリになって申し込みました。
ワークショップが親子向けっぽく、大人 1 人で参加ということにハードルの高さを感じておったのです。
開催の数日前に会場となる岐阜県の可児市文化創造センター(通称アーラ)に直接出向き、不審者でないことを伝え、また大人 1 人でも参加可能と聞いてようやく申し込みました。
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こちらが可児市文化創造センター。中庭には芝生や噴水があり、涼しげな雰囲気ではありますが、当日は超天気がよくて暑かったです。
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屋内のデザインもよく、「文化創造センター」という名のとおり、映画、演劇、落語などが頻繁に上映・上演されています。
岐阜県の文化施設はなにげに優れたところが多かったりしますね。岐阜市のメディアコスモスも素晴らしいですよ。
岐阜県の複合施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」が美しくて素晴らしかった
可児市文化創造センターは、過去には忌野清志郎さんも来ていたようで、かなり有名な人が来ることも多いです。
以前「劔岳 点の記」という映画が上映されたときには、監督の木村大作さんもいらっしゃるということで見に行きました。
映画もよかったし、撮影の裏話も聞けて楽しかったです。
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さて、こちらがダンボールアートワークショップ会場の入口。玉ちゃんの作品が紹介さております。
受付を済ませて会場入りすると、玉ちゃんの様々な作品が展示されていました。

ヘビ。
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カエル。
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ブラキオサウルスの制作には 2 ヶ月以上かかったそうです。
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こちらも巨大なジンベイザメ。大型の作品は見ごたえがあります。
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かわいいライオンとか。
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生気を失った鹿?を木が巻き込むような作品には、説明が添えられていました。
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作品の説明。

制作過程を説明するパネルも展示。ものづくりが好きな人にはこういうのが楽しいと思います。
童心に帰れる、玉ちゃん流のダンボールワークショップ
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受付時間に作品を楽しませてもらった後でワークショップ開始!説明をする玉ちゃん先生。
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持参したダンボールが材料になります。
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道具は用意してありました。
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たらいには水が入っています。
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まずは材料のダンボールを適当な大きさに破りますが、道具は使いません。

次に斜め方向に丸めたダンボールを膝で押しつぶして柔らかくします。
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こんな感じにヨレヨレになったら準備完了。
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ここで道具の登場。白い液体は水で薄めた木工用ボンド。
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ハケはボンドをダンボールに塗るために使います。目打ちというアイスピックのような道具は部品を刺して取り付けるときに使うそうですが今回は使用せず。
事前に何を作るか考えておくようにという宿題がありましたが、私はかぶれるぐらい大きなワンコの顔を作ることに決めていたので早速制作開始。
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ダンボールの形を手で整えながら、ボンドで接着し、乾くまではクリップで固定しておきます。

鼻と口の部分を合体。

写真はありませんが、水の入ったたらいにダンボールを浸して水を切り、はがして 3 枚にしたものをクチャクチャに丸めました。
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クチャクチャのダンボールを開いて、ボンドを塗ります。玉ちゃん先生は、これを「皮」と呼んでいました(笑)

継ぎ目の部分を中心に革を貼ります。
目と鼻を付けて完成!わずか 1 時間半しかなかったので、未完成な感じではありますが一応形にはなりました。
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ちなみに写真では水ではがした皮が乾いておらず、色が違いますが、乾くとダンボール色に戻ります。
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最後は全員が作品を前に並べて、玉ちゃん先生がひとつひとつ講評していきます。小学生に 1 人だけ大人が混ざっていて辛かったです。
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可能なら、玉ちゃん先生の作品展の会期中、会場に皆の作品を展示させて欲しいとのことで、ダンボールワンコは置いてきました。年齢を書かせるのやめて欲しい(涙)
「造形作家 玉田多紀 ダンボールの生きもの展」は、2017 年 8 月 19 日(土)〜27日(日)まで、岐阜県の可児市文化創造センターで開催されています。22日(火)は休館日なのでご注意ください。
入場無料で玉ちゃん先生のダイナミックなダンボールアート作品に加えて、いわいのダンボールワンコも見られるので(笑)興味のある人は足を運んでみてくださいね〜!
いわいのあとがき
玉ちゃん方式のダンボールアート制作は造形能力が問われますが、手で破って、ボンドで貼って、童心に帰って夢中になれる素晴らしいものでした。
ダンボールの皮を貼って継ぎ目を消す方法は、自身のダンボールアート制作にも活かせそうです。
いわい方式のダンボールアートの作り方は、次のページでご覧いただけますよ〜!