最近ワイヤレスイヤホンが欲しくなる病にかかってしまい、毎朝パソコンを立ち上げたときに AirPods の購入ページを開いてモチモチするのが日課になっております。
さらに AirPods の対抗馬は BeatsX だけと思っていたのに、両方のいいとこ取り、しかも安価という Air なるものを見つけてしまいモチモチ度が上がってしまいました。
追記:結局、その後 AirPods を購入しました(^^

目次
ワイヤレスイヤホンが欲しい理由
会社員時代は通勤時間に音楽を聞いたり、映画を見たりするためにイヤホンを使っていました。
しかし独立してからは自宅が仕事場なので、音楽を聞くときの相棒は Jawbone のワイヤレススピーカーになってます。

ただ夜遅くになると、大きな音量で音楽を聞くのは近所迷惑なので再びイヤホンを使う機会が増えてきました。
しかし普通のイヤホンをデスクトップパソコン(iMac)と接続して使っているため、ケーブルが届く範囲の姿勢しか取れず、リラックスできないという難点があります。
Apple が AirPods というフルワイヤレスのイヤホンを発売し、Beats からもワイヤレスイヤホンの新製品 BeatsX が登場しました。
そんなこんなでワイヤレスイヤホン欲しい熱が上がってきたわけでございます。
AirPods と BeatsX の比較
AirPods と BeatsX の気になる部分を独自の視点で比較してみました。
AirPods – Apple
BeatsX – Beats
AirPods | BeatsX | |
---|---|---|
ワイヤレス | 完全ワイヤレス | イヤホン間はケーブル接続 |
音質 | そこそこ(音漏れあり) | 結構よさげ |
カラー | 白のみ | 4 色 |
持続時間(音楽) | 5 時間 | 8 時間 |
持続時間(通話) | 2 時間 | 不明 |
携帯性 | とてもよい | まあまあ |
価格 | 16,800円(税別) | 14,800円(税別) |
AirPods 最大の魅力はなんといっても「フルワイヤレス」というところ。
これまで iPhone 用のイヤホンは長年 Bose を使っていて現在のものが 3 個目ですが、買い替えの理由はケーブルの断線です。

過去の経験では 2 年半ぐらい使うとケーブルが断線し始め、手持ちの Bose もケーブルが割れ始めている状態。
Bose のイヤホンは音にも満足しているし、イヤキャップも柔らかくて耳心地が良いです。
ケーブルはどのイヤホンでも劣化するだろうけど Bose の安くないイヤホンをこんな理由で定期的に買い換えなくてはいけないのはとても残念。
でもワイヤレスならこの悩みからは開放されます(ケーブル交換可能なイヤホンもあるけど、ワイヤレスのメリットの方が魅力を感じる)。
まあその代わりにバッテリーの寿命がありそうなので、ずっと使い続けることはできないかもですが、ケーブル無しの爽快感というのはかなり魅力的。
音の良さなら BeatsX な気がしますが、イヤホン同士はケーブル接続なので、いずれは断線しそうだしケーブルそのものの煩わしさは残りそう。
両製品とも音楽を聴くときの持続時間は個人的には満足なレベルだし、信頼できるメーカーなのにお手頃価格なところに好感が持てます。
AirPods のようなフルワイヤレスのイヤホンは他のメーカーも販売していますが 2 〜 3 万円を超えるものも少なくないし、ちょっと手が届きません。
だがしかし、音質や価格の面で圧倒的な訴求力を持つ製品がクラウドファンディングで出資を募っていることを知ってしまいました。
フルワイヤレス、高音質、ノイズキャンセル付きで防水なのに安価な Air
AirPods と BeatsX の間に割って入った伏兵の名は crazybaby が手がける「Air」という製品。
小さなボディにフルオーケストラ。Hi-Fiサウンドの完全ワイヤレスイヤホンAir | クラウドファンディング Makuake(マクアケ)
「Air by crazybaby(エアー バイ クレイジーベイビー)」は1万円台から購入できる、世界初の、振動板と音の高解像度が特徴のHi-Fiサウンドの完全ワイヤレスのイヤホンです。 Hi-Fiサウンドとは”原音に忠実”な音のこと。例えば、フルオーケストラのクラシックを聴いた時、すべての楽器の音が感じられるほどに、音楽を再現することができる仕組みです。
Air を AirPods や BeatsX と比較すると、こんな感じ。
AirPods | BeatsX | Air | |
---|---|---|---|
ワイヤレス | 完全ワイヤレス | イヤホン間はケーブル接続 | 完全ワイヤレス |
音質 | そこそこ(音漏れあり) | 結構よさげ | かなりよさげ |
カラー | 白のみ | 4 色 | 白、黒 |
持続時間(音楽) | 5 時間 | 8 時間 | 3 時間 |
持続時間(通話) | 2 時間 | 不明 | 4 時間 |
携帯性 | とてもよい | まあまあ | とてもよい |
価格 | 16,800円(税別) | 14,800円(税別) | 16,400円(税込)※ |
※クラウドファンディングでの特別価格(15%オフ)。
AirPods と BeatsX の比較では AirPods に傾いていましたが、もうちょいこうだったらという点も色々あります。
素材がプラスチックの AirPods は、耳あたりの良さでは BeatsX に劣るし、デザインも Beats が好き。
AirPods はカラーも白だけだし、音も Beats の方が良さそう。
でもこんなわがままを全て叶えてくれそうなイヤホンは高額。
ところが!Air は、私が AirPods に持つ全ての不満を解消したような仕様ではありませんか。
Air は AirPods と同じくフルワイヤレスで、「耳うどん」と揶揄される AirPods のような形状(まあ私はそんなに気にしてませんが)ではなく、耳にすっぽりと収まるコンパクトなデザイン。
イヤキャップもあり、耳あたりも良さそうで、色も白と黒の 2 色展開。
また音質の良さに圧倒的な自信を持っているようで、Makuake の紹介ページでは次のように書かれています。
Hi-Fiサウンドとは”原音に忠実”な音のこと。例えば、フルオーケストラのクラシックを聴いた時、すべての楽器の音が感じられるほどに、音楽を再現することができる仕組みです。 – Makuake のページからの引用
さらに驚くのは、ノイズキャンセリングシステムを搭載し、防水性能もあるということ。
iPhone/Android アプリも用意されており、Siri も使えます。
これだけの性能にもかかわらず、価格は AirPods よりも安いというアンビリーバボーさ。
クラウドファンディング向けの 15% オフ価格ではありますが、この性能なら定価でも十分に安価。
このメーカー、アメリカでもクラウドファンディングで出資を募り、約 3.2 億円を集めており、Makuake でも本記事公開の時点で 5,500 万円を超えています。
もはや Air に死角なしな感じなんですが、不安材料はあります。

メーカーの信頼性が Air 最大の不安材料
クラウドファンディングでは、数多くの魅力的な製品が出資を募っています。
しかしプロジェクトが成功した後で、最初に宣伝していた機能が実現できないままに製品化されたり、製品が形にならないのに出資金も戻らないという最悪の事態も発生。
出資というのはそういうリスクを覚悟の上で行わないといけないのかもしれませんが、このような現実を目の当たりにすると、クラウドファンディングに出てくる製品を手放しに信頼できないんですよね。
過去に私がクラウドファンディングで入手した Button Trackr という製品も 10 個中、半数はまともに動作せず、他も誤作動を起こして夜中に音が鳴り出したりというひどいものでした。
Air がクラウドファンディングを経て正式に販売されるのなら、先行して購入した人達のレビューを待つのが無難かなと。
そんなわけで、今のところは iPhone や Mac との相性も良い AirPods が一番良いかなと思いつつ、もう少しモチモチしようと思います。
