ポケモンGOの成功から中小事業者が学ぶこと

pokemongo

先日はポケモンGOなどを例に挙げながら、ヒット作の生み出し方について書きました。

ヒット作は人気者同士を組み合わせるだけで生み出せる

今回はここから中小事業者が何を学んで、どう活かせば良いのかを考えてみました。

強力な武器を持っていなければどうすればよいのか

ポケモンにせよ、Ingress(イングレス)にせよ、元々が世界的な人気でした。

ゲームバランスの素晴らしさとか様々な成功要因はありますが、いずれにしても「強者が組んだ成功事例」という感が否めません。

国産のソーシャルゲームがテレビCMにこれでもかというぐらい広告予算を投下して、新規ユーザー獲得に躍起になる中、ポケモンGOは広告無しでApp Store史上最高新記録を樹立ですよ。

しかも1日のアプリ内課金売上が全世界の全てのアプリの売上を超えているという調査結果もあります。桁違いすぎる(笑)

Poké power: Pokémon GO has more in-game buyers than the rest of the mobile gaming market – Slice Intelligence

Pokémon GO is finally here, and the augmented reality app has taken the mobile gaming world by storm. Last Wednesday’s U.S. premier for iOS and Android has led to many media stories about players gathering in parks and public places to find their favorite pocket monster.

追記:上記リンク先の記事が削除されたため、リンクを解除しました。

これぐらいの規模のゲームは驚くような台数のサーバで運用されており、初期投資はかなり大きなものになりますが、一度構築してしまえば利益はn倍に増えていきます。

ポケモンGOとはゲームの内容や課金の仕方がちょっと違いますが、ソシャゲの裏側は「ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか」という本に詳しく書かれています。

過去にレビューも書いているので、ご興味があれば読んでみてください。

[本]これからのビジネスのヒントにもなる「ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか」

ポケモンGOは規模が圧倒的すぎるし、そもそもソーシャルゲームは成功すれば尋常ではない利益が出るし、この業界から中小事業者が学べることなど何もないと思えてしまいます。

でも同じようにとまではいかなくても、学べることは多くあります。

人気者の構成要素は「知名度」「影響力」「好感度」

前回は人気者同士をくっつければヒット作が生み出せると書きましたが、そもそも人気者ってなんでしょうか?

一番わかりやすいのは「有名人」です。なんでもない発言であっても、彼らが発したものとなれば大きな影響力が生じます。

モデルがお気に入りの洋服を紹介したり、スポーツ選手が愛用の道具を紹介したりすれば、それらは飛ぶように売れます。

私が2014年に購入したフロイドレッグという製品は人気番組「有吉ゼミ」で紹介されるやいなや、ブログ記事に訪問者が殺到し、1日あたりのPVが過去最高を記録しました。

TV発の大量アクセスを有効利用して1万PVを得た方法

深田恭子さんが先頃インスタ(Instagram)のアカウントを開設したときはフォロワーが殺到。

わずか7日で70万フォロワーに100万いいね!凡人が一生かかっても到達できない数ですよね。有名人パワーは凄まじい。

たった7日でフォロワー70万人近く!すでに100万「いいね」の深キョン | RBB TODAY

23日に初投稿として水着姿を投稿した深田恭子の公式Instagramが、開始1週間でフォロワー70万人に到達しそうな勢いだ。

このような事例から人気者には次のような共通点が見えてきます。

  • 圧倒的な知名度
  • 強い影響力
  • 多くの人から支持される好感度

好感度は知名度と影響力があってこそ生きるものですね。ポケモンはまさしくこの要素を備えています。

ポケモンGOの爆発的な流行は、世界中の人達に親しまれてきたポケモンという強力なコンテンツなしでは無理だったでしょう。

知名度も影響力もなければ、人気者の力を借りる

多くの中小事業者は有名人やポケモンのような人気者が持っている要素をほとんど持っていません。

そんなときは人気者の力を借りるという方法があります。

限界集落の米をブランド化

私が何度もブログで取り上げている「ローマ法王に米を食べさせた男」の話。

石川県の過疎地で作られた米をローマ法王に献上したことを最大限に宣伝してブランド化し、それまで安く買い上げられていた米に高い値を付けられるようにしました。

この話が秀逸なのは莫大な費用を投じて有名人と組んだわけではないところ。

お金がなくとも知恵を絞って大きなことを成し遂げているのが素晴らしいですね。

有名企業の知名度を自社のブランド力向上に活用する飴屋

飴を製造している、まいあめ工房(株式会社ナカムラ)は「組み飴」の技術で様々な企業のロゴを作り、自社の宣伝に活用しています。

まいあめ工房 Facebookページ

Facebookページを見るとわかりますが、Instagram、YouTube、Volvoなど、組み飴で作られた有名企業のロゴマークがこれでもかっていうぐらい出てきます。

ポケモンGOの飴を自主制作して、流行にきちんと乗っているところが抜け目ない!(笑)

きちんと営業をされているとは思いますが、事例が増えるほど影響力が増し、次のお仕事へとつながっているんじゃないでしょうか。

組み飴は日本の伝統技術で、これができる会社は他にもあります。

しかしネットを見回すと、まいあめ工房がひときわ目立っており、有名企業のブランド力を自社の宣伝やブランド力向上に積極活用していることがわかります。

私が人気者の力を借りて実践していること

私も人気者の力を借りることは強く意識しています。

一番最初のきっかけは会社員時代に中京テレビからいただいた仕事。

最初に確認したのは仕事のことを自身のブログに書いてもよいかということでした。

dustykun2014

次のディズニーの件でも同様で、知名度を持った企業とお仕事をするときは必ず確認しています。

私は無名であることに加え、前職とはまったく関係のないことを仕事にしているため、信頼してもらうために取引実績は非常に重要。

情報が拡散でき、ネットに履歴を残せる(=検索対象になる)ブログやSNSも大きな役割を担っています。

まだこれといった営業活動は行っていませんが、ブログ経由で仕事の依頼をいただけるのは掲載している過去実績が大きいと考えています。

プロフィール・実績

中小事業者は「付加価値」を高めつつ人気者を活用しよう

石川県のお米には「美味しさ」、まいあめ工房の組み飴には「技術力」があります。

有名な人や企業の力を借りてうまく宣伝しても、商品力やサービス力など「付加価値」がなければ効果は一過性のもので終わるでしょう。

ただ宣伝上手なだけで商品やサービスが売れるなら、いい加減なものを作って広告費を投入すればよしということになります。

世の中そんなに甘くないですよね。やはり他には負けないというものがなければいけません。

唯一無二のものであったり、圧倒的に秀でていなくてもよいので、まずは自社・自身の付加価値が何かを考え、なければ作りましょう。

過去に書いた、始めたばかりのタバコ販売で多いときには月商200万円という成果を出している老夫婦や、3,000円のガトーショコラの話はとてもよいヒントになります。

老夫婦が営むタバコ屋がなぜコンビニに負けないのか?

[本]「3,000円のガトーショコラ」に学ぶ価格戦略と参入障壁の重要性

付加価値にしても、人気者の活用方法にしても、他人任せにしないで自分の頭で考えることが大切です。

経済を活性化させようと思ったら国の政策に期待するだけでなく、中小事業者が頑張らないといけません。はい、頑張ります(笑)

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