Red GiantのUNIVERSEってなに?
少し前にRed Giantからのお知らせメールで知った”UNIVERSE”という新サービス。
まずはベータ版の提供開始ですが、何やら無料で色々と使えるみたいです。

そもそもRed Giantってなに?ってことなんですが、こちらは映像制作に役立つプラグイン(ソフトに機能を追加するためのもの)をいっぱい開発・販売している会社で、3DCGとか映像をやっている人には、お馴染みです。
そのRed Giantが新たに開始するUNIVERSEですが、ウェブサイトには次のように書かれています。
“UNIVERSE – New from Red Giant, an ever-expanding library of new free tools for filmmakers and motion designers.(UNIVERSE – Red Giantの新サービスは、映像製作者やモーションデザイナー向けの、新しい無料ツールの拡張し続けるライブラリです。)”
Red Giantは主に映像系のソフトに機能を追加するプラグインを提供しており、色味調整、照明効果、パーティクルなど、様々な効果を映像に加えることができます。
UNIVERSEではそれらサービスの一部が無料で使えます。UNIVERSEの特徴は次の通り。
- 特殊効果のライブラリが無料で提供される
- ライブラリは、利用者のフィードバックを受けて改善され、また、拡張していく
- After Effects, Premiere Pro, Final Cut X, Motionというソフト全てに対応
- GPUを利用し、リアルタイムに近いスピードで処理
有料のPremiumプランならさらに多くのプラグインが使える
まずは無料で登録できたので、早速試してみました。Red Giantを利用したことが無い人は、まずはアカウントの登録が必要です。
アカウント登録したらUNIVERSEのページにアクセスして、インストーラをダウンロード。
利用するパソコンにインストールして、サービスにログインします。
2014年3月25日現在、無料で使えるツールは、次の通り。
- Universe Blur (7 plugins)
- Universe Distort (8 plugins)
- Universe Generators (4 plugins)
- Universe Glow (3 plugins)
- Universe Transitions (9 plugins)
有料のPremiumプラン(近日、利用開始)で提供が予定されているのは、次の3種類のサービス。UNIVERSEに参加して、最初の30日間は、無料で使えるようです。
- Universe Chromatic Glow
- Universe Holomatrix
- Universe Knoll Light Factory EZ
- Universe Noise
- Universe Premium Transitions
- Universe Prism Displacement
- Universe Retrograde
- Universe Toonit
気になる利用料金ですが、月払いプランが月額10ドル、年払いプランが年額99ドルと、かなり利用しやすい設定です。
さらに一度払えばずっと使えるっぽい、Lifetime Planなるものが399ドルで用意されているようです。
年払いプランは年額99ドルのままですが、月払いプランは月額20ドルになっていました。また学生版が年額49.5ドルで提供されています。(2017年9月5日現在)
Red GiantもAdobeのようにクラウド化していくようですが、料金設定が良心的なのでとても好感が持てます。
これまでRed Giantのプラグインには興味はあったものの、全部入りのものとなるとセールのときでも数万円しており、またアップグレードのたびに費用も発生するため、趣味で手を出すのはちょっとためらわれました。
今回すべてのツールがクラウド化されるわけではありませんが、この価格体系のまま、いずれ全てのプラグインが使えるようになるなら、とても魅力的です。
今後も動向に注目していきたいと思います。
